帰国

2012年2月14日 プロツアー
月曜日の午前9時に出発して、到着したのは火曜日の昼13時。成田から羽田に移動してから熊本へ戻るんだけど、羽田に早く着き過ぎて時間を余す。格安チケットだと便を変えられないっぽいんだけど、交渉したら1つ早い便に変更出来た!JGC入ってて良かった!!

結局、熊本に19時に到着して、それから実家で一息ついてから佐世保まで車で移動。翌日からまた仕事です。やっぱきついわ。

ちなみに今回は全部JAL便使ったんだけど、トータルで9000マイル貯まってました。
PTホノルル(3日目)
PTホノルル(3日目)
PTホノルル(3日目)
午前中はのんびりと一人で買い物。昼から会場に顔を出して決勝戦の様子でも見ることに。13時頃に会場に着いたら、例のタダドラは既に終わってました。

◆写真1枚目
表彰式のキブラー。PVがちょっと寂しそう。

◆写真2枚目
泳ぎはしなかったけど、海行ってきた。

◆写真3枚目
夕飯は皆でチーズケーキ・ファクトリーへ。神戸牛バーガーでお腹いっぱいになって、デザートまで辿り着けず。この日1日だけでハッピーバースデー♪を3回聞かされた。
http://www.thecheesecakefactory.com/
PTホノルル(2日目)
PTホノルル(2日目)
PTホノルル(2日目)
今回のPTは、一切のサイドイベントが行われないらしい。その救済措置としてか、8人集めて本部に行くと・・・ドラフトセットをただで配るという大盤振る舞い。これってドラフトしようがしまいが、8人で並ぶだけでパック貰えたよね?最後の方はスリーブまで配ってたわ。(バイヤーブースではパックも売ってるのに、運営のこの対応はちょっと可哀相。)

◆6ドラ
【Main Deck】
1 Selfless Cathar/無私の聖戦士
1 Avacynian Priest/アヴァシン教の僧侶
1 Thraben Heretic/スレイベンの異端者
1 Silverchase Fox/銀筋毛の狐
1 Niblis of the Urn/壺のニブリス
1 Gather the Townsfolk/町民の結集
1 Unruly Mob/物騒な群衆
1 Spectral Rider/幽体の乗り手
1 Hinterland Hermit/内陸の隠遁者
1 Lingering Souls/未練ある魂
1 Chapel Geist/礼拝堂の霊
1 Kruin Outlaw/クルーインの無法者
1 Heckling Fiends/やじる悪鬼
1 Kessig Wolf/ケッシグの狼
1 Crossway Vampire/交差路の吸血鬼
2 Thraben Sentry/スレイベンの歩哨
1 Instigator Gang/扇動する集団
1 Elgaud Inquisitor/エルゴードの審問官
1 Pitchburn Devils/燃え投げの小悪魔
1 Flayer of the Hatebound/憎悪縛りの剥ぎ取り
1 Devil’s Play/小悪魔の遊び
1 Nightbird’s Clutches/夜鳥の手中
9 Plains/平地
8 Mountain/山

スペル2枚しかないけどデッキは強そう。チームメイトも強くて圧勝かと思いきや、2事故で○××。チームメイトも似たように事故って、まさかの逆転負け。むむむ。

◆8ドラ
【Main Deck】
1 Deranged Assistant/錯乱した助手
1 Screeching Skaab/金切り声のスカーブ
1 Unruly Mob/物騒な群衆
1 Gather the Townsfolk/町民の結集
1 Loyal Cathar/忠実な聖戦士
1 Village Bell-Ringer/村の鐘鳴らし
1 Voiceless Spirit/声無き霊魂
1 Gavony Ironwright/ガヴォニーの鉄大工
1 Midnight Guard/深夜の護衛
1 Fiend Hunter/悪鬼の狩人
1 Abbey Griffin/修道院のグリフィン
1 Makeshift Mauler/その場しのぎのやっかいもの
1 Geist-Honored Monk/霊誉の僧兵
1 Geistcatcher’s Rig/霊捕らえの装置
1 Drogskol Reaver/ドラグスコルの肉裂き
1 Thought Scour/思考掃き
1 Think Twice/熟慮
1 Faith’s Shield/信仰の盾
1 Moment of Heroism/勇壮の時
1 Feeling of Dread/戦慄の感覚
1 Bonds of Faith/信仰の縛め
1 Divine Reckoning/神聖なる報い
1 Moorland Haunt/ムーアランドの憑依地
10 Plains/平地
7 Island/島

デッキは十分に強かったけど、最終戦で上家の本波さん(青赤)に切られて○○×。

◆写真1枚目
夕方まで寝ていて、早く来ればタダドラ出来たことを知らされて100点満点のリアクションを取る行弘。

◆写真2枚目
ホテル隣のレストランで食べたロコモコ。ウェイトレスがHootersみたいな格好してた。オーナーがカタコトの日本語で気さくに話しかけてくれる。

◆写真3枚目
なぜかハワイにもあった丸亀製麺。毎日長蛇の列が出来てました。この日は並んでるお客さんは少ない方。よく見ると「UDON」って書いてあります。
初日は参加者446人のスイス式8回戦。1~5戦目がスタンダード、6~8戦目が闇の隆盛入りのブースタードラフトです。

使ったのは黒赤ゾンビ。熊高君と殆ど同じ構成の奴です。前日に《ファルケンラスの貴種》を$7で手に入れることが出来んかったら、違うデッキで出てました。はい。

■スタンダード使用デッキ
【Main Deck】
4 Diregraf Ghoul/戦墓のグール
4 Gravecrawler/墓所這い
4 Geralf’s Messenger/ゲラルフの伝書使
3 Falkenrath Aristocrat/ファルケンラスの貴種
3 Liliana of the Veil/ヴェールのリリアナ
2 Arc Trail/電弧の痕跡
4 Tragic Slip/悲劇的な過ち
4 Despise/蔑み
4 Smallpox/小悪疫
2 Mortarpod/迫撃鞘
2 Sword of War and Peace/戦争と平和の剣
4 Dragonskull Summit/竜髑髏の山頂
4 Blackcleave Cliffs/黒割れの崖
16 沼/Swamp

【Sideboard】
3 Phyrexian Obliterator/ファイレクシアの抹消者
3 Manic Vandal/躁の蛮人
2 Sword of Feast and Famine/饗宴と飢餓の剣
2 Act of Aggression/攻撃的な行動
2 Ratchet Bomb/漸増爆弾
2 Distress/困窮
1 Sever the Bloodline/血統の切断

■1回戦目:白青人間
一本目、先手1T目に《蔑み》すると、《教区の勇者》《ミラディンの十字軍》《月皇ミケウス》《清浄の名誉》でやる気が萎える。ここから《月皇ミケウス》を落とし、《勇者》を《悲劇的な過ち》し、《蔑み》2枚目で《ミラディンの十字軍》を引く抜くも、《清浄の名誉》で強化された《ミラクル》2号機に対処出来ずに敗北。二本目、先手1マリガン。相手の初動が《宿命の旅人》でまたまたやる気が萎える。さらに後続が《忠実な聖戦士》連打からの、《清浄の名誉》《ムーアランドの憑依地》で順当に圧敗。→××

■2回戦目:白青人間@なかちかさん
なかちかさんが白青人間なのは知ってたんで、ペアリング見た時点で帰りたくなる。一本目、初動の《蔑み》で《ミラクル》を落とし、後続の《刃砦の英雄》を《迫撃鞘》で陰鬱してから《悲劇的な過ち》で討ち取る。さらに後続の《刃砦の英雄》2号も同様に《悲劇的な過ち》で葬り、《戦墓のグール》《墓所這い》《迫撃鞘》だけで殴って焼き切る。二本目、《迫撃鞘》《漸増爆弾》《ヴェールのリリアナ》で何度も盤面を一掃するも、《ムーアランドの憑依地》から湧いてくるトークンが《清浄の名誉》で強化されて敗北。三本目、なかちかさんの土地が3枚で止まり、その間に《戦争と平和の剣》付きの《ファイレクシアの抹消者》で殴り切る。→○×○

■3回戦目:白黒青プレインズウォーカー
一本目、《ファルケンラスの貴種》が《マナ漏出》され《未練ある魂》表裏でクロックを突きつけられるも、《戦争と平和の剣》付きの《ゲラルフの伝書使》で一気に殴り切る。二本目、相手の場に《ヴェールのリリアナ》《ギデオン・ジュラ》《イニストラードの君主、ソリン》と並び、《ソリン》の奥義まで炸裂して圧敗。三本目、序盤の《墓所這い》が延々とダメージを刻み、互いに土地を引き続ける間に《困窮》で《聖別されたスフィンクス》で叩き落とすことに成功する。結局、《審判の日》された《墓所這い》が《戦墓のグール》で生還し、トップした《迫撃鞘》で投げ続けて残りの数ライフを削り切った。→○×○

■4回戦目:バント殻
一本目、《迫撃鞘》で《極楽鳥》を焼いて《小悪疫》でリソースを削り、《戦墓のグール》で攻め立てる。しかし順当に土地を並べられて《滞留者ヴェンセール》まで辿りつかれ、ここに《出産の殻》が加わって更に事態は酷くなる。《鳥》が《絡み根の霊》になり、《絡み根の霊》が《刃の接合者》になる。結局、《接合者》が《ヴェンセール》でちらついてトークンを量産されて敗北。二本目、1T目から《戦墓のグール》《迫撃鞘》《ゲラルフの伝書使》《ファルケンラスの貴種》とブン回って圧勝。3T目の《ミミックの大桶》が手枷足枷になるも、《戦墓のグール》《墓所這い》《迫撃鞘》《饗宴と飢餓の剣》とこちらの展開も悪くない。ここで相手の場に《先駆のゴーレム》が登場し、除去するも辛く、除去しないも辛い展開となる。結局、残りライフ1で踏み止まって《剣》付きの《ファルケンラスの貴種》が3/3ゴーレム3体相手に殴り勝った。→×○○

■5回戦目:白青Delver
一本目、初動の《蔑み》が《聖トラフトの霊》を叩き落とすも、そこで見てしまった《はらわた撃ち》2枚のおかげで《貴種》を展開出来ない。結局、最後まで他に生物を引かず、相手のクリーチャーは除去出来ても《ムーアランドの憑依地》を対処できずに1本目を落とす。二本目、《リリアナ》が《忘却の輪》され《昆虫の逸脱者》に《戦争と平和の剣》が装備されてしまうが、《漸増爆弾》で《輪》と《剣》を排除する。しかし《戦争と平和の剣》をモロに一発喰らってライフも少なくなり、結局、残ライフ1で出てきた《聖トラフトの霊》に《小悪疫》を撃てずに敗北。→××

その後、ドラフト。
下家になかちかさん。あとは知らない人の卓。

1パック目(闇の隆盛)
初手が《地獄乗り》と《執拗なスカーブ》の二卓。下家がなかちかさんってこともあって、前者を選択。2手目《炉の小悪魔》、3手目《松明の悪鬼》と弱いパックが続き、《常なる狼》を2枚確保するも赤緑以外に逃げ道がなさそう。

