◆ミスト ★★★★★☆☆☆☆☆
2008年5月10日公開。町全体が霧に覆われ、霧の中に潜む昆虫の怪物に人間が襲われる話。オチが秀逸なのは認めるが、そこに至る過程が単なるB級ホラーなのが非常に残念。いきなり異次元から湧いて出てきた化け物に襲われる、なんて設定があり得なさ過ぎて・・・最後のオチが色あせてしまう。色々と勿体ない作品と言うか、怪獣が出てきた時点で大幅に減点。
◆フライト ★★★★☆☆☆☆☆☆
2013年3月1日公開。アル中でコカイン常用者の凄腕パイロットが裁かれる話。予告編で観せた背面飛行のシーンがこの映画のピークで、残念ながらそれ以上の見どころはない。感動的な結末を演出しているが、良く考えると、犯罪者が法に従って適切に裁かれているだけの話。最初の20分はそこそこ面白いが、途中からはアル中クズ野郎の堕落人生話。あと最初はソフトドリンクしか入ってなかった冷蔵庫が、後で開けてみると酒だけになっているのが疑問。最初に見たジュースが幻影なのか?
◆ファイト・クラブ ★★★★☆☆☆☆☆☆
1999年12月11日公開。不眠症の男が、ただただ殴り合いを楽しむファイト・クラブなる秘密組織に入れ込む話。そもそも何の目的もなくお互いに殴り合って快楽を追及するファイト・クラブ自体に存在価値を感じないし、それが魅力的なものとして描かれていることに疑問を感じる。上半身裸で殴り合う男達の肉体美を描きたいのであれば、まだ理解出来るのだが、結局、ただのカルト宗教的なテロリスト集団の自己陶酔なのが胸糞悪い。ブラックスワンと同じ系統の不愉快さだった。
◆ヒトラー ~最期の12日間~ ★★★★★★☆☆☆☆
2005年7月9日公開。ベルリン市街戦下の第三帝国とアドルフ・ヒトラーが自殺するまで12日間を、秘書ユンゲの視点で描いた話。実物のヒトラーを知らないので何とも言えないが・・・戦局が行き詰まって癇癪を起こすなど、無能な指導者として描き過ぎている様に思える。また陸地で繋がった国が敗北する時は、一気に攻め込まれるものなのだと改めて認識した。ゲッベルスの不気味さ、ゲッベルス夫人の凛々しさが特に印象深かった。
◆ジャンゴ 繋がれざる者 ★★★★★★★★☆☆
2013年3月1日公開。元奴隷の黒人ジャンゴが、白人賞金稼ぎシュルツと旅しながら奴隷として売られた妻を奪い返す話。音楽が良い!ディカプリオのテンションも良い!銃撃戦も良い!シュルツのクールさも良い!ジャンゴが成長する様も良い!上映時間は長いが全く飽きずに楽しめる良作。スカっとする!
◆アヒルと鴨のコインロッカー ★★★★☆☆☆☆☆☆
2007年6月23日公開(邦画)。仙台の大学に留学したブータン人と留学先で知り合った日本人数名が、動物虐待のDQNに絡まれる話。前半でばら撒いた伏線を後半で一気に回収する展開が見どころだが、会話や展開の節々に不自然な点が目立つのが非常に残念。知り合って間もない赤の他人に誘われて、いきなりモデルガンを使った本屋強盗に参加するなど論外な展開も興ざめする。「まず警察に連絡しろよ!」と突っ込みたくなる展開も満載だし、「初対面に人にそんな話するか?」といった不自然さな展開にもリアリティを感じない。やりたいことには理解出来るだけに、勿体なさを感じた。
2008年5月10日公開。町全体が霧に覆われ、霧の中に潜む昆虫の怪物に人間が襲われる話。オチが秀逸なのは認めるが、そこに至る過程が単なるB級ホラーなのが非常に残念。いきなり異次元から湧いて出てきた化け物に襲われる、なんて設定があり得なさ過ぎて・・・最後のオチが色あせてしまう。色々と勿体ない作品と言うか、怪獣が出てきた時点で大幅に減点。
◆フライト ★★★★☆☆☆☆☆☆
2013年3月1日公開。アル中でコカイン常用者の凄腕パイロットが裁かれる話。予告編で観せた背面飛行のシーンがこの映画のピークで、残念ながらそれ以上の見どころはない。感動的な結末を演出しているが、良く考えると、犯罪者が法に従って適切に裁かれているだけの話。最初の20分はそこそこ面白いが、途中からはアル中クズ野郎の堕落人生話。あと最初はソフトドリンクしか入ってなかった冷蔵庫が、後で開けてみると酒だけになっているのが疑問。最初に見たジュースが幻影なのか?
◆ファイト・クラブ ★★★★☆☆☆☆☆☆
1999年12月11日公開。不眠症の男が、ただただ殴り合いを楽しむファイト・クラブなる秘密組織に入れ込む話。そもそも何の目的もなくお互いに殴り合って快楽を追及するファイト・クラブ自体に存在価値を感じないし、それが魅力的なものとして描かれていることに疑問を感じる。上半身裸で殴り合う男達の肉体美を描きたいのであれば、まだ理解出来るのだが、結局、ただのカルト宗教的なテロリスト集団の自己陶酔なのが胸糞悪い。ブラックスワンと同じ系統の不愉快さだった。
◆ヒトラー ~最期の12日間~ ★★★★★★☆☆☆☆
2005年7月9日公開。ベルリン市街戦下の第三帝国とアドルフ・ヒトラーが自殺するまで12日間を、秘書ユンゲの視点で描いた話。実物のヒトラーを知らないので何とも言えないが・・・戦局が行き詰まって癇癪を起こすなど、無能な指導者として描き過ぎている様に思える。また陸地で繋がった国が敗北する時は、一気に攻め込まれるものなのだと改めて認識した。ゲッベルスの不気味さ、ゲッベルス夫人の凛々しさが特に印象深かった。
◆ジャンゴ 繋がれざる者 ★★★★★★★★☆☆
2013年3月1日公開。元奴隷の黒人ジャンゴが、白人賞金稼ぎシュルツと旅しながら奴隷として売られた妻を奪い返す話。音楽が良い!ディカプリオのテンションも良い!銃撃戦も良い!シュルツのクールさも良い!ジャンゴが成長する様も良い!上映時間は長いが全く飽きずに楽しめる良作。スカっとする!
◆アヒルと鴨のコインロッカー ★★★★☆☆☆☆☆☆
2007年6月23日公開(邦画)。仙台の大学に留学したブータン人と留学先で知り合った日本人数名が、動物虐待のDQNに絡まれる話。前半でばら撒いた伏線を後半で一気に回収する展開が見どころだが、会話や展開の節々に不自然な点が目立つのが非常に残念。知り合って間もない赤の他人に誘われて、いきなりモデルガンを使った本屋強盗に参加するなど論外な展開も興ざめする。「まず警察に連絡しろよ!」と突っ込みたくなる展開も満載だし、「初対面に人にそんな話するか?」といった不自然さな展開にもリアリティを感じない。やりたいことには理解出来るだけに、勿体なさを感じた。
◆カラスの親指 ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年11月23日公開。ベテラン詐欺師とその愉快な仲間たちが、過去に自分たちを追い込んだ闇金業者に仕返しする話。取り扱ってる詐欺の手口が子供騙しレベルで、詐欺とは全く関係ないアットホームドラマな展開に時間を割き過ぎて中だるみ感が半端ない。オチもイマイチで非常にがっかりさせられるし、そもそも詐欺の手口が非常にご都合主義で、目的と手段に合理性が感じられずにモヤモヤした気になる。また、敢えて演技下手の村上ショージを起用したメリットが何もなく、石原さとみに至ってはストーリー上いなくても構わない。サスペンスだと思って観たのが間違いで、コメディだと思って気軽な気持ちで眺めていれば・・・まだ許せたのだろう。
◆黄金を抱いて翔べ ★★★☆☆☆☆☆☆☆
2012年11月3日公開。金庫破りが金塊を盗み出す話。そもそも、一番の見せ場であるはずの金塊を盗み出すシーンで、金破りの手口がただの力づく強盗で何の面白味もない。また犯行着手まで無駄に時間を費やしているくせに人間像の切り込みが非常に甘い。原作未読なので何とも言えないが、脚本がクソなのは間違いない。
◆レ・ミゼラブル ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年12月21日公開。パン盗んで19年投獄されたり、髪売って売春婦になったりするヴィクトル・ユーゴーの例のあれ。とにかく原作のストーリーが陰鬱で気が滅入るモノのなので、どう頑張ってミュージカルにしようとも暗いものは暗い。ただ中世ヨーロッパの荘厳な建築物を描いた映像美は秀逸で、そこだけは評価できる。物語が好きか嫌いで大きく評価も分かれると思う。
◆最強のふたり ★★★★★★★☆☆☆
2012年9月1公開。事故で首から下の感覚がなくなった大富豪(フィリップ)を、失業中の貧しく粗暴な黒人(ドリス)が介護するうちに仲良くなる話。「俺はあんたと違って不幸に慣れていないんだ。」の台詞が良かった。泣かせる話でもないが、最後まで飽きずしんみりさせてくれる。実話を基にしているらしいが、2時間で良くまとめたと思う。なかなか良かった。
◆アフター・アース ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
2013年6月21日公開。うっかり不時着した人類のいない地球で、途中で分解した宇宙船の一部に残された発信機を探しに行く話。設定が雑過ぎて見るに堪えないというか、物語の辻褄を合せるための強引な設定を観る人に強制し過ぎ。人類が絶滅して超危険なはずの地球が全然描けていないし、怒り狂った猿の大群が人間ごときに全く追いつかないし、鳥の化け物が人間を助けるには無理があるし、出血多量のオヤジは死なないし、主人公の成長を描きたいくせに本人は甘えが多すぎて共感出来ないし、最後の鯨で日本の捕鯨をディスりたい感が見え見えだしで、本当に金と時間の無駄だった。ウィル・スミスが息子に俳優経験を積ませるだけのしょうもない映画。
◆メメント ★★★★★★★☆☆☆
2001年11月3日公開。妻を強姦・殺害された上に記憶が10分しか保てなくなった男が復讐する話。物語の時系列が終わりから始まり時間を遡って描かれている点が斬新で、主人公と同じように記憶を断片的に辿る感覚を体験できる。最後に真実が明らかにされるが、物語の細部に渡って理解するには非常に難解な映画だと思う(売春婦に×××を焼かせるシーンなんて、観終わった後に解説を読まないと分らんわ!)。「博士の愛した数式」のサスペンス版。
ここ最近、当たりが少ない。
2012年11月23日公開。ベテラン詐欺師とその愉快な仲間たちが、過去に自分たちを追い込んだ闇金業者に仕返しする話。取り扱ってる詐欺の手口が子供騙しレベルで、詐欺とは全く関係ないアットホームドラマな展開に時間を割き過ぎて中だるみ感が半端ない。オチもイマイチで非常にがっかりさせられるし、そもそも詐欺の手口が非常にご都合主義で、目的と手段に合理性が感じられずにモヤモヤした気になる。また、敢えて演技下手の村上ショージを起用したメリットが何もなく、石原さとみに至ってはストーリー上いなくても構わない。サスペンスだと思って観たのが間違いで、コメディだと思って気軽な気持ちで眺めていれば・・・まだ許せたのだろう。