2パック目(イニストラード)
初手に《アヴァシンの巡礼者》を取らざるを得ない糞パック。3手目に《護符破りの小悪魔》を確保出来るが、それ以外に強化される気配なし。2枚の《ファルケンラスの貴族》が目の前を通り過ぎて行ったが、全体的にパックは弱そう。

3パック目(イニストラード)
初手に《無謀な浮浪者》とか、目の前が真っ暗。その後《カラスの群れ》《深夜の出没》らが、目の前を通り過ぎて行くのを眺めて終了。上々家が緑で、上家が青黒か赤黒なのは分かっていたけど、赤緑をやるにはお疲れな席だった。

出来たのは以下の通り。せめて《継ぎ当ての翼》くらいはあっても良さそうなんだけど、それすら見かけなかった。

【Main Deck】
3 Avacyn’s Pilgrim/アヴァシンの巡礼者
1 Forge Devil/炉の小悪魔
1 Reckless Waif/無謀な浮浪者
1 Torch Fiend/松明の悪鬼
1 Ambush Viper/待ち伏せのバイパー
1 Orchard Spirit/果樹園の霊魂
2 Kessig Wolf/ケッシグの狼
2 Immerwolf/常なる狼
1 Hanweir Watchkeep/ハンウィアーの砦守り
1 Villagers of Estwald/エストワルドの村人
1 Hellrider/地獄乗り
1 Tormented Pariah/苛まれし最下層民
1 Grizzled Outcasts/灰毛ののけ者
1 Gravetiller Wurm/墓耕しのワーム
1 Charmbreaker Devils/護符破りの小悪魔
1 Faithless Looting/信仰無き物あさり
1 Geistflame/霊炎
1 Traitorous Blood/裏切りの血
1 Wrack with Madness/狂気の残骸
9 Mountain/山
8 Forest/森

■6回戦目:黒赤
一本目、土地が2枚で止まり《アヴァシンの巡礼者》も《不死の火》される。《信仰無き物あさり》しても後続の土地に辿り着けず、《マルコフの上流階級》と《黒猫》だけに殴り切られる。二本目、《果樹園の霊魂》と《エストワルドの村人》が《地獄乗り》し、《墓耕しのワーム》を追加して殴り勝つ。三本目、初動が3T目の緩い手札をキープしたら、1T目《無謀な浮浪者》→2T目《吸血鬼の侵入者》→3T目《自堕落な後継者》で《侵入者》成長→4T目《不死の火》でさらにブロッカーも除去・・・と回られて敗北。→×○×

■7回戦目:白赤+黒@下々家
一本目、初動の《無謀な浮浪者》から《内陸の隠遁者》を《炉の小悪魔》し、後続に《松明の悪鬼》《地獄乗り》と追加する。さらに翌ターンの《霊廟の護衛》を《裏切りの血》して5キル。二本目、《荘園のガーゴイル》を超えられずに敗北。三本目、《アヴァシンの巡礼者》スタートするが、赤マナに恵まれない。その後《未練ある魂》表裏から出てきた1/1飛行4体への回答もなく、最後まで赤マナも出ずに圧敗。→○××

■8回戦目:青赤緑黒発掘
1本目、《山》2枚に《信仰無き物あさり》と軽い生物の手札をキープするが、《信仰無き物あさり》で引いても土地が見つからない。結局、フラッシュバックの3マナ目にも辿り着かずに、《カラスの群れ》に殴られ続けて敗北。二本目、土地しか引かねーる。4色デッキの《捕食者のウーズ》が十分なサイズに成長するくらいの時間を与えてしまって、軽く敗北。→××

っと言うわけで、かなり消化不良感を残して初日落ちでした。無念。
PTホノルル(前日)
今回も現地集合・現地解散な日程です。前日から佐世保→熊本→羽田→ホノルルと移動です。



レジスト時に貰ったパック使って、日本人プレイヤーで8ドラ。

◆8ドラ(1回目)
【Main Deck】
1 Thraben Heretic/スレイベンの異端者
1 Spectral Rider/幽体の乗り手
2 Gather the Townsfolk/町民の結集
1 Village Bell-Ringer/村の鐘鳴らし
1 Lantern Spirit/ランタンの霊魂
1 Voiceless Spirit/声無き霊魂
1 Chapel Geist/礼拝堂の霊
1 Drogskol Captain/ドラグスコルの隊長
1 Mausoleum Guard/霊廟の護衛
1 Slayer of the Wicked/忌まわしきものの処刑者
1 Elgaud Inquisitor/エルゴードの審問官
1 Thraben Sentry/スレイベンの歩哨
1 Gallows Warden/絞首台の守部
1 Battleground Geist/戦場の霊
1 Dearly Departed/安らかに旅立つ者
1 Drogskol Reaver/ドラグスコルの肉裂き
1 Faith’s Shield/信仰の盾
1 Claustrophobia/閉所恐怖症
1 Spectral Flight/幽体の飛行
1 Grasp of Phantoms/幻影の掌握
1 Butcher’s Cleaver/肉屋の包丁
1 Avacyn’s Collar/アヴァシンの首飾り
11 Plains/平地
6 Island/島

軽いとこが取れずにもっさりデッキになって、××○。

◆8ドラ(2回目)
【Main Deck】
1 Avacyn’s Pilgrim/アヴァシンの巡礼者
1 Young Wolf/若き狼
1 Hamlet Captain/小村の隊長
1 Torch Fiend/松明の悪鬼
1 Ashmouth Hound/灰口の猟犬
1 Hinterland Hermit/内陸の隠遁者
1 Strangleroot Geist/絡み根の霊
1 Villagers of Estwald/エストワルドの村人
1 Orchard Spirit/果樹園の霊魂
1 Heckling Fiends/やじる悪鬼
1 Ulvenwald Bear/ウルヴェンワルドの熊
1 Kruin Outlaw/クルーインの無法者
1 Afflicted Deserter/苦悩の脱走者
1 Lumberknot/もつれ樹
1 Pitchburn Devils/燃え投げの小悪魔
1 Grizzled Outcasts/灰毛ののけ者
1 Hollowhenge Beast/ホロウヘンジの獣
1 Vorapede/食百足
1 Cobbled Wings/継ぎ当ての翼
1 Wild Hunger/野生の飢え
1 Nightbird’s Clutches/夜鳥の手中
1 Prey Upon/捕食
1 Brimstone Volley/硫黄の流弾
10 Forest/森
7 Mountain/山

上家のヤソさんが《未練ある魂》と《食百足》から前者を選択。軽いとこもレアにも恵まれて3-0。《食百足》強過ぎ。


写真はホノルルのホテルから見た夜景。残念ながら海は反対側の方。
パリ発関空行きのエールフランス便が、何故かエコノミーからビジネスクラスにランクアップ。この便に乗っていた日本人プレイヤーは全員ビジネスクラスに格上げされていたみたいですね。また、隣の席に座っていたフランス人のセレブっぽいおばさんが、非常に日本語上手くて色々と通訳してくれた。なんて快適な空の旅!

けんけん:「日本語上手いですね」
フランス人:「日本に住んでるからね」(←イントネーションが関西風)

あと、機内で見たナルニア国物語(第2章)とインディジョーンズ(クリスタル・スカルの王国)は、糞です。

ベルリン観光
早朝にひらぽんさんが1人で帰国したので、熊高君らと4人で観光。壁見たり門見たり塔見たり。数少なく残っているベルリンの壁は、ガムで固められて非常に汚かったです(※写真参照)。最初はそういう石かと思って触ってた。その後、会場に戻ってサイドイベントのドラフトへ。

■8ドラ
【Main Deck】
2 Wild Nacatl/野生のナカティル←2パック目 2手目/3パック目 2手目
1 Akrasan Squire/アクラサの従者
1 Cylian Elf/シーリアのエルフ
2 Steward of Valeron/ヴァレロンに仕える者←1パック目 初手
2 Rip-Clan Crasher/切り裂き隊の壊し屋
1 Court Archers/宮廷の射手
2 Guardians of Akrasa/アクラサの守護者
1 Drumhunter/鼓声狩人
1 Rhox Charger/ロウクスの突撃者←1パック目 2手目
1 Bloodpyre Elemental/血焚きの精霊
1 Mosstodon/モストドン
1 Jungle Weaver/ジャングルの織り手
1 Goblin Assault/ゴブリンの突撃←3パック目 初手
2 Resounding Roar/圧倒する咆哮
2 Excommunicate/破門
1 Branching Bolt/枝分かれの稲妻←1パック目 3手目
1 Naya Charm/ナヤの魔除け←2パック目 初手
1 Bant Panorama/バントの全景
7 Forest/森
5 Mountain/山
4 Plains/平地

さくさくっと2タテしてスプリット。大体、2マッチ終える間に、隣の卓はまだ1回戦の2本目をやってやがった。

PTの決勝は「アゴなし」が優勝してましたね。準々決勝で2T目チャリスを喰らって1本目を落としたところまで見て、「彼は今日はつかん日」と思って観光に出かけたところでした。それで帰って来てみると、決勝戦の3タテだもんね。アゴ凄いよ、アゴ。語呂が良いからアゴなしって呼んでたんだけど、よく考えるとアゴがないんじゃなくて、首がないんだよね。LSV。
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptber08/welcome
二日目に残れなかったので、リミテッドのPTQに参加することに。参加者は350人越のスイス式9回戦。って、アジア圏のグランプリ規模のPTQ。

【Main Deck】
1 Wild Nacatl/野生のナカティル
1 Elvish Visionary/エルフの幻想家
1 Knight of the Skyward Eye/天望の騎士
1 Rip-Clan Crasher/切り裂き隊の壊し屋
1 Sunseed Nurturer/太陽の種の育種士
1 Guardians of Akrasa/アクラサの守護者
1 Vithian Stinger/ヴィティアのとげ刺し
1 Hissing Iguanar/風切るイグアナール
1 Sanctum Gargoyle/聖域のガーゴイル
1 Welkin Guide/天空の先達
1 Rakeclaw Gargantuan/熊手爪のガルガンチュアン
1 Cavern Thoctar/洞窟のソクター
1 Flameblast Dragon/炎破のドラゴン
1 Jungle Weaver/ジャングルの織り手
1 Feral Hydra/残忍なハイドラ
1 Resounding Roar/圧倒する咆哮
1 Branching Bolt/枝分かれの稲妻
1 Naya Charm/ナヤの魔除け
1 Resounding Silence/圧倒する静寂
1 Sigil of Distinction/卓越の印章
1 Obelisk of Naya/ナヤのオベリスク
1 Obelisk of Jund/ジャンドのオベリスク
1 Seaside Citadel/海辺の城塞
6 Forest/森
5 Mountain/山
5 Plains/平地

【Sideboard】
1 Goblin Mountaineer/ゴブリンの山岳民
1 Rip-Clan Crasher/切り裂き隊の壊し屋
1 Incurable Ogre/不治のオーガ
1 Volcanic Submersion/火山流埋め
1 Naturalize/帰化
1 Bant Charm/バントの魔除け

■1回戦目:緑赤+黒
一本目、《切り裂き隊の壊し屋》と《ドラゴンの餌》トークンの睨み合いから始まるも、その餌を貪食した8/8の《捕食者のドラゴン》に襲われる。こちらも《炎破のドラゴン》を戦線に追加するも、相手の後続も《若き群れのドラゴン》とドラゴン祭状態。ここで《捕食者のドラゴン》の2発目を本体に通してライフが4。こちらの攻撃が全て本体に受け流されたので、《圧倒する咆哮》でダメージを追加して相手のライフは8。次の攻撃は《ナヤの魔除け》でタップして防ぐも、ドラゴントークンを生け贄に捧げた《骨の粉砕》で《炎破のドラゴン》が殉職する。ここで7枚目の土地をトップデックし、《卓越の印章》で+6/+6した《切り裂き隊の壊し屋》がきっちりと8点のライフを削り切った。二本目、《洞窟のソクター》を《天空の先達》で飛ばして7点。《天空の先達》を《卓越の印章》で+7/+7して9点与えていたら、すぐにゲームが終った。→○○

■2回戦目:緑黒赤+青
一本目、フルアタックを受けてブロック後に《蔓延》で《洞窟のソクター》を失うも、相手の《ロウクスの突撃者》が葬れたのがありがたい。その後一掃された場に《炎破のドラゴン》が登場し、後はドラゴン無双。二本目、《バントの魔除け》で7/7まで強化した《天望の騎士》を葬られ、2体の《ジャングルの織り手》を越えられずに圧敗。三本目、《精神の誓約》で《精神の誓約》が公開されて計6枚も引かれるが、《洞窟のソクター》を《天空の先達》連打で飛ばし続けて押し切った。→○×○

■3回戦目:緑青白
一本目、《炎破のドラゴン》が《忘却の輪》されて《ジャングルの織り手》が止まらない。その後、フルタップの《卓越の印章》を喰らってライフが3となるも、翌ターンにこちらも《卓越の印章》をトップデックして10点のライフを《切り裂き隊の壊し屋》1体で削り切った。二本目、3T目の《ロウクスの戦修道士》が《波掠めのエイヴン》で強化されて全く止められずに敗北。三本目、賛美2体に強化された《波掠めのエイヴン》が止まらない中、《熊手爪のガルガンチュアン》を出すか《天空の先達》を出すかの二拓で前者を選択すると・・・《卓越の印章》をトップされてパワー11の《エイヴン》を止められずにちょうどライフが0になった。場は有利だっただけに、結果論でプレイミス。→○××

■4回戦目:緑赤白
一本目、対戦相手の土地が3枚で止まるも、高速ウィニー展開から《印章の祝福》二発でこちらの場が壊滅して敗北。一発目は織り込み済みだったんだけど、二発目がクリティカル。二本目、1マリガン後に土地が止まり、虎の子の《太陽の種の育種士》も焼かれて《領土を滅ぼすもの》で土地をロックされて敗北。→××

■5回戦目:緑赤白
一本目、《ガルガンチュアン》が《圧倒する静寂》され、5/5の《残忍なハイドラ》も焼かれるが、後続の《炎破のドラゴン》が対処されずに殴り切った。二本目、《天望の騎士》同士が相打ち、《長毛のソクター》と《洞窟のソクター》が相打った後、《天空の先達》2連打で戦線を抉じ開けて殴り切った。→○○

■6回戦目:緑白赤
一本目、土地が止まった上に《オベリスク》まで《帰化》される。その後、《熊手爪のガルガンチュアン》への回答なくジリ貧死。二本目、今度はこちらの《熊手爪のガルガンチュアン》に《卓越の印章》が装備されるも、《領土を滅ぼすもの》を喰らって睨み合い。ここで《エルフの幻想家》から3色目の土地を掘り当てて、《ナヤの魔除け》フルタップから一撃で殴り切った。三本目、《ガルガンチュアン》《残忍なハイドラ》《ヴィティアのとげ刺し》と好調に展開するも、《岩投げの小隊》と《領土を滅ぼすもの》で睨み合う。その後、3枚目の土地を引き当てて《枝分かれの稲妻》で《領土を滅ぼすもの》を除去し、もりもり太った《ハイドラ》で殴り切った。→×○○

■7回戦目:緑白赤
一本目、序盤の《切り裂き隊の壊し屋》がライフを削り、残りは《天空の先達》で《熊手爪のガルガンチュアン》を飛ばして押し切った。二本目、ライフ1対2の最終盤。ブロッカーを1体残して翌ターンに押し切ろうと試みるも、速攻の《切り裂き隊の壊し屋》をトップされて敗北。三本目、圧倒的なパーマネント差で押されるも、何故かフルアタックされずに2ターンも生き残る。その後、8/8の《カルデラの乱暴者》と12/12《藻のガリアル》を相手に10/10の《洞窟のソクター》で頑張るも、しかるべきターン内に《ナヤの魔除け》を引けずに敗北。これを落とすのは、不愉快この上ない。→○××

■8回戦目:緑赤白
一本目、情けないことに遅刻でゲームロス。席番号を見間違えて、隣のテーブルに居たんですよ。二本目、1マリガンにスペル2枚しか引かずに圧敗。この流れはごくごく自然。→××

■9回戦目:緑赤白
一本目、1マリガン後に土地が2枚で止まって敗北。《オベリスク》すらプレイ出来なかった。二本目、1マリガンに《平地》3枚で開始したら、結局《平地》が場に5枚並んで白マナしか出ずに敗北。いやいや、8戦目が8戦目だけに分からんでもないですけどね。→××

ドロップせずに最後まで頑張った結果がコレです。泣けるわ。その後、ホテルに戻ってから、朝3時まで5人でシャドウハンターズ。ベルリンまで持って来るひらぽんさん、って。

会社を一週間も休んで遥々ベルリンまで行ってきました。使用したのは《炎渦竜巻》の4色ドラン。そう聞くとブロック構築と変わっていませんね。デッキは以下の通り。

【Main Deck】
4 Birds of Paradise/極楽鳥
4 Tarmogoyf/タルモゴイフ
4 Dark Confidant/闇の腹心
4 Tidehollow Sculler/潮の虚ろの漕ぎ手
4 Doran, the Siege Tower/包囲の搭、ドラン
3 Loxodon Hierarch/ロクソドンの教主
1 Eternal Witness/永遠の証人
1 Ancient Grudge/古えの遺恨
4 Thoughtseize/思考囲い
4 Smother/燻し
3 Umezawa’s Jitte/梅澤の十手
3 Chrome Mox/金属モックス
3 Treetop Village/樹上の村
4 Windswept Heath/吹きさらしの荒野
2 Bloodstained Mire/血染めのぬかるみ
3 Overgrown Tomb/草むした墓
2 Temple Garden/寺院の庭
1 Godless Shrine/神無き祭殿
1 Sacred Foundry/聖なる鋳造所
2 Forest/森
2 Swamp/沼
1 Plains/平地

【Main Deck】
3 Kataki, War’s Wage/戦争の報い、禍汰奇
3 Kitchen Finks/台所の嫌がらせ屋
3 Cranial Extraction/頭蓋の摘出
3 Firespout/炎渦竜巻
2 Boil/沸騰
1 Ancient Grudge/古えの遺恨

■Round1:Mind’s Desire
一本目、先手の対戦相手がダブルマリガン。それで気を許してしまったのか、何に対しても中途半端な手札をキープしてしまう。初動の《潮の虚ろの漕ぎ手》で《炎の儀式》を捕獲するも、4T後に土地1枚から《炎の儀式》《炎の儀式》《炎の儀式》《煮えたぎる歌》《魔力変》《精神の願望》(《精神の願望》をサーチ)→《精神の願望》と展開され、《願望》で色々公開されてそのまま《苦悶の触手》で敗北。二本目、フェッチとショックインでライフを失い、2枚の《思考囲い》で更にライフを失う。更に2枚の《漕ぎ手》が《苦悶の触手》と《蒸気の連鎖》をロックして残った手札が《炎の儀式》。次のターンに生きてターンが帰ってくれば殴り切れるというところで、《蒸気の連鎖》をトップされて《苦悶の触手》で死亡。幸先悪いね。→××

■Round2:Domain Zoo
一本目、初戦にデザイアに敗北したこともあり、ちょっと見回した時にデザイアばかり目に入ったこともあって手札破壊が強い初手をキープする。っと、1ターン目にフェッチ起動の《踏み鳴らされる地》から《野生のナカティル》登場。お疲れ様過ぎるだろ。その後更に2連続で《思考囲い》を引かされて、唯一展開した《タルモゴイフ》は即座に《忘却の輪》されて一度もブロックに参加することなく秒殺される。二本目、サイドインした《炎渦竜巻》が初手からあるも、なかなか赤マナソースを引き当てない。フェッチを一枚引ければそれで1:3交換に持ち込めるものの、どこまで引いても赤マナの出ない土地しかない。2体の《台所の嫌がらせ屋》で粘るにも限界があり、2枚目の《炎渦竜巻》まで引いてしまったので、この際《金属モックス》でも構わないのだが、本当に最後まで赤マナの出ない土地のみを引き続けて敗北。場には8枚土地が並んでるんだぞ!?→××

■Round3:Domain Zoo
一本目、勝ってるゾーンにも負けているゾーンにもドメインズーしかいないことにようやく気付いて、対ズーに強いハンドのみをキープすることに決め撃つ。で、ライフを失いにくく生物が強いハンドをキープするも、《ドラン》《ドラン》《タルモゴイフ》と三連打で《忘却の輪》され、相手の《梅澤の十手》を止められず敗北。しかも、情けないことに手札には《古えの遺恨》があるのに、またまた赤マナを供給出来ないでいた。何のために4色目をねじ込んでいるのかと。二本目、初動の《極楽鳥》が焼かれるも、そのまま土地が詰まらずに《台所の嫌がらせ屋》《ロクソドンの教主》《台所》2体目と展開する。更に後続が《梅澤の十手》と強く、一本目の鬱憤を晴らして殴り切る。三本目、先に《十手》を展開されるも、生物だけを《燻し》続けて2体の《教主》で殴り切った。→×○○

■Round4:Red Deck Wins
一本目、先手《鳥》開始から2T目の《思考囲い》で手札を確認すると、ただのZooではなく《血染めの月》と《月の大魔術師》を確認。ここでフェッチから基本地形をサーチし続け、《包囲の搭、ドラン》と《十手》を先に定着させて押し切った。二本目、マナを喰った《運命大立者》を《燻し》、《十手》を《遺恨》して《十手》を装備した《タルモゴイフ》で押し切った。→○○

■Round5:GB Death Cloud
一本目、《漕ぎ手》で《滅び》を捕まえるも、あっさりと《化膿》されて《滅び》で一掃される。その後、無人の場に展開された《野生語りのガラク》を越えられずに敗北。二本目、1マリガン開始と手札が少ないところに刺さる《思考囲い》が痛いことこの上ない。更に《滅び》を潜り抜けた《樹上の村》で何とかライフを削りに掛かるが、これまで《殺戮の契約》されて完封。その後《ガラク》が展開されるも、手札にも場にも回答がなく圧敗。ドランでデスクラは無理ですばい。→××

■Round6:Demigod Stompy
一本目、後手1T目に《思考囲い》で《災難の大神》を叩き落すと、そのまま後続が出てこない。ようやくブロッカーに《復讐の亜神》が登場したが、《教主》《包囲の搭、ドラン》で押し切って終了。二本目、1T目の《運命の大立者》に《十手》が装備され、最後まで《十手》への回答なく敗北。《十手》が強過ぎんぞ。三本目、先手開始となるも、2T目が返って来た時には相手の場に10体のゴブリントークンが居やがった。無理。→○××