◆黄金を抱いて翔べ ★★★☆☆☆☆☆☆☆
2012年11月3日公開。金庫破りが金塊を盗み出す話。そもそも、一番の見せ場であるはずの金塊を盗み出すシーンで、金破りの手口がただの力づく強盗で何の面白味もない。また犯行着手まで無駄に時間を費やしているくせに人間像の切り込みが非常に甘い。原作未読なので何とも言えないが、脚本がクソなのは間違いない。
◆レ・ミゼラブル ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年12月21日公開。パン盗んで19年投獄されたり、髪売って売春婦になったりするヴィクトル・ユーゴーの例のあれ。とにかく原作のストーリーが陰鬱で気が滅入るモノのなので、どう頑張ってミュージカルにしようとも暗いものは暗い。ただ中世ヨーロッパの荘厳な建築物を描いた映像美は秀逸で、そこだけは評価できる。物語が好きか嫌いで大きく評価も分かれると思う。
◆最強のふたり ★★★★★★★☆☆☆
2012年9月1公開。事故で首から下の感覚がなくなった大富豪(フィリップ)を、失業中の貧しく粗暴な黒人(ドリス)が介護するうちに仲良くなる話。「俺はあんたと違って不幸に慣れていないんだ。」の台詞が良かった。泣かせる話でもないが、最後まで飽きずしんみりさせてくれる。実話を基にしているらしいが、2時間で良くまとめたと思う。なかなか良かった。
◆アフター・アース ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
2013年6月21日公開。うっかり不時着した人類のいない地球で、途中で分解した宇宙船の一部に残された発信機を探しに行く話。設定が雑過ぎて見るに堪えないというか、物語の辻褄を合せるための強引な設定を観る人に強制し過ぎ。人類が絶滅して超危険なはずの地球が全然描けていないし、怒り狂った猿の大群が人間ごときに全く追いつかないし、鳥の化け物が人間を助けるには無理があるし、出血多量のオヤジは死なないし、主人公の成長を描きたいくせに本人は甘えが多すぎて共感出来ないし、最後の鯨で日本の捕鯨をディスりたい感が見え見えだしで、本当に金と時間の無駄だった。ウィル・スミスが息子に俳優経験を積ませるだけのしょうもない映画。
◆メメント ★★★★★★★☆☆☆
2001年11月3日公開。妻を強姦・殺害された上に記憶が10分しか保てなくなった男が復讐する話。物語の時系列が終わりから始まり時間を遡って描かれている点が斬新で、主人公と同じように記憶を断片的に辿る感覚を体験できる。最後に真実が明らかにされるが、物語の細部に渡って理解するには非常に難解な映画だと思う(売春婦に×××を焼かせるシーンなんて、観終わった後に解説を読まないと分らんわ!)。「博士の愛した数式」のサスペンス版。
ここ最近、当たりが少ない。
◆アルゴ ★★★★★★★☆☆☆
2012年10月26日公開。1979年のイラン革命で占拠されたアメリカ大使館から脱出した6人のアメリカ人外交員が、アルゴと言う架空の映画スタッフに身分を偽装してイランから脱出すると言う実話に基づいた話。このあらすじが全て、それ以上でもそれ以下でもなかった。ストーリーからおおよその困難・展開が予測出来てしまい、本当にそれだけだったのが残念。ドキュメンタリータッチで描いた方が良かった気がするが、決して観て損する映画ではない。
◆鍵泥棒のメソッド ★★★★★★★☆☆☆
2012年9月15日公開。売れない貧乏役者が記憶を失った殺し屋にすり変わる話。仕事観、結婚観、恋愛観、など、記憶喪失ながら持ち前の前向きさで努力する元殺し屋の生き方に好感が持てる。内田けんじ監督らしさが良く出ている映画で、とくに「すべてに納得して生きている人間なんていない。」は良かった。
◆ネイビー・シールズ ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年6月22日公開。米軍tsueeeeeなNavy SEALs版のハート・ロッカー。武装した船で助けに来るシーンだけは非常に格好良かった。あと、フラグ立てた登場人物が死ぬ映画を初めて見た。「俺、この戦争が終わったらパパになるんだ。」的な流れで。
◆バンク・ジョブ ★★★★★★★★☆☆
2008年11月22日公開。銀行の金庫破りが現金・宝石と一緒に国家秘密も盗み出す話。国家秘密を盗み出すことろまでは織り込み済みなのだが、それと一緒に色んなモノまで盗んだために巻き込まれる災難が非常に面白い。金庫を荒らすまでの1時間は退屈だったが、残りの1時間は飽きさせずに楽しめた。実話を基にしている点も興味深い。
◆ものすごくうるさくて、ありえないほど近い ★★★★★★★☆☆☆
2012年2月18日公開。9.11アメリカ同時多発テロ事件で父親を失った11歳の少年が、父が残した鍵の秘密を探るべくニューヨークを旅する話。テロにより父親を失ったことには同情出来るが、主人公の小生意気さが鼻について感情移入しにくい。ただ最後の終わり方は良かった。テロ事件を通し、家族の深い愛情を上手く描いていると思う。
◆声をかくす人 ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年10月27日公開。1865年のリンカーン大統領暗殺に関与したとして軍法会議にかけられたメアリー・サラットを巡る裁判映画。現在では民間人を軍法会議で裁くことは禁じられているが、当時のアメリカの憲法や法治国家に対する意識を垣間見ることができる。「私は憲法を愛しているが、そのために国家が破綻しては意味がない。」など、考えさられることも多い良作。史実に基づいている話だとは、見終わった後に知った。
今回は「当たり」が多かったね。
2012年10月26日公開。1979年のイラン革命で占拠されたアメリカ大使館から脱出した6人のアメリカ人外交員が、アルゴと言う架空の映画スタッフに身分を偽装してイランから脱出すると言う実話に基づいた話。このあらすじが全て、それ以上でもそれ以下でもなかった。ストーリーからおおよその困難・展開が予測出来てしまい、本当にそれだけだったのが残念。ドキュメンタリータッチで描いた方が良かった気がするが、決して観て損する映画ではない。
◆鍵泥棒のメソッド ★★★★★★★☆☆☆
2012年9月15日公開。売れない貧乏役者が記憶を失った殺し屋にすり変わる話。仕事観、結婚観、恋愛観、など、記憶喪失ながら持ち前の前向きさで努力する元殺し屋の生き方に好感が持てる。内田けんじ監督らしさが良く出ている映画で、とくに「すべてに納得して生きている人間なんていない。」は良かった。
◆ネイビー・シールズ ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年6月22日公開。米軍tsueeeeeなNavy SEALs版のハート・ロッカー。武装した船で助けに来るシーンだけは非常に格好良かった。あと、フラグ立てた登場人物が死ぬ映画を初めて見た。「俺、この戦争が終わったらパパになるんだ。」的な流れで。
◆バンク・ジョブ ★★★★★★★★☆☆
2008年11月22日公開。銀行の金庫破りが現金・宝石と一緒に国家秘密も盗み出す話。国家秘密を盗み出すことろまでは織り込み済みなのだが、それと一緒に色んなモノまで盗んだために巻き込まれる災難が非常に面白い。金庫を荒らすまでの1時間は退屈だったが、残りの1時間は飽きさせずに楽しめた。実話を基にしている点も興味深い。
◆ものすごくうるさくて、ありえないほど近い ★★★★★★★☆☆☆
2012年2月18日公開。9.11アメリカ同時多発テロ事件で父親を失った11歳の少年が、父が残した鍵の秘密を探るべくニューヨークを旅する話。テロにより父親を失ったことには同情出来るが、主人公の小生意気さが鼻について感情移入しにくい。ただ最後の終わり方は良かった。テロ事件を通し、家族の深い愛情を上手く描いていると思う。
◆声をかくす人 ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年10月27日公開。1865年のリンカーン大統領暗殺に関与したとして軍法会議にかけられたメアリー・サラットを巡る裁判映画。現在では民間人を軍法会議で裁くことは禁じられているが、当時のアメリカの憲法や法治国家に対する意識を垣間見ることができる。「私は憲法を愛しているが、そのために国家が破綻しては意味がない。」など、考えさられることも多い良作。史実に基づいている話だとは、見終わった後に知った。
今回は「当たり」が多かったね。
アカデミー賞やってるんで久々に更新。
◆アーティスト ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年4月7日公開。サイレント映画からトーキー映画への過渡期に没落する俳優と成長していく女優の話。なかなか見ないサイレントが逆に目新しいが、ストーリー自体は退屈で気を抜くと寝てしまいそう。ジャン・デュジャルダンの没落する姿も、自暴自棄になっている姿だけが目立ってあまり好感は持てない。最後の終わり方はそれなりに評価出来るし、ジャック(犬)の演技は非常に秀逸だが、ただサイレント映画で話題を得ただけの感じは否めない。これがアカデミー作品賞?そんなに映画不作の年なのか、と思う。
◆マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 ★★★★☆☆☆☆☆☆
2012年3月16日公開。英首相サッチャーの生涯を描いた映画。政界引退後に認知症を患っていたことをこの映画で初めて知った。フォークランド紛争時の会議にて、側近に「Sink it!(敵艦を沈めて!)」と命令するシーンだけは非常に格好良いが、それ以外の展開が眠たくて退屈だった。しかしメリル・ストリープは適役。
◆ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 ★★★★★★★☆☆☆
2013年1月24公開。動物と一緒に航行していた貨物船が暴風雨で沈没する際に、九死に一生を得て脱出したボートにうっかり虎が潜んでいた話。見る前に虎の映像は全てCGだと聞いていたが、全く本物の虎と分からないくらいに良く出来ている。同映画は3D仕様で作られていたが、今回は2D版を見た。鯨が飛び上がるシーンや星が降って来るシーン等は明らかに3Dを意識して作られており、ストーリーに関係のないシーンで、ただ3Dを見せるためだけのシーンがねじ込まれていることに辟易する。また、最後に保険外交員に2つの話を語ったシーンに監督のメッセージが隠されているとも聞くが、外交員がどう感じようとも、真実は一つしかないのだから、相手が気に入ろうが入りまいが主張は変えて欲しくなかった。