■Round7:Affinity
一本目、《頭蓋囲い》を装備した《羽ばたき飛行機械》が止まらないが、何とか《包囲の搭、ドラン》をトップデックしてダメージを軽減する。しかし序盤の《闇の腹心》で失ったライフが痛過ぎて、そのまま《羽ばたき飛行機械》の2点クロックを防ぐことが出来ずに敗北。二本目、《古えの遺恨》1枚でブロッカーを排除し続け、《燻し》で《エーテリウムの達人》も排除して《包囲の搭、ドラン》1体で殴り切った。三本目、《タルモゴイフ》2体を《呪文嵌め》させて、三番手の《戦争の報い、禍汰奇》が相手の場を半壊させる。その後《禍汰奇》は即座に《燻し》されるも、後続の《包囲の搭、ドラン》の進路を《燻し》で抉じ開けて殴り切った。→×○○

■Round8:Domain Zoo
一本目、後手の初動が《思考囲い》で《梅澤の十手》を叩き落すも、《野生のナカティル》2体に攻め立てられて非常に辛い。ここで《ロクソドンの教主》でライフを回復し、盤面を固めようと試みるも即座に《忘却の輪》されて《部族の炎》連打を受けて敗北。二本目、先手1マリガンと苦しいが、《台所の嫌がらせ屋》連打が序盤の猛攻にブレーキをかける。相手の《十手》も何とか《遺恨》し、ライフ5からの《ロクソドンの教主》で延命する。結局、この《教主》が最後まで生き抜いて相手のライフを削り切った。三本目、後手にて《鳥》《モックス》と1ランドをキープし、都合よく2枚目の土地を引き込んで《台所》《台所》《教主》《十手》と展開して圧勝。ぶん回るタイミングが遅いんじゃ。→○×○

と、結局4勝4敗の初日落ちです。思えばもう少し厳しくマリガンを選択しても良かった気がします。特に相手がマリガンして手札を減らした際に、それに気を良くして温い手札をキープしてしまった感があるのは要反省だと思います。

■デッキ選択の反省点
これはドランで良かったと思っています。結果、エルフ祭に終ったプロツアーですが、メインもサイドも十分エルフと戦える構成だったと思っています。強いて言えば、メインの《古えの遺恨》は《炎渦竜巻》にすべきでしたし、サイドに《戦争の報い、禍汰奇》は要らなかったでしょう。正直な話、ある程度勝ち続けると親和ごときに当たることもないのでしょうが、如何せん使い手が僕なので、親和が存在する五分五分ラインまで落ちる可能性があると踏んでの採用です(情けないことに、その読み通りの結果になってしまいました)。

帰国

2006年12月4日 プロツアー
パリ発の飛行機は、17時15分と非常にゆっくりとした日程。同行の諸藤@日本チャンプとmk?さんが買い物に出かける間、ラミハルと二人でホテルのロビーで時間を潰すことに。雨が降ってショッピングや観光に出かけるのが億劫になったからです。で、しばらく読書をしたり、すれ違う宿泊者に「このトロフィーは何だ?」と聞かれたりしていると、ホテルの従業員から「君らと一緒に泊まっていた203号室の人が、部屋を汚くし過ぎたので片付けろ」と怒られる。結局、某さんが散らかし過ぎた部屋を二人で掃除させられる羽目に。むー。

帰りの飛行機で「もう一度ビジネスチャンスを!!」と4人で期待しましたが、普通にエコノミーですた。ラミハルの「引き」は「三枚目の《炎の儀式》」で使い果たしたようです。

沢山の反省点と、友人の素晴らしい勝利と、またいつか参加したいという希望を胸にして日本へ帰国する。
世界選手権最終日。会場にてラミハルの初戦をモニター最前列で観戦するも、フルセットの五本目で例のやっちゃった事件発生。おい。一瞬、会場の空気が凍りつき、しばしの沈黙を置いて外人のせせら笑う声が周囲から聞こえてくる。日本人が逆転負けそしそうになるのが嬉しいのか、単にワールドの決勝で起きた珍事件が物珍しいのか分からないが、その笑い声一つ一つが非常に不愉快だ。で、あのオチ。過程はどうであれ、もう駄目かと思った窮地からの逆転劇に少しだけ目頭が熱くなった。

その後ナシフの試合があまりにもダルくて長いので、サイドイベントのドラフトに参加することに。ここで1没後に3-0して観戦に戻ると、ちょうどチーム戦で日本が敗退したところだった。そういえばチーム戦の決勝もあるんだった。ごめん。見忘れた。

そして決勝戦。3-0という結果だけ見れば圧勝感が漂うが、努力の人、三原槙仁が世界の頂点に立つ瞬間に涙した。もう、本当に涙が止まらなかった。自分のことのように嬉しかった。他のどの日本人が勝つよりも、ラミハルに勝って貰いたかった。そしてそれが現実になった。目の前で奴が達成してくれた。おめでとう。本当におめでとう。三原槙仁、おめでとう。
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds06ja/welcome#5
世界選手権に参加しましたよ(四日目)
世界選手権四日目。国別対抗戦にはお呼びが掛からなかったため、午前中はラミハル、諸藤、mk?、三田村さん、チャオ・ピーターとルーブル美術館へ観光。その後モナリザやミロのビーナスを観たあとで会場に戻り、ラミハルが準々決勝で対戦するボロスを作って練習。結局、4〜5時間かけて50戦をこなしたんだけど、以下のようなことが分かった。
※写真はラミハルの後ろでハーバーホルツ相手に調整するガブリエル・ナッシフ

ボロス側の最良のサイドボーディングは、
OUT)
4《巨大ヒヨケムシ》
3《聖なる後光の騎士》
IN)
4《氷結地獄》
3《名誉の道行き》

だと思います。4マナの《巨大ヒヨケムシ》は、論外に重いので迷うことなく全抜き決定。代わりに入れるものが上記7枚しかないので他に何か3枚を抜かなければならないが、最初はPauloが行ったように1マナ1/1で実質的に何も能力がない《アイケイシアの投槍兵》を抜いていた。しかしプレイ数を重ねるにつれて、同じ様に2マナ2/2で実質的になにも能力がない《聖なる後光の騎士》が重すぎて使えないという結論に辿り着く。「1ターン目に何もプレイ出来ずにターンを渡す」ということは、それが《聖なる鋳造所》のタップインであっても許されないからです。ラミハルはドラゴンストーム(以下DS)側の最良選択肢に特化すれば良いだけなんですが、三田村さんと自分はボロス視点で如何にこのデッキと渡り合うか、ということに主眼を置いてプレイを重ねました。また基本的にこのマッチは「DS側が必要なパーツを引けているか」だけの勝負なんですが、ボロスがマナを残してターンを返した時が思考の分岐点となります。事実《ドラゴンの嵐》をプレイしたとしても、1匹がもたらす5点分の火力全てを単純に対戦相手本体や相手のクリーチャーに割り振って良いものではありません。時には《ボガーダンのヘルカイト》自身に1点、若しくは2点のダメージを分散して与え、《名誉の道行き》が《黒焦げ》を超える火力とならないようにしなければならない局面が多々あったのです。それでケーススタディとして実際に我々が直面し、約1時間近くかけて議論した局面を再現して見ましょう。

相手(ボロス)の手札:3枚(一枚は《差し戻し》した《裂け目の稲妻》)
相手の(ボロス)のライフ:15
相手(ボロス)の土地:
《平地》タップ状態
《トロウケアの敷石》タップ状態
《聖なる鋳造所》アンタップ状態
《宝石鉱山》アンタップ状態、採掘カウンター1個
相手(ボロス)の生物:《サルタリーの僧侶》・・・先ほど召還されたばかり

ここであなたはストーム2の《ドラゴンの嵐》をプレイし、今、まさにドラゴン達をライブラリーの中から探し出そうとしている最中です。

あなたの残り手札:《ドラゴンの嵐》《ボガーダンのヘルカイト》《土地》
あなたのライフ:10
あなたのライブラリーに残るドラゴン:《ボガーダンのヘルカイト》×3、《駆り立てられたドラゴン》×2
その他の情報:割愛

問題は対戦相手が「《差し戻し》された《裂け目の稲妻》をプレイも待機もせずに、2マナを残して《サルタリーの僧侶》をプレイしてターンを返した」と言う点と、「これまで土地が詰まっていることからも残りの2枚は間違いなくスペルであろう」と言う点。ちなみにここで《ボガーダンのヘルカイト》3体を探し出し全てのダメージを対戦相手本体に叩き込もうとすると、あなたはこのゲームに敗北します(結果論だけど)。

興味がある方は相手の残り2枚に何があるかを場合分けした表を作って、更にどういう行動を取れば最も効率よく勝てるかを記入してみると良いでしょう。(引き分けも結構ありますよ)

結局のところ「〜を持っていたら仕方ない」の一言に尽きるんですが、「○○を持っていると仮定するならば、××しなければならない」という場合場合に応じた最良の選択肢を正しく理解出来ているかが重要なのです。もちろんラミハル達はこの複雑な(僕にとっては)場合分けを的確に対応して見せたのですが、途中でワケワカランようになった自分は《名誉の道行き》を持ってるか否かを伝達するだけの係となってしまいました(恥)。

またその頃、隣の席ではmk?さんがナシフデッキの使い方を覚えている最中で、同じ様に会場の隅ではマーク・ハーバーホルツがナシフの調整に付き合っていたり、ティアゴ・チャンの調整役をアントワンが務めていたり、しています。その光景を見て「ラミハルの相手が俺らってのもショボいよな」と三田村さんがボソっと言ったのが妙に面白かったりする。

その後夕食帰りに一人で会場に戻ってサイドイベントのドラフトに参加してみるも、かなーり強力な青白デッキをドラフトして一没。しょんぼりして一人でホテルに帰ると、ラミハルとmk?さんがナシフトロンとの調整を延々と行っていた。「ボロスなんかと時間かけて練習するよりも、もっとこっち(ナシフデッキ)とやるべきだった・・・」とラミハル。何度やっても激悪な相性さをひっくり返すことは難しいらしく、どうにもお手上げムードのまま四日目が過ぎてゆく。

そうそう。ラミハルに過度のプレッシャーを与えてはいけないので、「世間的にはナシフvsモリカツの決勝戦を期待してるよね。俺もナシフvsラミハルだったら、ナシフ応援するよ!」と嘯いてみました。ビジネスクラスを自模れるんなら、ここも何とか出来るはず。明日はいよいよ決勝戦。
世界選手権三日目。フォーマットは苦手意識の強いエクステンデッド。取り合えず「青白トロンが強いらしい」という神戸のサイドイベントで見たメタゲームを元に、以前作ったスタンダードデッキに《破壊的な流動》をねじ込んでエクテン風味にしてみました。使用しているクリーチャーの殆どがスタンダードで使用可能です。デッキリストは以下の通り。

■エクステンデッド使用デッキ
【Main Deck】
4 Birds of Paradise/極楽鳥
4 Llanowar Elves/ラノワールのエルフ
4 Dark Confidant/闇の腹心
4 Ohran Viper/オーランのバイパー
4 Hypnotic Specter/惑乱の死霊
2 Braids, Cabal Minion/陰謀団の先手ブレイズ
2 Putrefy/化膿
4 Duress/強迫
4 Destructive Flow/破壊的な流動
3 Umezawa’s Jitte/梅澤の十手
3 Sword of Fire and Ice/火と氷の剣
2 Chrome Mox/金属モックス
4 Wooded Foothills/樹木茂る山麓
4 Bloodstained Mire/血染めのぬかるみ
1 Overgrown Tomb/草生した墓
1 Stomping Ground/踏み鳴らされる地
5 Forest/森
4 Swamp/沼
1 Mountain/山

【Sideboard】
4 Cabal Therapy/陰謀団式治療
4 Call of the Herd/獣群の呼び声
3 Ancient Grudge/古えの遺恨
2 Tormod’s Crypt/トーモッドの墓所
2 Phantom Centaur/幻影のケンタウロス

■Round13:Han, Hojae [KOR](ドラゴンストーム)
一本目、先行1T目に《金属モックス》経由で《闇の腹心》を展開すると、《硫黄孔》をセットされる。ここで都合よくフェッチランドを引き当て赤マナを探し出し、2T目の《破壊的な流動》で半ロック完成。この時点で相手はバランスデッキだと思い込んでいたが、デッキの真相が分からないまま後続の《惑乱の死霊》に《梅澤の十手》装備させてゲームエンド。この時点で確認できたものは《地熱の割れ目》《古き泉》等の特殊地形やマナソースのみ。二本目、先手1ターン目の《陰謀団式治療》で2枚の《破壊的な流動》が落とされるも、《極楽鳥》経由の3T目《陰謀団の先手ブレイズ》が相手のマナを拘束し、5T目にはトップした《破壊的な流動》でその縛りを倍加させる。対戦相手も待機した二枚の《睡蓮の花》や空刻印の《金属モックス》で耐えるが、後続の《惑乱の死霊》に手札を攻められて全てのパーマネントを失うと投了した。ドラゴンストームデッキだと分かったのは、《惑乱の死霊》でキーパーツを捨て始めたため。→○○

そう言えばこの日の朝は《陰謀団の儀式》を捜し求める外人をよく見かけたし、トーメントのパックを剥いてまで探している人もいた。これってそんなに流行っているデッキなんすかね。特殊地形デッキは、基本的に「お客さん」なんでありがたい。

■Round14:Diezel, Michael [DEU](セプター・チャント)
一本目、先攻の対戦相手が《島》だけを並べ続け、こちらのクロックを的確に《対抗呪文》し《知識の渇望》で手札を整えてくる。その後何とか《闇の腹心》が通って手札差の勝負に持ち込むが、ターン終了時に登場した《ザルファーの魔道士、テフェリー》から《等時の王笏》→《オアリムの詠唱》刻印とロックを完成されて投了。二本目、1T目《闇の腹心》2T目《強迫》とこちらの展開が強く、《嘘か真か》《知識の渇望》《オアリムの詠唱》《狡猾な願い》から《願い》を落とす(今思えばなんでここで《詠唱》落とさなかったが疑問だ)。その後3T目《ブレイズ》4T目《腹心》2体目と追加したところで、土地3枚から《等時の王笏》が決まる(《オアリムの詠唱》刻印)。ところがここから対戦相手が土地を引かず、《ブレイズ》の効果で《王笏》を生贄に捧げざるを得ない。そのまま後続の土地を引かれることなく、2体の《腹心》と《ブレイズ》で殴って勝ち。三本目、2T目の《腹心》が《対抗呪文》されるが、対戦相手のマナソースが土地と《金属モックス》の2枚で止まる。その後3T目の《ブレイズ》が通るが、これは《糾弾》にてライブラリーの奥底へ。続く2体目の《闇の腹心》も2枚目の《糾弾》されるが、三番手の《惑乱の死霊》が残った手札を全て叩き落して殴り切る。→×○○

■Round15:Jones, Craig [ENG](《破滅的な流動》入りステロイド)
一本目、相手の展開が《密林の猿人》《深き闇のエルフ》《闇の腹心》《野生の雑種犬》と早いが、こちら《梅澤の十手》にカウンターが乗り始め《十手》による殺戮が始まって終了。二本目、相手の《十手》にカウンターが乗り始めて終了。三本目、互いに《獣群の呼び声》をぶつけ合う展開になるが、4枚目の土地を引けずにフラッシュバックや《幻影のケンタウロス》に辿りつけずに手札を余して敗北する。これはちょっと勿体無い負け方。→○××

■Round16:Van Medevoort, Robert [NLD](セプター・チャント)
一本目、1マリガン先行で、《鳥》経由の2T目《オーランのバイパー》から開始する。その後3T目《強迫》で《知識の渇望》を叩き落すと、《狡猾な願い》から《交錯の混乱》を手に入れて変成で《等時の王笏》を入手される。翌ターンに2枚目の《強迫》でこの《王笏》を引き抜き、後続の《惑乱の死霊》と《火と氷の剣》を追加して押し切る。二本目、相手先攻の3T目に変異を展開されるが、ここで赤マナソース(フェッチランド)トップデックして《破壊的な流動》が間に合う。これで全て特殊地形に頼っていた対戦相手のマナ基盤が崩れ、《賛美されし天使》が表返る4マナ目に辿り着かれることなく後続を展開することに成功。その後《惑乱の死霊》が残った手札を削ぎ落としながら殴り勝つ。→○○

■Round17:Hoaen, Richard [CAN](デザイア)
ペアリング確認後に某Sさんに「リッチーのデッキって何ですか?」と聞いたところ、「ヒッピーデッキじゃないの?君と同じ様な構成の・・・」と助言を頂く。で、問題の一本目。「これ幸い」と殴り合い上等な生物ハンドをキープすると、先行のリッチーが《硫黄孔》をタップイン。どうみてもコンボデッキです。本当にありがとうございました。二本目、《火と氷の剣》付きの《惑乱の死霊》で殴ってしまい、ここで《破壊的な流動》をトップデックしてしまう。これがあまりに嬉しくて《陰謀団式治療》をプレイするという分かりやすい正解を放棄して、フルタップでターンを返して土地3枚からコンボ発動してあっさり敗北。正直言ってこのマッチは相手の名前に負けた気がする。→××

これでマネーフィニッシュの芽が消えましたね。「相性激悪のゴブリンとさえ当たらなければ、あとは、もう何でもいいよ」等と三田村さんと話していると・・・

■Round18:Mitamura, Kazuya [JPN](歌ゴブリン)
一本目、《ゴブリンの名手》に場を壊滅させられて、死亡。二本目、《ゴブリンの名手》二体に・・・。
→××

■反省点
このデッキは、ボロスのような軽量クリーチャー+火力デッキが駄目なんじゃなくて、《ゴブリンの名手》がいかんのですよ。《名手》だけは本当にきつい。ただ、サイドの《幻影のケンタウロス》の枠を《暗黒破》にすれば何とかなりそうな気がしないでもないので、もうちょっとこのデッキで頑張ってみたいと思います。

という訳で、このフォーマットも3勝3敗と普通の成績です。でもリッチー戦はもっとしっかりした人が使えば勝てて当然なマッチアップだったし、ここを勝てば超少数派のゴブリンには当たっていないので3敗というスコアには不満が残ります。もちろん、勝負事にレバタラを持ち込むことはナンセンスなんでしょうが、この思いを次のマッチに生かして頑張りたいと思います。
世界選手権二日目。フォーマットは時のらせん×3のブースタードラフトが二回で、最初のドラフトは以下の並び。下々にプラハチャンプがいますね。

けんけん → Peset, Alexandre → Oosawa, Takuya → Scott-Vargas, Luis D. → Fonseca, Guilherme → Szoke, Zoltan → Camara, Aristides → Bornarel, Nicolas

■1パック目
初手が《吸収するウェルク》で、他の候補は《版図の踏みつけ》等。二手目はコモン抜けから《ダスクライダーの大隼》。《カゲロウ獣》こそいないものの、上家の初手は《絞殺の煤》で間違いない(後でソート見て確認したし)。続く三手目が強くてタイムシフトとアンコモン抜けから《グリフィンの導き》と《突風線》があり、色の合った《導き》を選択。その後《象牙の巨人》×2、《補強》、《ベナリアの騎兵》、《ちらつくスピリット》、《流水の海蛇》と順調に白青路線に進むことが出来る。特に七手目の《ベナリアの騎兵》は非常にありがたい。

■2パック目
初手は《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》。二手目《コー追われの物あさり》、三手目《城の猛禽》、四手目《聖なる後光の騎士》と逆順も順調に白青な流れに恵まれて、他にも《オパールの守護者》《雲を追うケストレル》《一瞬の瞬き》等を回収して最終パックに臨む。

■3パック目
初手が何もなく泣きながら《虹色のレンズ》をピックすると、二手目《グリフィンの導き》、三手目《聖なる後光の騎士》と何とかなりそう。その後、《ヴィセリッドの深み歩き》《幽霊船》《熟慮》《遍歴の宿命語り》×2、《水深の予見者》等を拾って終了。

で、出来たのが以下のデッキで、これなら3-0、悪くとも2-1は出来そうな感じです。

【Main Deck】
2 Ivory Giant/象牙の巨人
1 Errant Doomsayers/遍歴の宿命語り
1 Looter il-Kor/コー追われの物あさり
1 Benalish Cavalry/ベナリアの騎兵
2 Knight of the Holy Nimbus/聖なる後光の騎士
1 Riftwing Cloudskate/裂け目翼の雲間を泳ぐもの
1 Duskrider Peregrine/ダスクライダーの大隼
1 Fathom Seer/水深の予見者
1 Slipstream Serpent/流水の海蛇
1 Cloudchaser Kestrel/雲を追うケストレル
1 Opal Guardian/オパールの守護者
1 Flickering Spirit/ちらつくスピリット
1 Ghost Ship/幽霊船
1 Castle Raptors/城の猛禽
1 Draining Whelk/吸収するウェルク
2 Griffin Guide/グリフィンの導き
1 Fortify/補強
1 Momentary Blink/一瞬の瞬き
1 Think Twice/熟慮
1 Prismatic Lens/虹色のレンズ
11 Plains/平地
6 Island/島

【Sideboard】
1 Viscerid Deepwalker/ヴィセリッドの深み歩き
1 Dream Stalker/夢で忍び寄るもの
1 Errant Doomsayers/遍歴の宿命語り
1 Jhoira’s Timebug/ジョイラの時虫
1 Children of Korlis/コーリスの子
1 Plated Pegasus/板金鎧のペガサス
1 Cancel/取り消し
1 Gaze of Justice/正義の凝視
1 Detainment Spell/留置呪文
1 Return to Dust/塵への帰結

■Round7:Peset, Alexandre [FRA](緑黒@下家)
一本目、2T目に待機した《ダスクライダーの大隼》が早々と《突風線》死すると、後続も途絶えて《ヴェク追われの侵入者》が止まらずにあっさり敗北。二本目、《遍歴の宿命語り》二体で《宝革スリヴァー》と《緑探し》をタップするだけでターンが進む。あちらは後続を引かないし、こちらは4枚目の土地を引かずに何も展開出来ず。その後芳醇なマナを背景に展開された《ヘイヴンウッドのワーム》が止められず、フルアタック後に《岩石樹の祈り》で一瞬で切られて敗北。負けた自分が言うのもなんだけど、Pesetデッキ弱いよ。→××