◆ダイ・ハード/ラスト・デイ ★★★★★★★☆☆☆
2013年2月14日公開。休暇中にモスクワを訪れているいつものマクレーンが、うっかりテロリストのドンパチに巻き込まれる話。ストーリーには多少「んっ!?」っとなる箇所があるが、取りあえずダイハードの冠が付いていれば許してしまう。ロシアの街並みは映像になるとよく映え、最後の「マクレーン家の男は不死身なのさ!」が特に良かった。娯楽映画として十分に及第点だが、個人的には一作目のダイハードがやっぱり一番好きだ。
◆ハンガー・ゲーム ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年9月28日公開。ライアーゲームの人殺し版。ハンガー・ゲームとは、12の地区から各地区ごとに男女1人ずつくじ引きで選出された12歳から18歳までの24人が、テレビ中継される中で最後の1人が残るまで殺し合いを強制される、1年に一度のイベント(wikiより)。最後の一人になるまで殺し合いが続くと言うことは、結局、同じ地区の男女も味方ではないと言う過酷なルールなんだ・・・と思いきや、ストーリー途中で「やっぱ同じ地区の奴が生き残ったら両方勝者で良いや」とルールの根本に変更が入ると言う糞展開。しかもこのハンガー・ゲームが第74回目ってことは、これまでに73回も行って来たってことだろ?それまでの73回の大会で誰からも指摘がなかったんかい。「強制的に殺人ゲームに参加させられる」と言う非現実的な設定は映画のキモなのでココには目をつぶるとしても、その他の設定作り込みが甘過ぎて非常に興醒めする。しかも第11地区の観衆なんて、自分のトコの代表が死んで初めて暴動起こすくらいだし、そんなん大会前に暴動起きるだろう。映像はそれなりに良かっただけに、脚本の糞さが非常に際立って残念。脚本つーか、基本的に原作が駄目な気がする。
◆闇金ウシジマくん ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年8月25日公開。ビッグコミックスピリッツで連載されている日本の漫画の実写版。原作初期の面白かった頃を実写化しているのでそれなりに楽しめたが、肝心の闇金業務についてもう少し焦点を当てても良かったと思う。あと、ストーリーに絡まない片瀬那奈は要らないと思う。
◆アーティスト ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年4月7日公開。サイレント映画からトーキー映画への過渡期に没落する俳優と成長していく女優の話。なかなか見ないサイレントが逆に目新しいが、ストーリー自体は退屈で気を抜くと寝てしまいそう。ジャン・デュジャルダンの没落する姿も、自暴自棄になっている姿だけが目立ってあまり好感は持てない。最後の終わり方はそれなりに評価出来るし、ジャック(犬)の演技は非常に秀逸だが、ただサイレント映画で話題を得ただけの感じは否めない。これがアカデミー作品賞?そんなに映画不作の年なのか、と思う。
◆マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 ★★★★☆☆☆☆☆☆
2012年3月16日公開。英首相サッチャーの生涯を描いた映画。政界引退後に認知症を患っていたことをこの映画で初めて知った。フォークランド紛争時の会議にて、側近に「Sink it!(敵艦を沈めて!)」と命令するシーンだけは非常に格好良いが、それ以外の展開が眠たくて退屈だった。しかしメリル・ストリープは適役。
◆ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 ★★★★★★★☆☆☆
2013年1月24公開。動物と一緒に航行していた貨物船が暴風雨で沈没する際に、九死に一生を得て脱出したボートにうっかり虎が潜んでいた話。見る前に虎の映像は全てCGだと聞いていたが、全く本物の虎と分からないくらいに良く出来ている。同映画は3D仕様で作られていたが、今回は2D版を見た。鯨が飛び上がるシーンや星が降って来るシーン等は明らかに3Dを意識して作られており、ストーリーに関係のないシーンで、ただ3Dを見せるためだけのシーンがねじ込まれていることに辟易する。また、最後に保険外交員に2つの話を語ったシーンに監督のメッセージが隠されているとも聞くが、外交員がどう感じようとも、真実は一つしかないのだから、相手が気に入ろうが入りまいが主張は変えて欲しくなかった。
◆ダイ・ハード/ラスト・デイ ★★★★★★★☆☆☆
2013年2月14日公開。休暇中にモスクワを訪れているいつものマクレーンが、うっかりテロリストのドンパチに巻き込まれる話。ストーリーには多少「んっ!?」っとなる箇所があるが、取りあえずダイハードの冠が付いていれば許してしまう。ロシアの街並みは映像になるとよく映え、最後の「マクレーン家の男は不死身なのさ!」が特に良かった。娯楽映画として十分に及第点だが、個人的には一作目のダイハードがやっぱり一番好きだ。
◆ハンガー・ゲーム ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年9月28日公開。ライアーゲームの人殺し版。ハンガー・ゲームとは、12の地区から各地区ごとに男女1人ずつくじ引きで選出された12歳から18歳までの24人が、テレビ中継される中で最後の1人が残るまで殺し合いを強制される、1年に一度のイベント(wikiより)。最後の一人になるまで殺し合いが続くと言うことは、結局、同じ地区の男女も味方ではないと言う過酷なルールなんだ・・・と思いきや、ストーリー途中で「やっぱ同じ地区の奴が生き残ったら両方勝者で良いや」とルールの根本に変更が入ると言う糞展開。しかもこのハンガー・ゲームが第74回目ってことは、これまでに73回も行って来たってことだろ?それまでの73回の大会で誰からも指摘がなかったんかい。「強制的に殺人ゲームに参加させられる」と言う非現実的な設定は映画のキモなのでココには目をつぶるとしても、その他の設定作り込みが甘過ぎて非常に興醒めする。しかも第11地区の観衆なんて、自分のトコの代表が死んで初めて暴動起こすくらいだし、そんなん大会前に暴動起きるだろう。映像はそれなりに良かっただけに、脚本の糞さが非常に際立って残念。脚本つーか、基本的に原作が駄目な気がする。
◆闇金ウシジマくん ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年8月25日公開。ビッグコミックスピリッツで連載されている日本の漫画の実写版。原作初期の面白かった頃を実写化しているのでそれなりに楽しめたが、肝心の闇金業務についてもう少し焦点を当てても良かったと思う。あと、ストーリーに絡まない片瀬那奈は要らないと思う。
◆第9地区 ★★★★★★★☆☆☆
2010年4月10日公開。エイリアンが地球に流れ着いて、20年間住みついた後にドンパチやって帰っていく話。民間企業が街中で軍事行為を行ったり、主人公が初めて見る宇宙船を操縦出来たりする点を気にしなければ非常にリアルに出来ている。ドキュメンタリー調の構成がSF設定を現実的なモノに見せてくれる点も良い。現実の世界でエイリアンと共存するならこんな形だろう・・・を生々しく映像化している点は評価する。どこかのサイトで「汚いE.T.」と評されていたが、これが一番的確な表現だと思う。
◆シティ・オブ・ゴッド ★★★★★★★★☆☆
2003年6月28日公開。リオデジャネイロの貧困街を舞台としたストリート・チルドレンの抗争を描き・・・銃でギャングの頂点に登りつめた男も、いずれは銃でその地位を失うという因果応報な話。ブラジル版スラムドッグ$ミリオネア。とにかく出てくる人間の殆どが薬物中毒で、実話が元となっている。少年に同年代の少年を射殺するように強要するシーンは痛々しい。
◆シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム ★★★☆☆☆☆☆☆☆
2012年3月10日公開。19世紀末のヨーロッパで、頻発する爆破事件にホームズが勝手に顔を突っ込んで真相を勝手に解決する話。ヨーロッパの街並みや風景は非常に美しく良く撮れているが、ストーリー展開が糞過ぎて話にならない。前作を観ていないのが原因かもしれないが、観る人が知らない設定が前提でどんどん話が進み、今、何が問題で何が起きているのかが全く見えない。またアクションシーンに力を入れ過ぎたのか、ホームズが力技で悪役をばったばったとなぎ倒して行く。期待していた推理モノとは縁遠く、映像の美しさ以外には観るべきところがない駄作。
◆ノーカントリー ★★★★☆☆☆☆☆☆
2008年3月15日。マフィアの麻薬取引現場で銃撃戦が起き、そこでうっかり拾った大金を持ち逃げした男がマフィアの刺客から追われる話。とにかく様々なモノの説明不足で、見ていて疑問に思う点が殆ど解決されないまま淡々と話が進んで気がついたら終わってた。と言うか、大金持って逃げる男が主人公だと思ってたら、あっさり殺されて驚いた。事件を遠巻きに眺めていた怠慢保安官(トミー・リー・ジョーンズ)が回想してるだけの糞映画で、これがアカデミー作品賞とか、この年に撮られた映画は3本しかないに違いない。
◆フロスト×ニクソン ★★★★★☆☆☆☆☆
2009年3月28日公開。ウォーターゲート事件で失脚したニクソン大統領と、イギリスの司会者フロストとのインタビューでの駆け引きを描いた作品。終始ニクソンペースで収録が進む中、あれだけタフだったニクソンが、その程度の話題で崩れてしまうのが拍子抜けした。また、フロストのインタビューにも新進気鋭さを感じない。これは字幕を通して司会者としての人物を評価しているからか、英語で聞いて英語で理解しないと面白さが理解出来ない作品なのかもしれない。実際にあった話を元にしているそうだが、ニクソンの「大統領のやることは~犯罪にはならない」的な発言って、本当にあったのだろうか?題材に期待していた分、肩透かし感があったのが残念。
◆のぼうの城 ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年11月2日公開。秀吉配下の石田三成2万の軍勢に攻められた成田長親が、忍城(おしじょう)に籠って500人の侍で防衛する話。とかく石田三成を無脳に描きたいのか、その扱いが酷い。配役にあえて賢くなさそうな上地雄輔を起用するとか、悪意が感じられる。ただ若き日のメル・ギブソン似の佐藤浩市と山口智充は良かった。三成が水攻めに取りかかって決行するまでの様子はもっとリアルに描いて欲かった。娯楽映画としては及第点だが、映画館で1800円払ってまで観る価値があるかどうか。
2010年4月10日公開。エイリアンが地球に流れ着いて、20年間住みついた後にドンパチやって帰っていく話。民間企業が街中で軍事行為を行ったり、主人公が初めて見る宇宙船を操縦出来たりする点を気にしなければ非常にリアルに出来ている。ドキュメンタリー調の構成がSF設定を現実的なモノに見せてくれる点も良い。現実の世界でエイリアンと共存するならこんな形だろう・・・を生々しく映像化している点は評価する。どこかのサイトで「汚いE.T.」と評されていたが、これが一番的確な表現だと思う。
◆シティ・オブ・ゴッド ★★★★★★★★☆☆
2003年6月28日公開。リオデジャネイロの貧困街を舞台としたストリート・チルドレンの抗争を描き・・・銃でギャングの頂点に登りつめた男も、いずれは銃でその地位を失うという因果応報な話。ブラジル版スラムドッグ$ミリオネア。とにかく出てくる人間の殆どが薬物中毒で、実話が元となっている。少年に同年代の少年を射殺するように強要するシーンは痛々しい。
◆シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム ★★★☆☆☆☆☆☆☆
2012年3月10日公開。19世紀末のヨーロッパで、頻発する爆破事件にホームズが勝手に顔を突っ込んで真相を勝手に解決する話。ヨーロッパの街並みや風景は非常に美しく良く撮れているが、ストーリー展開が糞過ぎて話にならない。前作を観ていないのが原因かもしれないが、観る人が知らない設定が前提でどんどん話が進み、今、何が問題で何が起きているのかが全く見えない。またアクションシーンに力を入れ過ぎたのか、ホームズが力技で悪役をばったばったとなぎ倒して行く。期待していた推理モノとは縁遠く、映像の美しさ以外には観るべきところがない駄作。
◆ノーカントリー ★★★★☆☆☆☆☆☆
2008年3月15日。マフィアの麻薬取引現場で銃撃戦が起き、そこでうっかり拾った大金を持ち逃げした男がマフィアの刺客から追われる話。とにかく様々なモノの説明不足で、見ていて疑問に思う点が殆ど解決されないまま淡々と話が進んで気がついたら終わってた。と言うか、大金持って逃げる男が主人公だと思ってたら、あっさり殺されて驚いた。事件を遠巻きに眺めていた怠慢保安官(トミー・リー・ジョーンズ)が回想してるだけの糞映画で、これがアカデミー作品賞とか、この年に撮られた映画は3本しかないに違いない。
◆フロスト×ニクソン ★★★★★☆☆☆☆☆
2009年3月28日公開。ウォーターゲート事件で失脚したニクソン大統領と、イギリスの司会者フロストとのインタビューでの駆け引きを描いた作品。終始ニクソンペースで収録が進む中、あれだけタフだったニクソンが、その程度の話題で崩れてしまうのが拍子抜けした。また、フロストのインタビューにも新進気鋭さを感じない。これは字幕を通して司会者としての人物を評価しているからか、英語で聞いて英語で理解しないと面白さが理解出来ない作品なのかもしれない。実際にあった話を元にしているそうだが、ニクソンの「大統領のやることは~犯罪にはならない」的な発言って、本当にあったのだろうか?題材に期待していた分、肩透かし感があったのが残念。
◆のぼうの城 ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年11月2日公開。秀吉配下の石田三成2万の軍勢に攻められた成田長親が、忍城(おしじょう)に籠って500人の侍で防衛する話。とかく石田三成を無脳に描きたいのか、その扱いが酷い。配役にあえて賢くなさそうな上地雄輔を起用するとか、悪意が感じられる。ただ若き日のメル・ギブソン似の佐藤浩市と山口智充は良かった。三成が水攻めに取りかかって決行するまでの様子はもっとリアルに描いて欲かった。娯楽映画としては及第点だが、映画館で1800円払ってまで観る価値があるかどうか。
◆極道めし ★★★★★☆☆☆☆☆
2011年9月23日公開。雑居房の受刑者5人が正月のおせち料理の1品を賭けて、これまでに食べた一番旨いモノについてのトークを披露する話。個人的には、主人公が話したキャベツの千切り敷き詰めたインスタントラーメンが一番旨そうだった。あと、チャンコ役の俳優(ぎたろー)は、最初はハムの諸見里(例の滑舌悪い芸人)かと思った。見てると腹が減る作品。
◆告白 ★★★★★★★★☆☆
2010年6月5日公開。子供を殺された教師(松たか子)が自分の教え子の中学生に復讐する話。HIV患者に対する差別、いじめ、家庭内暴力、少年法などがテーマとなっており、復讐の方法も秀逸で面白く考えさせられる。ただ、全く無関係の生徒たちが復讐の道具に使われてるのは残酷と言えば残酷だし、例の爆破シーンもくどいと感じた。冒頭30分で描かれる最初の告白が非常に秀逸で、これのためだけにでも観る価値はある。R15+指定作品。
◆善き人のためのソナタ ★★★★★★★★☆☆
2007年2月10日公開。冷戦期の東ドイツで、劇作家と舞台女優がシュタージ(秘密警察)に監視される話。監視(盗聴)役のヴィースラー大尉が、なぜドライマンを擁護するようになるかが非常に分かりにくいが、ラストが非常に素晴らしく許してしまう。また、政府が自由な言論を弾圧し、自殺者の多い国はいずれ滅ぶと言う点には納得する。「私のための本だ」は心に残る名台詞。久しぶりの良作。
◆ディア・ブラザー ★★★★★★☆☆☆☆
劇場(日本)未公開。無実の罪で終身刑になったDQN兄を救うため、貧乏な妹が子供を育てながら弁護士になって冤罪と戦う話。実話が元になっており、兄妹愛、家族愛がテーマとなっている。「死刑のある州だったら、今頃兄はもういない。」と言う妹の言葉が印象的。
◆LIAR GAME -再生- ★★★★☆☆☆☆☆☆
2012年3月3日公開。原作のイス取りゲームを単発の2時間ドラマにまとめたモノ。無理矢理2時間に圧縮してるために端折った感があるし、その上不要なキャラが多くて違和感も残る。ヨコヤと福永も顔を出す割にはストーリーに全く関係ないし、芦田愛菜と江角マキコは本当に要らない。前作(リンゴ揃える奴)は原作にない書き下ろしだから新鮮さもあったが、本作はそれもなく非常に不満。ただ秋山が安川を脅迫して味方にするシーンは、原作に忠実に描かれていて良かった。ここはライアーゲーム(原作)の中でも指折りの名シーンだと思う。
◆激突! ★★★☆☆☆☆☆☆☆
1973年1月13日公開。ハイウェイで大型タンクローリーを追い抜いた普通乗用車が、執拗にタンクローリーから追い回されて命を狙われるだけの話。小さい頃に地上波で何度も観たはずなんだけど、結末を思いだせなくて借りてきた。タンクローリーの運転手の姿が見えないところは見る人の恐怖心を煽ってくれるが、結局、何でそんな行為に及んだかの説明もないまま終わって非常にもやもやする。スティーヴン・スピルバーグの初期の作品で、見えない恐怖から追われるという技法は後の「ジョーズ」へと引き継がれている様だ。
2011年9月23日公開。雑居房の受刑者5人が正月のおせち料理の1品を賭けて、これまでに食べた一番旨いモノについてのトークを披露する話。個人的には、主人公が話したキャベツの千切り敷き詰めたインスタントラーメンが一番旨そうだった。あと、チャンコ役の俳優(ぎたろー)は、最初はハムの諸見里(例の滑舌悪い芸人)かと思った。見てると腹が減る作品。
◆告白 ★★★★★★★★☆☆
2010年6月5日公開。子供を殺された教師(松たか子)が自分の教え子の中学生に復讐する話。HIV患者に対する差別、いじめ、家庭内暴力、少年法などがテーマとなっており、復讐の方法も秀逸で面白く考えさせられる。ただ、全く無関係の生徒たちが復讐の道具に使われてるのは残酷と言えば残酷だし、例の爆破シーンもくどいと感じた。冒頭30分で描かれる最初の告白が非常に秀逸で、これのためだけにでも観る価値はある。R15+指定作品。
◆善き人のためのソナタ ★★★★★★★★☆☆
2007年2月10日公開。冷戦期の東ドイツで、劇作家と舞台女優がシュタージ(秘密警察)に監視される話。監視(盗聴)役のヴィースラー大尉が、なぜドライマンを擁護するようになるかが非常に分かりにくいが、ラストが非常に素晴らしく許してしまう。また、政府が自由な言論を弾圧し、自殺者の多い国はいずれ滅ぶと言う点には納得する。「私のための本だ」は心に残る名台詞。久しぶりの良作。
◆ディア・ブラザー ★★★★★★☆☆☆☆
劇場(日本)未公開。無実の罪で終身刑になったDQN兄を救うため、貧乏な妹が子供を育てながら弁護士になって冤罪と戦う話。実話が元になっており、兄妹愛、家族愛がテーマとなっている。「死刑のある州だったら、今頃兄はもういない。」と言う妹の言葉が印象的。
◆LIAR GAME -再生- ★★★★☆☆☆☆☆☆
2012年3月3日公開。原作のイス取りゲームを単発の2時間ドラマにまとめたモノ。無理矢理2時間に圧縮してるために端折った感があるし、その上不要なキャラが多くて違和感も残る。ヨコヤと福永も顔を出す割にはストーリーに全く関係ないし、芦田愛菜と江角マキコは本当に要らない。前作(リンゴ揃える奴)は原作にない書き下ろしだから新鮮さもあったが、本作はそれもなく非常に不満。ただ秋山が安川を脅迫して味方にするシーンは、原作に忠実に描かれていて良かった。ここはライアーゲーム(原作)の中でも指折りの名シーンだと思う。
◆激突! ★★★☆☆☆☆☆☆☆
1973年1月13日公開。ハイウェイで大型タンクローリーを追い抜いた普通乗用車が、執拗にタンクローリーから追い回されて命を狙われるだけの話。小さい頃に地上波で何度も観たはずなんだけど、結末を思いだせなくて借りてきた。タンクローリーの運転手の姿が見えないところは見る人の恐怖心を煽ってくれるが、結局、何でそんな行為に及んだかの説明もないまま終わって非常にもやもやする。スティーヴン・スピルバーグの初期の作品で、見えない恐怖から追われるという技法は後の「ジョーズ」へと引き継がれている様だ。
◆英国王のスピーチ ★★★★★★☆☆☆☆