■Round8:Camara, Aristides [BRA](赤緑@上々家)
一本目、白マナを一つしか出せないものの、《象牙の巨人》待機→《ダスクライダーの大隼》待機と展開は強い。その後《暗影の蜘蛛》《スカーウッドのツリーフォーク》とガッチリと場を固められ、メインの《硫黄破》で《巨人》を除いたこちらの場が壊滅する。さらに後続が《嵐の束縛》で、残った手札を次々と投げつけられて死亡。二本目、1T目《象牙の巨人》待機から、2T目《聖なる後光の騎士》、3T目《グリフィンの導き》と無駄に鬼回って勝ち。三本目、《サリッドの殻住まい》×2、《暗影の蜘蛛》と相手の守りが堅いが、こちらの攻め手も《幽霊船》《オパールの守護者》と十分。その後2枚目の《暗影の蜘蛛》を《吸収するウェルク》しほぼ場を制するが、後続の《嵐の束縛》がこちらのライフだけを狙い続ける。最後はキャントリップで手札を引き増そうと試みた《オークの連続砲撃》を、《一瞬の瞬き》でちらついた《ウェルク》が打ち消して勝ち。→×○○

■Round9:Oosawa, Takuya [JPN](黒赤@下々家)
一本目、1T目待機の《ケルドの矛槍兵》に序盤を制されて中盤に《硫黄破》で場を一掃されるが、後続の《オパールの守護者》が対処されずに殴り切る。二本目、《運命の盗人》だと決め撃った変異クリーチャーに《聖なる後光の騎士》が突っ込むと、これが《魂の収集家》で返り討ちにあったり寝返ったり。その後《硫黄破》まで撃たれて場が壊滅し、なす術も無く敗北。3パック目に流した《運命の盗人》のことが頭から離れず、この幻影を見続けて他の選択肢が全く無かったのは要反省。三本目、痛恨のダブルマリガン。ところがここから展開が強く2T目《聖なる後光の騎士》、3T目《オパールの守護者》、4T目《騎士》に《グリフィンの導き》と二枚のディスアドバンテージを感じさせない。さらに《守護者》がクリーチャー化して戦線に加わるも、ここでフルアタック後に《突然の俗化》を喰らって《守護者》が殉職する。その後《よじれた嫌悪者》サイクリングで土地を伸ばされ、《練達の育種師、エンドレク・サール》《魂の収集家》と強力な後続に場を押し戻される。結局、《魂の収集家》を越えられずに時間を稼がれて、《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》が1ターン間に合わずに残り3ライフを削れずに敗北。相手のデッキも相当強かったけど、ダブルマリガンにしてはよく頑張ったと思う。負けはしたが、本当に面白かった。→○××

と言うわけで、それなりに行けそうなデッキでの1-2です。残念無念。

ドラフト2回目。一日に二回も8人でドラフト出来るのが幸せです。

けんけん → Li, Cheuk Yin → Huttenberger, Christian → Alvarado, Saul C. → Radin, Aleksandar → Douglass, Morgan → Vallivaara, Visa → Klaric, Ivan

■1パック目
初手が《天界の十字軍》と《意志を曲げる者》の二択で《十字軍》。ん・・・間違ってね?仕方ないのでその後は《城の猛禽》《補強》《象牙の巨人》と白単色ピックを続けるも、それ以降は緑のパーツしか流れて来ない。ここで5手目に《スクリブのレインジャー》をピックしているが、既に二枚の《レインジャー》を流している。その後《獣群のナール》《紡績スリヴァー》《監視スリヴァー》と拾って1パック目が終わるが、選択肢は白緑以外に無さそうだ。青と黒は全く流れて来る気配が無いため、初手は《天界の十字軍》で問題なし・・・かも。

■2パック目
全体的にカードプールが弱く、初手《サリッドの発芽者》から始まって《獣群のナール》《雲を追うケストレル》《紡績スリヴァー》《古きクローサの力》《五制術の護法印》とあまりデッキが強化された気配は無い。特段強いカードを流しているわけでもないので、本当にカードプールが弱いだけ・・・と信じたい。

■3パック目
多少デッキが強化される。初手が《ダスクライダーの大隼》、二手目以降も《城の猛禽》《城の猛禽》《暗影の蜘蛛》《スパイクの飼育係》《狩りの興奮》《アイケイシアの触れ役》《アムローの偵察兵》等と文句は無い。《アムローの偵察兵》はサーチすべきレベルを見かけていないのだが、一周して帰って来たことからも卓上に白は薄いと思われる。

で、出来たデッキは以下の通り。先の白青に比べると随分物足りない感がするんだけど、卓上のカードプールが弱いことを考えると白緑は正解だった。あと、なぜかメインに入っている《監視スリヴァー》は毎回《アヴナントの癒し手》や《ナントゥーコのシャーマン》に挿し換わっています。色んな人に散々突っ込まれたから、これはもう許して下さい。本当に。

【Main Deck】
1 Ivory Giant/象牙の巨人
1 Gemhide Sliver/宝革スリヴァー
2 Spinneret Sliver/紡績スリヴァー
1 Scryb Ranger/スクリブのレインジャー
1 Amrou Scout/アムローの偵察兵
1 Duskrider Peregrine/ダスクライダーの大隼
1 Thallid Germinator/サリッドの発芽者
1 Spike Feeder/スパイクの飼育係
1 Icatian Crier/アイケイシアの触れ役
1 Cloudchaser Kestrel/雲を追うケストレル
2 Herd Gnarr/獣群のナール
1 Penumbra Spider/暗影の蜘蛛
1 Watcher Sliver/監視スリヴァー
1 Celestial Crusader/天界の十字軍
3 Castle Raptors/城の猛禽
1 Might of Old Krosa/古きクローサの力
1 Thrill of the Hunt/狩りの興奮
1 Fortify/補強
1 Pentarch Ward/五制術の護法印
9 Plains/平地
8 Forest/森

【Sideboard】
2 D’Avenant Healer/アヴナントの癒し手
2 Spirit Loop/魂の因縁
1 Nantuko Shaman/ナントゥーコのシャーマン
1 Greenseeker/緑探し
1 Ivory Giant/象牙の巨人
1 Watcher Sliver/監視スリヴァー

■Round10:Li, Cheuk Yin [HKG](緑赤+黒白@下家)
一本目、プレイするタイミングがなく初手から《雲を追うケストレル》を余していると、《新緑の抱擁》が登場して都合よく叩き割る。その後相手の後続がピリっとせずに《天界の十字軍》で強化した《城の猛禽》で殴り切る。二本目、緑が濃いはずの相手のデッキが《山》《山》《山》《平地》でストップ。一本目で《絞殺の煤》を見たから《沼》を入れている理由は納得で出来るが、白を散らしているのはなぜだろうか?結局終盤に《新緑の抱擁》が《宝革スリヴァー》にエンチャントされるが、4/4となった《城の猛禽》をチャンプブロックして墓地に置かれる以外の仕事を出来ずにあっさりと殴り勝つ。(《紡績スリヴァー》が場に居たから飛行をブロック出来る)→○○

■Round11:Klaric, Ivan [HRV](黒青@上家)
一本目、2T目《コー追われの物あさり》、3T目の《影魔道士の浸透者》を止められない。結局、この二体に果てしないアドバンテージを稼がれてそのまま物量負け。ただしこの二枚以外に強いパーツはさほど無かったため、この回りさえされなければ何とかなりそうではある。二本目、やはり出てくる2T目の《コー追われの物あさり》と3T目の《影魔道士の浸透者》。ところがこちらの展開が強く、《天界の十字軍》を場に出した後の後続が《城の猛禽》《城の猛禽》《城の猛禽》。さすがに《十字軍》は《突然の死》されるが、残った《猛禽》が《補強》で強化されて殴り勝つ。三本目、1マリガン開始となるが、6枚の手札が《平地》《平地》《森》《象牙の巨人》《象牙の巨人》《天界の十字軍》と優秀。その後順調に4枚目の土地と《獣群のナール》《猛禽》と引き当て、サイズの差で押し切る。→×○○

■Round12:Huttenberger, Christia [DEU](青黒+赤@下々家)
一本目、2T目の《コー追われの物あさり》が止まらない。これで手札を揃えられて、こちらの《城の猛禽》2体は《絞殺の煤》《永遠の罠》で除去される。結局コツコツとアドバンテージを広げられた末に、《溶鉄の金屑場》に貯められた膨大な赤マナから《分解》を喰らってあっさり死亡。二本目、3T目に《影魔道士の浸透者》が登場。お前もかよ。これをサイドインした《アヴナントの癒し手》でプリベントしながらドローを防ぐも、結局10点の分解に辿り着かれてほぼ無抵抗のまま敗北。X火力はどうしようもないのです。→××

と言うわけで、勝てると思ったデッキで1-2し、微妙な出来栄えのデッキでの2-1です。終わってみればトータルで3勝3敗とか、やっぱり普通の成績です。むーん。
世界選手権一日目。フォーマットはスタンダードで、使用したのは黒入りダーク・ボロス。メインに《闇の腹心》とサイドの《オルゾフの司教》さえ使えればあとはどんな形でも良かったんだけど・・・直前にラミハルのドラゴンストームと何度も練習した結果、あまりにも4Tキルを喰らい過ぎるため「聴牌したドラゴンストームを止めるためには、直接コンボパーツを手札から叩き落すしかない」と急遽《酷評》を4枚追加した形になっています。その煽りを受けて《ロノムの一角獣》等が削られており、同キャラの《崇拝》を割りにくくなっていますね。これが原因で《崇拝》を割れずに負けたら、ラミハルのせいにしたいと思います。はい。リストは以下の通り。

■スタンダード使用デッキ
【Main Deck】
4 Savannah Lions/サバンナ・ライオン
4 Icatian Javelineers/アイケイシアの投槍兵
4 Soltari Priest/サルタリーの僧侶
4 Knight of the Holy Nimbus/聖なる後光の騎士
4 Dark Confidant/闇の腹心
4 Griffin Guide/グリフィンの導き
4 Volcanic Hammer/火山の槌
4 Lightning Helix/稲妻のらせん
4 Rift Bolt/裂け目の稲妻
4 Char/黒焦げ
2 Flagstones of Trokair/トロウケアの敷石
3 Boros Garrison/ボロスの駐屯地
3 Godless Shrine/神無き祭殿
4 Sacred Foundry/聖なる鋳造所
4 Battlefield Forge/戦場の鍛冶場
4 Gemstone Mine/宝石鉱山

【Sideboard】
4 Castigate/酷評
4 Cryoclasm/氷結地獄
3 Honorable Passage/名誉の道行き
2 Ronom Unicorn/ロノムの一角獣
2 Orzhov Pontiff/オルゾフの司教