2011年1月7日公開。吃音に悩まされたイギリス王ジョージ6世とその治療にあたった言語療法士の友情を、史実に基づき描いた作品(wikiより)。本当は国王なんかにはなりたくなかったと吐露するシーンや、アドルフヒトラーの饒舌な演説を感慨深そうに聞く様が人間臭く描かれていて非常に良い。ただ、言語療法士のライオネルは、どう見ても小藪千豊にしか見えない。第83回アカデミー賞作品賞。
◆ロボジー ★★★★★★☆☆☆☆
2012年1月14日公開。ロボット博用に開発した二足歩行ロボットがうっかり壊れてしまったために、中に爺さんを入れた偽物で急場を凌ごう・・・とする日本のコメディ作品。とかく中に入ったジジイが横柄で不快感がある(年老いたらこんな風になるのか・・・)が、終わり方は「まぁこんなもんか」と「それなりに」納得。映画とは言え、やってることは詐欺まがいで他人を騙してることに他ならないんで、誰も傷付けない終わり方は難しいと思う。ただ、テンポは悪くないので、最後まで飽きなく見ることは出来た。チャン・カワイも、なかなか良い役者だったと思う。ただ、矢口史靖作品の中でもスイング・ガールズやウォーター・ボーイズと比べると大きく見劣る。
◆グラディエーター ★★★★★★☆☆☆☆
2000年6月17日公開。家族を殺され奴隷に身分を落とされた古代ローマ帝国の将軍が、剣闘士(グラディエーター)として這い上がってローマ皇帝に復讐する話。CGも含めて映像は非常に美しいが、たまたま剣闘士として勝ち上がることが復讐の足がかりとなっているだけで、復讐をテーマとして謳っている(っぽい?)のに、主人公にその気概をあまり感じないのが宜しくない。つか、虎をも倒す凄腕の剣闘士に、(幾ら怪我を負わせているとは言え)ローマ皇帝自身が一騎打ちを申し込んで返り討ちに遭うって糞展開はどうよ?映画独特のご都合展開は許せても、あり得ない展開には不愉快さを隠せない。
◆ゆれる ★★★★★☆☆☆☆☆
2006年7月8日公開。イケメン弟、もてない兄、その兄の会社で働く女性。渓谷のつり橋から転落死した女性が事故死なのか他殺なのかをめぐって、兄の裁判になって証言がコロコロ変わる裁判話。結局、真相が分からないまま判決が出るが、兄弟愛を描きたいのか兄弟間の醜さを描きたいのかがどっちつかずでつまらない。扱う真相が、所詮「つり橋の上でどうだったか」程度の内容なので、それ以外の部分をしっかり描かないと退屈な内容になってしまう。あと、田舎のガソリンスタンドで独身のまま働いてる女性役に真木よう子は美人過ぎるので、もっと見た目の冴えない女優を使ってリアリティを出すべきだと思った。
◆戦火の馬 ★★★★★★★★☆☆
2011年12月25日公開。イギリスに生まれ、第一次世界大戦で軍馬としてフランスに送られた馬と、周辺の人間たちの物語を、馬の視点で描く。とにかく、最初の購入者である小作人がクズ過ぎて馬が哀れ。また、ドイツ軍の機関銃に騎兵で突っ込んで全滅するイギリス軍って「どんだけ弱いねん」と思ってたら、どうもこれが史実らしい。最後にボロボロになりながらも、指笛に反応する「ジョーイ」に涙した。良作。
◆ガタカ ★★★★★☆☆☆☆☆
1998年5月2日公開。遺伝子操作により優れた能力を持って生まれた「適正者」と、自然出産により産まれた「不適正者」が存在する近未来SFにおいて、不適正者の主人公が遺伝子を偽って宇宙飛行士を目指すも、職場の殺人事件を機に「不適正者」が疑われる話。ただ、本人判定のシーンだけが特別に描かれており、宇宙局のリアリティが殆ど感じられなかった。最後にもスーツ姿で宇宙船に乗り込むとか、色々と残念。テーマだけが先行して細部の作り込みが甘い等・・・TIMEに似たがっかり感があったが、監督が同じで凄く納得した。
2011年1月7日公開。吃音に悩まされたイギリス王ジョージ6世とその治療にあたった言語療法士の友情を、史実に基づき描いた作品(wikiより)。本当は国王なんかにはなりたくなかったと吐露するシーンや、アドルフヒトラーの饒舌な演説を感慨深そうに聞く様が人間臭く描かれていて非常に良い。ただ、言語療法士のライオネルは、どう見ても小藪千豊にしか見えない。第83回アカデミー賞作品賞。
◆ロボジー ★★★★★★☆☆☆☆
2012年1月14日公開。ロボット博用に開発した二足歩行ロボットがうっかり壊れてしまったために、中に爺さんを入れた偽物で急場を凌ごう・・・とする日本のコメディ作品。とかく中に入ったジジイが横柄で不快感がある(年老いたらこんな風になるのか・・・)が、終わり方は「まぁこんなもんか」と「それなりに」納得。映画とは言え、やってることは詐欺まがいで他人を騙してることに他ならないんで、誰も傷付けない終わり方は難しいと思う。ただ、テンポは悪くないので、最後まで飽きなく見ることは出来た。チャン・カワイも、なかなか良い役者だったと思う。ただ、矢口史靖作品の中でもスイング・ガールズやウォーター・ボーイズと比べると大きく見劣る。
◆グラディエーター ★★★★★★☆☆☆☆
2000年6月17日公開。家族を殺され奴隷に身分を落とされた古代ローマ帝国の将軍が、剣闘士(グラディエーター)として這い上がってローマ皇帝に復讐する話。CGも含めて映像は非常に美しいが、たまたま剣闘士として勝ち上がることが復讐の足がかりとなっているだけで、復讐をテーマとして謳っている(っぽい?)のに、主人公にその気概をあまり感じないのが宜しくない。つか、虎をも倒す凄腕の剣闘士に、(幾ら怪我を負わせているとは言え)ローマ皇帝自身が一騎打ちを申し込んで返り討ちに遭うって糞展開はどうよ?映画独特のご都合展開は許せても、あり得ない展開には不愉快さを隠せない。
◆ゆれる ★★★★★☆☆☆☆☆
2006年7月8日公開。イケメン弟、もてない兄、その兄の会社で働く女性。渓谷のつり橋から転落死した女性が事故死なのか他殺なのかをめぐって、兄の裁判になって証言がコロコロ変わる裁判話。結局、真相が分からないまま判決が出るが、兄弟愛を描きたいのか兄弟間の醜さを描きたいのかがどっちつかずでつまらない。扱う真相が、所詮「つり橋の上でどうだったか」程度の内容なので、それ以外の部分をしっかり描かないと退屈な内容になってしまう。あと、田舎のガソリンスタンドで独身のまま働いてる女性役に真木よう子は美人過ぎるので、もっと見た目の冴えない女優を使ってリアリティを出すべきだと思った。
◆戦火の馬 ★★★★★★★★☆☆
2011年12月25日公開。イギリスに生まれ、第一次世界大戦で軍馬としてフランスに送られた馬と、周辺の人間たちの物語を、馬の視点で描く。とにかく、最初の購入者である小作人がクズ過ぎて馬が哀れ。また、ドイツ軍の機関銃に騎兵で突っ込んで全滅するイギリス軍って「どんだけ弱いねん」と思ってたら、どうもこれが史実らしい。最後にボロボロになりながらも、指笛に反応する「ジョーイ」に涙した。良作。
◆ガタカ ★★★★★☆☆☆☆☆
1998年5月2日公開。遺伝子操作により優れた能力を持って生まれた「適正者」と、自然出産により産まれた「不適正者」が存在する近未来SFにおいて、不適正者の主人公が遺伝子を偽って宇宙飛行士を目指すも、職場の殺人事件を機に「不適正者」が疑われる話。ただ、本人判定のシーンだけが特別に描かれており、宇宙局のリアリティが殆ど感じられなかった。最後にもスーツ姿で宇宙船に乗り込むとか、色々と残念。テーマだけが先行して細部の作り込みが甘い等・・・TIMEに似たがっかり感があったが、監督が同じで凄く納得した。
◆博士の愛した数式 ★★★★★☆☆☆☆☆
2006年1月21日公開。交通事故の後遺症で記憶が80分しか持続しなくなった元数学者の博士と、家政婦とその息子ルートのふれあいを描いた作品。とにかく深津絵里が心優しい。その息子も優しく、博士も優しいので観ているこっちまで嬉しくなれる。ただ、映画として見るとインパクトのあるイベントに欠けるので・・・物足りない感があるのは否めない。
◆マネーボール ★★★★★★☆☆☆☆
2011年11月11日公開。弱小貧乏球団を、独自の「マネー・ボール理論」により改革したゼネラルマネージャーの話。メジャーリーグの選手って、あんなに簡単に首切られるのか。ただ肝心の「マネー・ボール理論」でチームが強くなっていく様が描き切れていない様に思ったし、展開の山谷が薄い気もした。最後に勝って終わるのでなく、まだまだ先が続く様に思える終わり方は良かった。
◆ハート・ロッカー ★★★★★★☆☆☆☆
2010年3月6日公開。イラクで爆発物を処理する特殊部隊の話。「テロ=悪」を全面に謳っており、「アメリカ=正義」のごり押し臭は好きになれない。ただ実際に中東で撮影するなどリアリティは非常に高く、この点はアカデミー作品賞なのかと納得出来る。
◆アフタースクール ★★★★★☆☆☆☆☆
2008年5月24日公開。「運命じゃない人」の出来に惚れて、内田けんじ監督作品を借りてきた。オチは確かに予想は出来なかったけど、「まぁ、そんなもんか」程度な内容にイマイチ感が残る。「運命じゃない人」を観た後だけに、何となく蛇足感を感じたし、観ていて何の衝撃もなかった。田畑智子が意外と美人だったのが一番の衝撃か。
◆サイコ ★★★★★★☆☆☆☆
1960年6月16日公開。不倫の横領犯が殺人事件に巻き込まれるヒッチコック作品。60年代にこのオチならば十分に評価できるが、横領犯の逃走劇と、殺人シーンが雑過ぎて非常に萎える。後半の盛り返しだけで見せようとしているのが残念で、オチを際立てるためにも前半の逃走シーンでもう少し魅せる内容にして欲しかった。
◆大脱走 ★★★★★★☆☆☆☆
1963年7月4日公開。第二次世界大戦時、ナチスドイツの捕虜収容所から集団脱走する話。三時間もかけてその終わり方かよ!と感じたけど、史実に基づいてるのなら仕方ないのかな。ただ、その終わり方に陽気な大脱走マーチは合ってない気がする。盗んだバイクや戦闘機で逃げるシーンは良く出来ていると思うが、ゲシュタポが普通に英語で話してるのは如何なものか。名作と言われてる割には、アラが多い。捕虜の扱いだけに注目すると、欧米先進国と太平洋戦争時の日本とのギャップに驚かされる。
2006年1月21日公開。交通事故の後遺症で記憶が80分しか持続しなくなった元数学者の博士と、家政婦とその息子ルートのふれあいを描いた作品。とにかく深津絵里が心優しい。その息子も優しく、博士も優しいので観ているこっちまで嬉しくなれる。ただ、映画として見るとインパクトのあるイベントに欠けるので・・・物足りない感があるのは否めない。
◆マネーボール ★★★★★★☆☆☆☆