■Round1:Grondahl, Erik [SWE](青赤氷雪コン)
一本目、《電解》《撤廃》で序盤を耐えられるが、《サルタリーの僧侶》《闇の腹心》が定着して押す。その後、《アイケイシアの投槍兵》《サバンナ・ライオン》を戦線に追加し、《ザルファーの魔道士、テフェリー》が登場するも火力で本体を焼き切る。二本目、クリーチャーが定着せずに本体だけを焼き続け、相手ライフ1でこちらの手札は0で場には《テフェリー》。ここからトップした《黒焦げ》がアッサリ通ってそのまま終了。→○○

■Round2:Jaro, Ogie [PHL](Zoo)
一本目、対戦相手が土地一枚開始で二枚目を引けず。1T目の《密林の猿人》は待機経由の《裂け目の稲妻》で除去し、後続の並べ合いを土地の差で制して展開勝ち。二本目、サイドインされた《ロクソドンの教主》が大きいが、二体の焼けない《サルタリーの僧侶》で押す。その後《ライオン》で《教主》を一度チャンプブロックし、《グリフィンの導き》でダメージを加速して押し切る。→○○

■Round3:Lebedowicz, Osyp [USA](Zoo)
一本目、序盤の高速展開に押し切られそうになり、《番狼》を《稲妻のらせん》で除去しようとすると・・・これがメインの《名誉の道行き》で跳ね返される。更に《ボロスの駐屯地》をプレイしてターンを返すと、これが《石の雨》されてマナまで拘束されて全く歯が立たない。二本目、マナが詰まり気味のOsypに、《オルゾフの司教》で《ラノワールのエルフ》で場を壊滅させて押し切る。三本目、今度はこちらの土地が詰まり気味。最後は両者《名誉の道行き》待ちになるも、《宝石鉱山》を失って土地が2枚になり・・・盤面では押しているも1ターンに使えるマナの差で本体を狙われて敗北。→×○×

■Round4:Yarhas, Harry [GRC](緑黒赤vipies)
1T目のマナクリーチャーから《オーランのバイパー》や《惑乱の死霊》を展開する、と言うどこぞで見たようなデッキ。一本目、2T目の《惑乱の死霊》を《火山の槌》し、互いに《闇の腹心》を追加するも相手の《腹心》は後続の火力で除去。その後《腹心》がもたらした恩恵を盤面のクロックに変換して物量勝ち。二本目、こちらのクリーチャーが《暗黒破》で壊滅し、ようやく《グリフィンの導き》で《アイケイシアの投槍兵》を強化出来たと思いきや、これが《悪魔火》でリムーブされてトークンを手に入れることが出来ずに敗北。三本目、マリガン後に土地二枚で開始すると、そのまま三枚目を見ることなく《獣群の呼び声》トークンの群れに押し切られて敗北。→○××

■Round5:De Diego, Pedro I. [ARG](BDW)
一本目、全くクリーチャーを引かずに《ヴェクの聖騎士》と《巨大ヒヨケムシ》に殴り切られる。二本目、《オルゾフの司教》で《サルタリーの僧侶》二体を一気に除去し、こちらの《僧侶》が止まらず殴り勝つ。三本目、土地が詰まり気味の相手に対して順調に《僧侶》でダメージを通すが、残り1ライフをどうしても削り切れずに4枚目の土地を引かれて《ヴェクの聖騎士》《崇拝》が決まる。その後最後まで《ロノムの一角獣》を引かずに《聖騎士》一体に完封されて敗北。→×○×

■Round6:Fior, Elton [BRA](青白コン)
一本目、うっかり通った《闇の腹心》が手札を充実させ、《神の怒り》で殉職するまでに二体目の《腹心》を含む十分な後続を補充して展開勝ち。二本目、やはり一体目の《腹心》が手札を肥やし、《赤の防御円》を貼られるも白や黒のダメージが止まらない。その後《聖なるメサ》を《酷評》し、《神の怒り》間際に《一角獣》が《防御円》を割る。最後は手札に火力三枚を余したまま、残った数ライフを《氷結地獄》二枚で削って勝ち。→○○

という訳で、開幕ダッシュの勢いもどこへ行ったのやら・・・相手のデッキとプレイングが素晴らしかったり、自分のデッキの脆さが露呈したりしての三連敗で・・・結局スタンダードは3勝3敗です。反省点は、やっぱり土地20枚は無理があったと思うし、《グリフィンの導き》よりは《悪魔火》が欲しかったと思う。また《氷結地獄》や《酷評》を盲目的に4枚準備していたけど、どちらもそんなに要らんなぁ、と。また「《ロノムの一角獣》を減らしたお陰で《崇拝》を割れずに敗北した」件は、ラミハルのブン回りを見せ付けられたせいにしたいと思います。サイドまで全く同じデッキを使って1-5だった諸藤は、きっと奴に何かを吸い取られたに違いありません。誰が使ってもあんなに回らないもん。何がおかしいって、ラミハルは「土地から一切のマナを出さずに4Tキル」とか平気でやってのけるもの。
世界選手権に参加しましたよ(前日)
前日に諸藤@チャンプ邸にラミハルと泊まって、早朝から福岡→名古屋→パリへ。また準々決勝のカバレッジにも書いてある通り、チェックイン時間が少し遅れた間に席が埋まってエコノミーからビジネスクラスに格上げされる。パリまで10数時間の快適な旅を楽しんだ後、ホテル近くの会場でレジスト。ワールドの会場は、ルーブル美術館の地下にあるイベントホールの一角です。あの透明ピラミッドの下になりますね。その後会場でコーンビーフとポテトだけが唯一まともな食事を頂いて、就寝。

※写真は大会会場の外観
初日落ちということで、二日目はgabeと組んでTSPの双頭巨人戦へ参加してきました。隣の会場ではPT横浜予選のエクテンが行われているんだけど、なぜか参加者はこっちの方が多かったり(122名61チーム参加)。で、初めての双頭巨人戦。デッキは《硫黄破》を筆頭に優秀火力に《クローサの英雄、ストーンブラウ》を加えた赤緑と、《悲哀の化身》入り青黒の二つ。

■プレイヤーAデッキ(けんけん使用)
【Main Deck】
1 Thallid/サリッド
1 Gemhide Sliver/宝革スリヴァー
2 Goblin Skycutter/ゴブリンの空切り
1 AEtherflame Wall/霊気炎の壁
1 Yavimaya Dryad/ヤヴィマヤのドライアド
1 Thornscape Battlemage/荊景学院の戦闘魔道士
1 Bonesplitter Sliver/断骨スリヴァー
1 Subterranean Shambler/地の底のシャンブラー
1 Penumbra Spider/暗影の蜘蛛
1 Sporesower Thallid/胞子撒きのサリッド
1 Stonebrow, Krosan Hero/クローサの英雄、ストーンブラウ
1 Might Sliver/増力スリヴァー
1 Savage Thallid/凶暴なサリッド
1 Havenwood Wurm/ヘイヴンウッドのワーム
1 Empty the Warrens/巣穴からの総出
1 Lightning Axe/稲妻の斧
1 Sudden Shock/突然のショック
1 Rift Bolt/裂け目の稲妻
1 Orcish Cannonade/オークの連続砲撃
1 Sulfurous Blast/硫黄破
1 Strength in Numbers/数の力
1 Search for Tomorrow/明日への探索
9 Forest/森
8 Mountain/山

■プレイヤーBデッキ(gabe使用)
【Main Deck】
1 Urborg Syphon-Mage/アーボーグの吸魂魔道士
1 Fledgling Mawcor/巣立つ大口獣
2 Crookclaw Transmuter/歪んだ爪の変成者
1 Vampiric Sliver/吸血スリヴァー
1 Telekinetic Sliver/念動スリヴァー
1 Tolarian Sentinel/トレイリアの歩哨
1 Viscid Lemures/粘つく霊命
1 Corpulent Corpse/肥満死体
1 Brine Elemental/塩水の精霊
1 Errant Ephemeron/遍歴のカゲロウ獣
1 Avatar of Woe/悲哀の化身
2 Premature Burial/早すぎる埋葬
1 Assassinate/暗殺
1 Strangling Soot/絞殺の煤
1 Tendrils of Corruption/堕落の触手
1 Dark Withering/闇の萎縮
2 Think Twice/熟慮
1 Cancel/取り消し
1 Haunting Hymn/消えない賛歌
1 Prismatic Lens/虹色のレンズ
9 Swamp/沼
8 Island/島

■使ってみて強かったカード達
1.《巣穴からの総出》
二人で行動すれば、4T目でもストーム1〜2は稼ぐことが出来る。1枚のカードで6体のトークンを供給出来れば優秀。

2.《数の力》
二人でアタックに行けば、それなりのデカさになるんスよ。先の《巣穴からの総出》トークンと合わせて攻撃に行くことが多い。

3.《アーボーグの吸魂魔道士》
こいつは神。二倍吸って二倍回復。地上を赤緑が固めて、後ろからコイツがチュウチュウと。

4.《硫黄破》
もともと強いんだけど、双頭巨人戦でもやっぱり強い。ちなみにプレイヤーに入るダメージも二人分。

5.《悲哀の化身》
コイツも普通に強いんだけど、墓地が4つもあればすぐに10体は溜まるんですよ。《硫黄破》で場をなぎ払って、《取り消し》を構えて2マナでプレイ、と言うのが勝ちパターン。

6.《粘つく霊命》《ヤヴィマヤのドライアド》
渡れないことがない。

7.《熟慮》
この環境はアドバンテージ・ゲーです。ライフが40もあるからなかなか死なないし、片方が事故っても片方が何とかしてくれる。そうなると強力なレアやタイムシフトに辿り着いた方が勝ちだから、カード引けるカードは優秀。

8.《取り消し》
強力な一枚でゲームが終わるので、打消し系スペルは超重要。カウンター待ちの空白は、相方が埋めてくれる。

■その他
1.《サリッド》と《霊気炎の壁》が弱すぎて鼻血が出そうです。
2.しかも一本勝負だからサイドボードは一切使えない。
3.組み間違えたら、そのデッキで最後まで心中なのです。

■結果
初戦で赤マナの展開が遅れて敗北したものの、その後気合の4連勝。残す2戦を1-0-1すれば決勝Tと言うところで、アントン・ヨンソンに切られて最終的に5-2の7位で12パックゲットです。

通常個人戦のシールドとは違ったカードの強さがあって、本当に楽しかったですよ。病み付きになりそうです。
第1ドラフトは7人卓。1パック目初手が《愚鈍な自動人形》で、2手目がコモン抜けから《ベラドンナの暗殺者》。その後青黒マッドネスを目指すも全く黒除去が拾えない。ただ4手目の《意志を曲げる者》で青はほぼ確定で、一周目が終わった時点でほぼ青単。続く2周目の初手が《絞殺の煤》を切って《巣立つ大口獣》。その後2手目《補強》、3手目《アイケイシアの触れ役》と青白へ路線を変更すると、4手目《高位の秘儀術師、イス》、5手目《吸収するウェルク》と流れに恵まれる。《ベナリアの騎兵》が一周して帰ってきたのも非常にありがたい。その後、3パック目で2枚目の《応じ返し》や《ダスクライダーの大隼》等でデッキを補強して満足のいくデッキが完成。ピック自体には全く問題はなかったと思う。デッキは以下の通り。

■TSP×3
【Main Deck】
2 Benalish Cavalry/ベナリアの騎兵
1 Dream Stalker/夢で忍び寄るもの
1 Willbender/意志を曲げる者
1 Outrider en-Kor/コーの先導
1 Icatian Crier/アイケイシアの触れ役
2 D’Avenant Healer/アヴナントの癒し手
1 Fledgling Mawcor/巣立つ大口獣
1 Mindless Automaton/愚鈍な自動人形
1 Flickering Spirit/ちらつくスピリット
1 Gustcloak Cavalier/疾風衣の騎兵
1 Magus of the Jar/壺の大魔術師
1 Stormcloud Djinn/嵐雲のジン
1 Duskrider Peregrine/ダスクライダーの大隼
1 Draining Whelk/吸収するウェルク
1 Ith, High Arcanist/高位の秘儀術師、イス
1 Fortify/補強
1 Honorable Passage/名誉の道行き
2 Snapback/応じ返し
1 Chronatog Totem/時エイトグのトーテム像
1 Urza’s Factory/ウルザの工廠
9 Plains/平地
8 Island島

【Sideboard】
1 Sarpadian Empires, Vol. VII/サーペイディア諸帝国史、第七巻
1 Zealot il-Vec/ヴェク追われの盲信者
1 Children of Korlis/コーリスの子
2 Detainment Spell/留置呪文
1 Dream Stalker/夢で忍び寄るもの
1 Return to Dust/塵への帰結
1 Quilled Sliver/羽軸スリヴァー
1 Pentarch Ward/五制術の護法印
1 Voidmage Husher/虚空魔道士の沈黙者

■Round1:赤緑@上家の日本人
一本目、マリガン後土地が詰まったところに《幽体の魔力》が登場。《応じ返し》で誤魔化しつつ《補強》をトップすれば1ターン差で殴り勝てるというトコまで頑張るも、やっぱり引けず。二本目、序盤の攻勢をかけるも次第に膠着させられる。その後相手のデカブツ攻撃をサイドインした《コーリスの子》で凌いで、フルアタック→《補強》の+2/+0で差し切る。三本目、相手の展開が遅く、4・5ターン目に出てきた生物を《応じ返し》で弾きながら殴って勝ち。→×○○

■Round2:青黒@下家
一本目、序盤に展開した生物を的確に除去されるが、相手の生物展開が鈍い。その後相手の《絞殺の煤》を《吸収するウェルク》し一気に攻勢に出るが、《ウェルク》は相手のライフを1まで削って殉職する。その後一時の膠着を経て《疾風衣の騎兵》がブロッカーを排除してフルアタック。相手の《堕落の触手》を《応じ返し》で切り抜けると、ライフが1しかない対戦相手は全ての土地を生贄に捧げて待機状態の《大いなるガルガドン》をプレイする。これが《ベナリアの騎兵》をブロックしたところに《名誉の道行き》で相手本体にダメージを弾き返して勝ち。二本目、中盤の睨み合いから《消えない賛歌》をメインに喰らって手札が全て落ちる。この時点で生物は2対2だが、手札は4対0。しかしその後に引き当てた《意志を曲げる者》を変異でプレイすると、相手の後続が《入念な考慮》でこれを捻じ曲げる。ここで《応じ返し》《高位の秘儀術師、イス》《吸収するウェルク》を手に入れて、攻撃に来た《歪んだ爪の変成者》を《応じ返し》でバウンスする。つづいて自分のメインに戻ってドロー・ゴー。ターン終了時にプレイされた先ほどの《変成者》を《ウェルク》で打ち消して5/5飛行を手に入れる。更に続く自分のターンに《高位の秘儀術師、イス》をプレイすると、折れた相手が投了する。→○○

■Round3:赤黒+青@シミチン
一本目、序盤から《ベナリアの騎兵》で攻め立てるも、《特務魔道士ヤヤ・バラード》登場。しかし一回目の《火葬》は《名誉の道行き》で跳ね返し、二回目の起動も《意志を曲げる者》で《ヤヤ》本人を焼いて押し切る。二本目、もう一度《ヤヤ》本人を《意志を曲げる者》で焼き返して展開勝ち。→○○

と言うわけで、デッキやドローに恵まれての3連勝です。次のドラフトを1-2以上出来れば二日目が確定します。リミテッドのPTでは一度も二日目を経験したことがないだけに、なんとか頑張って先に進みたいものです。

第2ドラフト。同卓には対面にトモハル君、その上に尋さん、自分の下家にリチャード・ホーエンがおり、真木さんがホーエンのピックをメモっている。1パック目初手が《ザルファーの魔道士、テフェリー》と《絞殺の煤》の二択で、《テフェリー》を選択。他に《増力スリヴァー》もあったが、緑は鉄の意志でスルーする構えでいたのでこれは無視。続く2手目が《突然の死》と《よじれた嫌悪者》の二択から《突然の死》。下家に黒を被せるつもりはないんだけど、駄々漏れに両方スルーするのはあり得ない。万が一黒で被ったとしても、どうにかして青黒と黒赤で住み分けたい。続く三手目が《城の猛禽》と《稲妻の天使》で《猛禽》。このまま白い流れになれば、確実に被るであろう黒を切って青白へ流れたいと考える。で、流れてくるのは悲しいことに赤いカード達。4手目が《玄武岩のガーゴイル》《ワイルドファイアの密使》から《密使》。この時点で下は間違いなく黒赤なので流れに身を任せるとモロ被りの恐れもあるが、下に従うより上に従った方が賢明なのでホーエンには泣いて貰うかと心が揺れる。その後、《応じ返し》《珊瑚のペテン師》等の青いパーツだけを拾って取り合えず一色目を確定させる。続く2パック目初手が《意志を曲げる者》と《巻物の大魔術師》から《意志を曲げる者》。その後、3手目《怒りの天使アクローマ》、4手目《五制術の聖騎士》、7手目2枚目の《意志を曲げる者》と白青路線へまっしぐら。3パック目は、《拭い捨て》《虹色のレンズ》《一瞬の瞬き》《熟慮》と取れていなかった部分を補強して終了。先ほどの青白と違って殴れる2〜3マナ域が取れていないのが残念だけど、少なくとも1勝は出来そうなデッキが出来てそれなりに満足する。

■TSP×3
【Main Deck】
1 Errant Doomsayers/遍歴の宿命語り
1 Coral Trickster/珊瑚のペテン師
2 Willbender/意志を曲げる者
2 Icatian Crier/アイケイシアの触れ役
1 D’Avenant Healer/アヴナントの癒し手
1 Fledgling Mawcor/巣立つ大口獣
1 Gustcloak Cavalier/疾風衣の騎兵
1 Castle Raptors/城の猛禽
1 Pentarch Paladin/五制術の聖騎士
1 Teferi, Mage of Zhalfir/ザルファーの魔道士、テフェリー
1 Brine Elemental/塩水の精霊
1 Ivory Giant/象牙の巨人
1 Slipstream Serpent/流水の海蛇
1 Akroma, Angel of Wrath/怒りの天使アクローマ
1 Momentary Blink/一瞬の瞬き
2 Snapback/応じ返し
1 Wipe Away/拭い捨て
1 Think Twice/熟慮
1 Prismatic Lens/虹色のレンズ
9 Plains/平地
9 Island/島

【Sideboard】
2 Detainment Spell/留置呪文
1 Return to Dust/塵への帰結
1 Drifter il-Dal/ダル追われの流れ者
1 Plated Pegasus/板金鎧のペガサス
1 Foriysian Interceptor/フォライアスの介入者
1 Chromatic Star/彩色の星

■Round4:黒単@トモハル君
一本目、2〜3T目と《サングロファージ》を展開されるも、《アイケイシアの触れ役》が除去されずに市民トークンで粘って《象牙の巨人》等で殴り勝つ。二本目、序盤の展開に遅れを取ったところに《アーボーグの吸魂魔道士》でライフを吸われ、マッドネスで出てきた《ゴルゴンの世捨て》も止められずに圧敗。三本目、1T目に待機された《精神攪乱》を弾き返すべく《意志を曲げる者》を変異でプレイすると、即座に除去が飛んでくる。後続に二枚目の《意志を曲げる者》を再度変異で展開するも、これはマナが間に合わずに《精神攪乱》で全ての手札を落とされる。そこから生物を引き当て展開し後続の除去を《意志を曲げる者》で撃ち返して殴りあいに持ち込むが、相手の後続が《魔力の篭手》で強化されて押し切られる。→○××

■Round5:青白赤
一本目、序盤からマナしか引かずに押されるが、《怒りの天使アクローマ》をトップしてから攻勢に出る。その後、相手の火力を《意志を曲げる者》で弾いたものの、フルアアタック後に通した生物に《ボガーダンの憤怒獣》で強化されて差し切られる。除去を弾けるタイミングがあれば《意志を曲げる》よね?相手がこの変異を《意志を曲げる者》と読み切って《憤怒獣》用に火力を囮に使ったのなら、裏の裏まで読めなかった自分のレベルが低いんでしょう。相手がどこまで考えていたかは正直言って分からないんだけど、《意志を曲げる者》でニコイチ取れる場面をスルー出来るレベルには達していないのです。二本目、マリガン後に土地が止まってそのまま死亡。このあたりで心が折れ始めました。→××

■Round6:緑黒赤@上々家
一本目、土地多目の手札をキープして、そのまま《虹色のレンズ》以外のスペルを引かずに《幽体の魔力》に殴られて死亡。二本目、再び出てきた《幽体の魔力》を《テフェリー》を含む4体でブロックし、ダメージスタック後に《テフェリー》を《拭い捨て》で守って再度展開する。その後数ターンの膠着を経て俊足の《象牙の巨人》がブロッカーを排除し、自分のターンに《塩水の精霊》が表返って殴り勝つ。三本目、ここ一番の大事なところで、《幽体の魔力》が次のターンにアンタップしないことを失念し、更に優先権に関する重要な部分を間違えた挙句に《拭い捨て》の対象を間違えて敗北。よくよく考えれば、《幽体の魔力》に殴られて残りライフが一桁になって《嵐の束縛》が定着している局面でも何とか勝ちが見えていたんですワ。絶望的に不利な場で完全に心が折れたのが敗因。バウンスの的を間違えるとか有り得んよ。ヘッドジャッジの裁定待ちの間に、舌噛んで死のうかと思ったくらい情けない。→×○×

と言うわけで、またまた初日落ちです。しかし最後に心臓が止まりそうなくらいへボいミスプレイをやってしまったので、これは当然です。また一から出直してきます。

明日はgabeと組んで双頭巨人戦に出てきます。

ただいま

2005年7月12日 プロツアー
やっと自宅に帰りつきました。本戦は緑黒を二回ドラフトして、×○○×○×で初日敗退。最終戦の三本目は、最後にスピリットか秘儀スペルを引けば勝てたんだけど引けず仕舞い。返しのターンに《荒場越えの突撃》をトップされて終了。終わった後にデッキ見せてもらったら《初めて苦しんだもの、影麻呂》と《明けの星、陽星》が入ってた。また、二日目は限定構築に出らずにサイドイベントのドラフトに出てました。空いている日記はボチボチ埋めていきます。
imakara kaeru tokoro desu.
bakuha tero ha tuitatokorode okimashitayo.
chikakuno eki ga bakuha sarete mashita ga higaiha naidesu.
ato bukka ga suge- takai desu.

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