2011年11月11日公開。弱小貧乏球団を、独自の「マネー・ボール理論」により改革したゼネラルマネージャーの話。メジャーリーグの選手って、あんなに簡単に首切られるのか。ただ肝心の「マネー・ボール理論」でチームが強くなっていく様が描き切れていない様に思ったし、展開の山谷が薄い気もした。最後に勝って終わるのでなく、まだまだ先が続く様に思える終わり方は良かった。
◆ハート・ロッカー ★★★★★★☆☆☆☆
2010年3月6日公開。イラクで爆発物を処理する特殊部隊の話。「テロ=悪」を全面に謳っており、「アメリカ=正義」のごり押し臭は好きになれない。ただ実際に中東で撮影するなどリアリティは非常に高く、この点はアカデミー作品賞なのかと納得出来る。
◆アフタースクール ★★★★★☆☆☆☆☆
2008年5月24日公開。「運命じゃない人」の出来に惚れて、内田けんじ監督作品を借りてきた。オチは確かに予想は出来なかったけど、「まぁ、そんなもんか」程度な内容にイマイチ感が残る。「運命じゃない人」を観た後だけに、何となく蛇足感を感じたし、観ていて何の衝撃もなかった。田畑智子が意外と美人だったのが一番の衝撃か。
◆サイコ ★★★★★★☆☆☆☆
1960年6月16日公開。不倫の横領犯が殺人事件に巻き込まれるヒッチコック作品。60年代にこのオチならば十分に評価できるが、横領犯の逃走劇と、殺人シーンが雑過ぎて非常に萎える。後半の盛り返しだけで見せようとしているのが残念で、オチを際立てるためにも前半の逃走シーンでもう少し魅せる内容にして欲しかった。
◆大脱走 ★★★★★★☆☆☆☆
1963年7月4日公開。第二次世界大戦時、ナチスドイツの捕虜収容所から集団脱走する話。三時間もかけてその終わり方かよ!と感じたけど、史実に基づいてるのなら仕方ないのかな。ただ、その終わり方に陽気な大脱走マーチは合ってない気がする。盗んだバイクや戦闘機で逃げるシーンは良く出来ていると思うが、ゲシュタポが普通に英語で話してるのは如何なものか。名作と言われてる割には、アラが多い。捕虜の扱いだけに注目すると、欧米先進国と太平洋戦争時の日本とのギャップに驚かされる。
◆カウボーイ & エイリアン ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
2011年10月22日公開。金鉱脈を発掘しに来たエイリアンが、西部開拓時代の地球人と戦う話。「西部劇にエイリアンが出てきたら面白そうじゃね?」的なノリで作っただけの内容。つか、あんだけ近未来兵器を持ったエイリアンが何で素手で襲ってくるんだよ。しかも数と質で勝ってるエイリアンが結局負けるし。最初の30分はそれなりにワクワク感があるが、どんどんつまらなくなっていく糞映画。予告編より面白いシーンは皆無。
◆北北西に進路を取れ ★★★★★☆☆☆☆☆
1959年9月17日公開。人違い誘拐の真相がいい加減過ぎるし、その後巻き込まれるトラブルの目的と手段に合理性を感じない。イヴ・ケンドールが身に着けていたドレスが50年以上も前のモノとは思えないくらい素晴らしい点以外は、さほど見るトコロはないと思う。ヒッチコック作品ってだけで過大評価されている。
◆スティング ★★★★★★☆☆☆☆
1974年6月15日公開。1936年のシカゴが舞台。詐欺仲間をギャングに殺された青年(R・レッドフォード)が、伝説的賭博師(P・ニューマン)と手を組んで復讐する話。テンポ良く飽きなくスカっとする展開だが、過度に期待して観た分肩透かし感もある。目の前にフッカー本人がいて一緒に行動してるのに、それにロネガンが気付かないのはどうよ?と思った。ただ、電信賭博なんて聞いたことなかったし、通信技術が発達していない当時だから成り立ってるのは面白かった。Jのフォーカードも気持ち良い。
◆マッチスティック・メン ★★★★★★★★☆☆
2003年10月4日公開。病的な潔癖症の詐欺師の元に、十年以上前に離婚した妻の子が表れて一緒に詐欺を働く話。最後は全く予想出来なくて楽しめたけど、ここからさらに復讐劇があっても良かったと思う。また、ニコラス・ケイジが、騙し取ったお金を娘に返しに行かせるシーンは良かった。
◆ドッグヴィル ★★★★★★★★☆☆
2004年2月21日公開。世界恐慌期アメリカの、山奥の小さな村を舞台としたサスペンス。人間の弱さ、醜さ、卑しさ、傲慢さを描いている。山奥の村と言っても、撮影は床に白線で家の間取りを描いただけのセットで行われている。簡単な家具や扉程度しか用意されていないので村全体が一つの空間として描かれており、映像で魅了する作品ではなく人間模様が全てで勝負する点は評価したい(それって演劇?)。内容は・・・人の弱みに付け込んで、鎖で繋いだ女性を監禁して強姦するシーンがある等、ただただ暗いし不快感は十二分。陶器の人形を壊すシーンとか、ホント気が滅入る。人間のこんなトコロがいじめの本質なんだろうな、とも思った。観ていて嫌悪感を感じたんで、監督の意図するコトは成功してるんだろう。ラストはこの終わり方だからこそ、観ていて救われた気になれた。ただ170分は長いし、展開がダルい。もうちっと端折ってくれ。いろんな意味で、テレビでは絶対に放送されないと思う映画。
◆運命じゃない人 ★★★★★★★★★☆
2005年7月16日公開。婚約破棄された女、人の良いサラリーマン、その親友の探偵、リーマンを振った女、ヤクザの親分・・・達が経験する数時間をそれぞれの視点で描いたコメディ映画。脚本が良く出来ていれば、お金をかけなくてもこんなに面白い映画が作れるんだ、と教えてくれる作品。また、最後に追加されている1シーンが良かった。映画とは言え、それがないと救われないと思うから。「クミチョウ!デンワデス!」の着ボイスも良い。良作。
2011年10月22日公開。金鉱脈を発掘しに来たエイリアンが、西部開拓時代の地球人と戦う話。「西部劇にエイリアンが出てきたら面白そうじゃね?」的なノリで作っただけの内容。つか、あんだけ近未来兵器を持ったエイリアンが何で素手で襲ってくるんだよ。しかも数と質で勝ってるエイリアンが結局負けるし。最初の30分はそれなりにワクワク感があるが、どんどんつまらなくなっていく糞映画。予告編より面白いシーンは皆無。
◆北北西に進路を取れ ★★★★★☆☆☆☆☆
1959年9月17日公開。人違い誘拐の真相がいい加減過ぎるし、その後巻き込まれるトラブルの目的と手段に合理性を感じない。イヴ・ケンドールが身に着けていたドレスが50年以上も前のモノとは思えないくらい素晴らしい点以外は、さほど見るトコロはないと思う。ヒッチコック作品ってだけで過大評価されている。
◆スティング ★★★★★★☆☆☆☆
1974年6月15日公開。1936年のシカゴが舞台。詐欺仲間をギャングに殺された青年(R・レッドフォード)が、伝説的賭博師(P・ニューマン)と手を組んで復讐する話。テンポ良く飽きなくスカっとする展開だが、過度に期待して観た分肩透かし感もある。目の前にフッカー本人がいて一緒に行動してるのに、それにロネガンが気付かないのはどうよ?と思った。ただ、電信賭博なんて聞いたことなかったし、通信技術が発達していない当時だから成り立ってるのは面白かった。Jのフォーカードも気持ち良い。
◆マッチスティック・メン ★★★★★★★★☆☆
2003年10月4日公開。病的な潔癖症の詐欺師の元に、十年以上前に離婚した妻の子が表れて一緒に詐欺を働く話。最後は全く予想出来なくて楽しめたけど、ここからさらに復讐劇があっても良かったと思う。また、ニコラス・ケイジが、騙し取ったお金を娘に返しに行かせるシーンは良かった。
◆ドッグヴィル ★★★★★★★★☆☆
2004年2月21日公開。世界恐慌期アメリカの、山奥の小さな村を舞台としたサスペンス。人間の弱さ、醜さ、卑しさ、傲慢さを描いている。山奥の村と言っても、撮影は床に白線で家の間取りを描いただけのセットで行われている。簡単な家具や扉程度しか用意されていないので村全体が一つの空間として描かれており、映像で魅了する作品ではなく人間模様が全てで勝負する点は評価したい(それって演劇?)。内容は・・・人の弱みに付け込んで、鎖で繋いだ女性を監禁して強姦するシーンがある等、ただただ暗いし不快感は十二分。陶器の人形を壊すシーンとか、ホント気が滅入る。人間のこんなトコロがいじめの本質なんだろうな、とも思った。観ていて嫌悪感を感じたんで、監督の意図するコトは成功してるんだろう。ラストはこの終わり方だからこそ、観ていて救われた気になれた。ただ170分は長いし、展開がダルい。もうちっと端折ってくれ。いろんな意味で、テレビでは絶対に放送されないと思う映画。
◆運命じゃない人 ★★★★★★★★★☆
2005年7月16日公開。婚約破棄された女、人の良いサラリーマン、その親友の探偵、リーマンを振った女、ヤクザの親分・・・達が経験する数時間をそれぞれの視点で描いたコメディ映画。脚本が良く出来ていれば、お金をかけなくてもこんなに面白い映画が作れるんだ、と教えてくれる作品。また、最後に追加されている1シーンが良かった。映画とは言え、それがないと救われないと思うから。「クミチョウ!デンワデス!」の着ボイスも良い。良作。
週末はずっと仕事でプレリには参加できず。
◆阪急電車 ★★★★☆☆☆☆☆☆
2011年4月29日公開。二股男とDV男がクズ過ぎるが、携帯電話を真っ二つに叩き割る相武紗季は格好良い。中谷美紀編のエピソードは悪くはないが、行きと帰りは電車かよ!と突っ込まざるを得ない。そこまでやるなら、移動はタクシーだろ。また、どのシーンもセリフがセリフセリフしてるので、もう少し人間臭さにリアリティが欲しいと思った。TV版で「生でやった」発言がカットされてたのは仕方ないね。
◆ライフ -いのちをつなぐ物語- ★★★★★☆☆☆☆☆
2011年9月1日公開。良く撮ったもんだと感心するが、昔見たアースの方が衝撃的だったし、アースの方が好き。それでも、コモドオオトカゲが水牛を狩る手法は凄い。大群で取り囲んでずっと待ってるだけ、ってのは怖すぎるだろ。
◆unknown/アンノウン ★★★★☆☆☆☆☆☆
2006年11月3日公開。記憶喪失になった5人が、鍵のかかった倉庫で目覚めて脱出するために助け合ったり争ったりする内に真相が分かる・・・と言う密室サスペンス。徐々に記憶が蘇るシーンをちょっとでも見逃すとワケワカラン様になるし、線の生きてる電話があるんだからまず警察に助けを求めろよと思う。つか、そんな都合良く全員が同じレベルで記憶喪失にはならんだろ。最後の軽いどんでん返しがあるけど、登場人物の名前が分からんから理解しにくい。ライター持ってる奴とか、鼻怪我してる奴レベルで覚えてたら、記憶にも残らんわ。悪くはないが、色々と残念。製作費が少ないせいかな?
◆ユージュアル・サスペクツ ★★★★★★☆☆☆☆
1996年4月13日公開。最大のオチである、カイザー・ソゼの正体がある程度予想出来てしまうのが残念。登場人物が少な過ぎて、もう、その辺しか選択肢が残ってねーもんなぁ。観る人が知らない情報をコバヤシなる人物が丁寧に説明してくれるのはありがたいが、「そんな説明が必要なサスペンスってどうよ?」と思う。また、いつも煙草吸ってる黒人刑事も、聞いた情報を他人に説明してるだけで真相に辿り着くのがつまらない。こいつに感情移入出来る内容になっていたら、もう少し面白い作品になっていたと思う。
◆ディパーテッド ★★★★★★☆☆☆☆
2007年1月20日公開。マフィアに潜入した警察のスパイと、警察に潜入したマフィアのスパイの話。とにかく「ファック」と「フェラ」発言が多い。そらR15指定にもなるわ。それと、何だかんだ言っても結局女医も二股かけてるビッチ。とかく、色んな奴が報われないし、いっぱい人が死ぬ。最後に、女医には例の封筒を開けて欲しかった(開けたんだろうけど)。開けて欲しいというか、開封するシーンは撮って欲しかった。オチはそれなりに評価できるが、過剰に期待して観ると肩透かしを食らう。
◆ソードフィッシュ ★★★★★★★★☆☆
2001年11月3日公開。オープニングからいきなり引き込まれるし、必ず正義が勝つわけではない終わり方も良い。メイキングでは3つ準備した全てのエンディングを見ることが出来るが、監督やトラボルタが言うように・・・正義が勝つバージョンは確かに糞つまらん。ただロケットランチャーでヘリを撃ち落とすシーンは絵的にもショボいし、ストーリーも陳腐になるだけなので、これはない方が良かったと思う。本編も良かったが、観終わった後のメイキング編もなかなか良い。
◆リアル鬼ごっこ3 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2012年5月12日公開。「私たちは、B型のいない平和な日本を目指します!」「B型のくせに生き残りたいなんて、図々しすぎませんか!?」「もうすぐ日本の血液型は3つだけになります。」この衝撃的なキャッチコピーに騙されて、新作料金払って借りて観た・・・けど、これが類を見ない筋金入りの糞映画。もはやこれは「模倣犯」「インシテミル」を超える、糞映画の殿堂入り認定。予告編で高校生が黒装束の覆面男に追われてスタンガンみたいなモノで殺されるシーンがあるけど、まさかあれがこの映画の全てだとは思わんわ。しかも言うに事欠いて4・5も同時リリースとか、資源の無駄遣いも甚だしい。パッケージも12モンキーズのパクリだし。。。星ゼロ個評価は至極妥当。作った奴は死んで良い。
◆阪急電車 ★★★★☆☆☆☆☆☆
2011年4月29日公開。二股男とDV男がクズ過ぎるが、携帯電話を真っ二つに叩き割る相武紗季は格好良い。中谷美紀編のエピソードは悪くはないが、行きと帰りは電車かよ!と突っ込まざるを得ない。そこまでやるなら、移動はタクシーだろ。また、どのシーンもセリフがセリフセリフしてるので、もう少し人間臭さにリアリティが欲しいと思った。TV版で「生でやった」発言がカットされてたのは仕方ないね。
◆ライフ -いのちをつなぐ物語- ★★★★★☆☆☆☆☆
2011年9月1日公開。良く撮ったもんだと感心するが、昔見たアースの方が衝撃的だったし、アースの方が好き。それでも、コモドオオトカゲが水牛を狩る手法は凄い。大群で取り囲んでずっと待ってるだけ、ってのは怖すぎるだろ。
◆unknown/アンノウン ★★★★☆☆☆☆☆☆
2006年11月3日公開。記憶喪失になった5人が、鍵のかかった倉庫で目覚めて脱出するために助け合ったり争ったりする内に真相が分かる・・・と言う密室サスペンス。徐々に記憶が蘇るシーンをちょっとでも見逃すとワケワカラン様になるし、線の生きてる電話があるんだからまず警察に助けを求めろよと思う。つか、そんな都合良く全員が同じレベルで記憶喪失にはならんだろ。最後の軽いどんでん返しがあるけど、登場人物の名前が分からんから理解しにくい。ライター持ってる奴とか、鼻怪我してる奴レベルで覚えてたら、記憶にも残らんわ。悪くはないが、色々と残念。製作費が少ないせいかな?
◆ユージュアル・サスペクツ ★★★★★★☆☆☆☆
1996年4月13日公開。最大のオチである、カイザー・ソゼの正体がある程度予想出来てしまうのが残念。登場人物が少な過ぎて、もう、その辺しか選択肢が残ってねーもんなぁ。観る人が知らない情報をコバヤシなる人物が丁寧に説明してくれるのはありがたいが、「そんな説明が必要なサスペンスってどうよ?」と思う。また、いつも煙草吸ってる黒人刑事も、聞いた情報を他人に説明してるだけで真相に辿り着くのがつまらない。こいつに感情移入出来る内容になっていたら、もう少し面白い作品になっていたと思う。
◆ディパーテッド ★★★★★★☆☆☆☆
2007年1月20日公開。マフィアに潜入した警察のスパイと、警察に潜入したマフィアのスパイの話。とにかく「ファック」と「フェラ」発言が多い。そらR15指定にもなるわ。それと、何だかんだ言っても結局女医も二股かけてるビッチ。とかく、色んな奴が報われないし、いっぱい人が死ぬ。最後に、女医には例の封筒を開けて欲しかった(開けたんだろうけど)。開けて欲しいというか、開封するシーンは撮って欲しかった。オチはそれなりに評価できるが、過剰に期待して観ると肩透かしを食らう。
◆ソードフィッシュ ★★★★★★★★☆☆
2001年11月3日公開。オープニングからいきなり引き込まれるし、必ず正義が勝つわけではない終わり方も良い。メイキングでは3つ準備した全てのエンディングを見ることが出来るが、監督やトラボルタが言うように・・・正義が勝つバージョンは確かに糞つまらん。ただロケットランチャーでヘリを撃ち落とすシーンは絵的にもショボいし、ストーリーも陳腐になるだけなので、これはない方が良かったと思う。本編も良かったが、観終わった後のメイキング編もなかなか良い。
◆リアル鬼ごっこ3 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2012年5月12日公開。「私たちは、B型のいない平和な日本を目指します!」「B型のくせに生き残りたいなんて、図々しすぎませんか!?」「もうすぐ日本の血液型は3つだけになります。」この衝撃的なキャッチコピーに騙されて、新作料金払って借りて観た・・・けど、これが類を見ない筋金入りの糞映画。もはやこれは「模倣犯」「インシテミル」を超える、糞映画の殿堂入り認定。予告編で高校生が黒装束の覆面男に追われてスタンガンみたいなモノで殺されるシーンがあるけど、まさかあれがこの映画の全てだとは思わんわ。しかも言うに事欠いて4・5も同時リリースとか、資源の無駄遣いも甚だしい。パッケージも12モンキーズのパクリだし。。。星ゼロ個評価は至極妥当。作った奴は死んで良い。
◆テルマエ・ロマエ ★★★★★★☆☆☆☆
2012年4月28日公開。シネプレックスで観てきました。古代ローマの浴場設計技師がうっかり現代の日本とローマをタイムスリップしたり、上戸彩も勢い余って古代ローマにタイムスリップしちゃったりするコメディ映画。期待せずに観たせいか、十分に楽しめた。「平たい顔族」とは良く言ったものだ。ただ、TVドラマでなく映画なのだから、セットにはもう少し金をかけて欲しかった。
◆素敵な金縛り ★★★★☆☆☆☆☆☆
2011年10月29日公開。途中までは非常に面白い。途中までは。途中から話の大前提が大きく崩れ、観るに堪えない陳腐な作品に成り下がる。深津絵里しか幽霊(西田敏行)が見えないからこそストーリーが成り立っているのに、一番幽霊が見えたらいかん奴に見えてしまうのは大きな失敗だと思う。つか、最後なんて出演者の殆どが(幽霊を)見えとるやないか!素敵でも、金縛りでもなくなるのが残念な駄作。期待させておいて悪い意味で裏切る三谷幸喜らしい。
◆マルサの女 ★★★★★★★★★☆
1987年2月7日公開。何回観たか分からないけど、もう一度観たくなって借りてきた。死ぬ間際の爺さんを手なずけるために、看護婦が爺さんにおっぱいをしゃぶらせてるシーンは、最初観た時はショッキングだった覚えがある。25年前の映画だから色あせた感は否めないが、やはり良作中の良作。
◆マルサの女2 ★★★★★★☆☆☆☆
1988年1月15日公開。バブル期の日本を描いた続編。派手な地上げのシーンを観ると、暴対法以前の日本が先進国とは思えない。また、ヤクザ絡みのシーンは非常にリアリティがあるが、宗教団体のシーンが意外と陳腐。前作が良く出来ていただけに見劣り感がある。ただ、逃げ場を失った暴漢にナイフで脅された板倉が、罪状と刑期を挙げて説得するシーンは非常に格好良い。このシーンをもう一度観たいがためだけに借りてきたようなもんだ。
◆ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル ★★★★★★★☆☆☆
2011年12月16日公開。サーバ室に入ってしまえば全てをコントロール出来てしまう点や、裏方の支援抜きに実行部隊だけで全てを成し遂げてしまう点等の突っ込みドコロは沢山あるが・・・それらを差し引いても十分に楽しめた。ドバイの超高いビルを登るシーンや、導火線のオープニングは格好良い。
◆三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 ★★★★★★★☆☆☆
2011年10月28日公開。馬鹿殿夫人が盗まれた王冠を、三銃士が飛行船に乗って取り返しに行く映画。セットもCGも作りモノ感がなく、リアリティがあって非常に迫力がある。飛行船で飛行船を押し潰すシーンは特に見応えがあった。最後にイギリスが本気を出すシーンで終わるのもなかなか格好良くて◎。娯楽映画として十分に楽しめる。
◆シックス・センス ★★★★★★★★★☆
1999年10月30日公開。冒頭に「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」との注釈がある映画。wikiには、いきなりその秘密が書いてあるので注意(書いた奴馬鹿だろ)。ホラー映画なのに(感動して)泣いた。そして涙乾かぬうちに、いきなり衝撃のラストが訪れる。なるほど!また、鈴木福君似の少年(コール)の演技は11歳とは思えない迫真さ。良作。
◆ブラック・スワン ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
2011年5月11日公開。バレエ『白鳥の湖』の主演に抜擢され、潔白なホワイト・スワンと官能的なブラック・スワンの二つを演じることとなったバレリーナが、プレッシャーなどにより徐々に精神を壊してゆくサイコスリラー。(wikiより)
いや、もう、これが色々と酷い。主人公は努力で主役の座を勝ち取ったらしいのに、大事な練習の前日にドラッグ入りの酒を飲んだ挙句に幻覚を見て当日に遅刻とか・・・全く主役に感情移入出来ない(母親はメンヘラだし)。また、ホラーっぽさを演出したいのか、ことあるたびに主人公の体から血が出るのも伏線としてはイマイチ。傷口から鳥の毛(最初は釘に見えた)が出てきた時点で、まず病院に行けと。成り行きで勢い余ってライバルをガラスの破片で刺し殺してしまうのは仕方ないとしても、数分後には死体が消えて、そいつが生き返ってるのは幻覚でも見てんのかと(見てるんだが)。さらに、ブラックスワン役を演じ切って自己陶酔の結果、体から鳥の毛が生えてきて黒い鳥になってしまう(CG)のもナンセンス。ライバルを刺したはずのガラスの破片が自分の体から出てきてしまうのは、結局、幻覚を見ていただけと言うことでしか説明が付かない。要約すると、女の陰湿な争いを幻覚を見ながら勝ち取った自己陶酔劇を、だらだらとテンポ悪く押しつけられるだけの駄作。ジャンル分けするなら「失笑」。
◆スラムドッグ$ミリオネア ★★★★★★★★★★
2009年4月18日公開(日本)。インド版クイズ$ミリオネアにて、スラム出身で無学の青年がどんどん正解し続けたおかげで不正疑惑をかけられる話で、生い立ちを回想する形で正解を知り得た経緯が紹介される。亀田大毅似のサリーム(兄)は良い感じでヤクザに成長するが、幼少期が可愛いラティカがそのまま美人に成長して安心する。ラティカがサリームの携帯電話に出るシーンで泣いた。アカデミー賞8冠(作品賞含む)に恥じない良作。
◆オリエント急行殺人事件 ★★★★★☆☆☆☆☆
1974年製作。冒頭の、鉄道会社重役ビアンキの「12月なのに満席なん?」の台詞を覚えていれば、最後のオチが分かってしまうのが惜しい。エンドロールで何かどんでん返しでもあるのかと期待したけど、それもなく残念。出演者の豪華さを楽しむ作品な気がする。
何がイカンって、「シックス・センス」観た後に「ブラック・スワン」観たのがいかんかった。サンドウィッチマンの漫才観た後に、くまだまさしのネタ観るようなもんだ。異論は認める。
2012年4月28日公開。シネプレックスで観てきました。古代ローマの浴場設計技師がうっかり現代の日本とローマをタイムスリップしたり、上戸彩も勢い余って古代ローマにタイムスリップしちゃったりするコメディ映画。期待せずに観たせいか、十分に楽しめた。「平たい顔族」とは良く言ったものだ。ただ、TVドラマでなく映画なのだから、セットにはもう少し金をかけて欲しかった。
◆素敵な金縛り ★★★★☆☆☆☆☆☆
2011年10月29日公開。途中までは非常に面白い。途中までは。途中から話の大前提が大きく崩れ、観るに堪えない陳腐な作品に成り下がる。深津絵里しか幽霊(西田敏行)が見えないからこそストーリーが成り立っているのに、一番幽霊が見えたらいかん奴に見えてしまうのは大きな失敗だと思う。つか、最後なんて出演者の殆どが(幽霊を)見えとるやないか!素敵でも、金縛りでもなくなるのが残念な駄作。期待させておいて悪い意味で裏切る三谷幸喜らしい。
◆マルサの女 ★★★★★★★★★☆
1987年2月7日公開。何回観たか分からないけど、もう一度観たくなって借りてきた。死ぬ間際の爺さんを手なずけるために、看護婦が爺さんにおっぱいをしゃぶらせてるシーンは、最初観た時はショッキングだった覚えがある。25年前の映画だから色あせた感は否めないが、やはり良作中の良作。
◆マルサの女2 ★★★★★★☆☆☆☆
1988年1月15日公開。バブル期の日本を描いた続編。派手な地上げのシーンを観ると、暴対法以前の日本が先進国とは思えない。また、ヤクザ絡みのシーンは非常にリアリティがあるが、宗教団体のシーンが意外と陳腐。前作が良く出来ていただけに見劣り感がある。ただ、逃げ場を失った暴漢にナイフで脅された板倉が、罪状と刑期を挙げて説得するシーンは非常に格好良い。このシーンをもう一度観たいがためだけに借りてきたようなもんだ。
◆ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル ★★★★★★★☆☆☆
2011年12月16日公開。サーバ室に入ってしまえば全てをコントロール出来てしまう点や、裏方の支援抜きに実行部隊だけで全てを成し遂げてしまう点等の突っ込みドコロは沢山あるが・・・それらを差し引いても十分に楽しめた。ドバイの超高いビルを登るシーンや、導火線のオープニングは格好良い。
◆三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 ★★★★★★★☆☆☆
2011年10月28日公開。馬鹿殿夫人が盗まれた王冠を、三銃士が飛行船に乗って取り返しに行く映画。セットもCGも作りモノ感がなく、リアリティがあって非常に迫力がある。飛行船で飛行船を押し潰すシーンは特に見応えがあった。最後にイギリスが本気を出すシーンで終わるのもなかなか格好良くて◎。娯楽映画として十分に楽しめる。
◆シックス・センス ★★★★★★★★★☆
1999年10月30日公開。冒頭に「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」との注釈がある映画。wikiには、いきなりその秘密が書いてあるので注意(書いた奴馬鹿だろ)。ホラー映画なのに(感動して)泣いた。そして涙乾かぬうちに、いきなり衝撃のラストが訪れる。なるほど!また、鈴木福君似の少年(コール)の演技は11歳とは思えない迫真さ。良作。
◆ブラック・スワン ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
2011年5月11日公開。バレエ『白鳥の湖』の主演に抜擢され、潔白なホワイト・スワンと官能的なブラック・スワンの二つを演じることとなったバレリーナが、プレッシャーなどにより徐々に精神を壊してゆくサイコスリラー。(wikiより)
いや、もう、これが色々と酷い。主人公は努力で主役の座を勝ち取ったらしいのに、大事な練習の前日にドラッグ入りの酒を飲んだ挙句に幻覚を見て当日に遅刻とか・・・全く主役に感情移入出来ない(母親はメンヘラだし)。また、ホラーっぽさを演出したいのか、ことあるたびに主人公の体から血が出るのも伏線としてはイマイチ。傷口から鳥の毛(最初は釘に見えた)が出てきた時点で、まず病院に行けと。成り行きで勢い余ってライバルをガラスの破片で刺し殺してしまうのは仕方ないとしても、数分後には死体が消えて、そいつが生き返ってるのは幻覚でも見てんのかと(見てるんだが)。さらに、ブラックスワン役を演じ切って自己陶酔の結果、体から鳥の毛が生えてきて黒い鳥になってしまう(CG)のもナンセンス。ライバルを刺したはずのガラスの破片が自分の体から出てきてしまうのは、結局、幻覚を見ていただけと言うことでしか説明が付かない。要約すると、女の陰湿な争いを幻覚を見ながら勝ち取った自己陶酔劇を、だらだらとテンポ悪く押しつけられるだけの駄作。ジャンル分けするなら「失笑」。
◆スラムドッグ$ミリオネア ★★★★★★★★★★
2009年4月18日公開(日本)。インド版クイズ$ミリオネアにて、スラム出身で無学の青年がどんどん正解し続けたおかげで不正疑惑をかけられる話で、生い立ちを回想する形で正解を知り得た経緯が紹介される。亀田大毅似のサリーム(兄)は良い感じでヤクザに成長するが、幼少期が可愛いラティカがそのまま美人に成長して安心する。ラティカがサリームの携帯電話に出るシーンで泣いた。アカデミー賞8冠(作品賞含む)に恥じない良作。
◆オリエント急行殺人事件 ★★★★★☆☆☆☆☆
1974年製作。冒頭の、鉄道会社重役ビアンキの「12月なのに満席なん?」の台詞を覚えていれば、最後のオチが分かってしまうのが惜しい。エンドロールで何かどんでん返しでもあるのかと期待したけど、それもなく残念。出演者の豪華さを楽しむ作品な気がする。
何がイカンって、「シックス・センス」観た後に「ブラック・スワン」観たのがいかんかった。サンドウィッチマンの漫才観た後に、くまだまさしのネタ観るようなもんだ。異論は認める。
◆いらっしゃいませ、患者さま。 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
2005年6月4日公開。傾いた病院を建て直す秘策ってのが、結局、ナースの色仕掛けに頼った風俗まがいの姑息な手口「だけ」ってのが肩透かしを食らう。そんなシーンがヒトコマとして取り込まれてるのならば理解もできるが、結局最後までソレで通すのは映画として無理がある。ただし、原沙知絵は美人である。
◆十三人の刺客 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
2010年9月25日公開。最後のラスボスが如何に悪い奴であるかを序盤に見せつけているが、稲垣吾郎がやってる(悪い)ことは、ただの猟奇殺人であって暴君としての資質に欠ける。また13人の侍が200人の敵をバッタバッタと切り倒すシーンもリアリティに欠けて見るに堪えない。テレビの時代劇で許されるシーンであっても、それが映画でも許されると思ったら大間違いだ。また全体的に画面が暗く、安っぽいセットを暗さで誤魔化しているだけなのではないか?と勘ぐってしまう。泥だらけの茶色い殺戮シーンで終わるのであれば、途中で美しい日本の風景を挟むくらいの配慮は欲しいものだ。旧作150円でレンタルしても不満が残る駄作。
◆キサラギ ★★★★★☆☆☆☆☆
2007年6月16日公開。密室推理劇でテンポが良いのは高評価。ただ、伏線の前提が色々と都合良すぎるのは、フィクションと言う隠れ蓑を差し引いても不満が残る。お金をかけてない割には面白い。面白いだけに、ちょっと残念でもある。
◆硫黄島からの手紙 ★★★★★★★☆☆☆
2006年12月9日公開。米兵が投降した無抵抗の日本兵を射殺するシーンがあるが、これをアメリカ人が見たらどう思うだろうか?非人道的な行為はアメリカ兵に限った事ではなく、戦争だから日本兵だって残酷なことをしてるはずである。戦争の残酷さを描くのであれば、日本人の卑怯なシーンも同じように描くべきだと思う。それとも「それ」は憲兵が犬を射殺するシーンで代用したつもりなのだろうか?それでは描き足りない。これだと、日本人が少ない兵士で戦ったという自己満足の美談自慢で終わってしまう気がする(撮ったのは日本人じゃないけど)。また、「男たちの大和」でも感じたけど、中村獅童に脳筋クズ野郎を演じさせたら天下一品だと思う。
◆七人の侍 ★★★★★★★★☆☆
1954年4月26日公開。時代考証と殺陣が秀逸。ただ200分超は、ぶっちゃけ長いと思う。序盤はもうちょっと端折って撮れよと思うし、ラストに墓を見上げるシーンは二回も要らない。「勝ったのは、あの農民たちじゃよ。」の台詞の後で墓を映して終わるんだけど、その墓を数分前に一度映しているのが非常に勿体ない。最後の詰めがちょっと甘い気がする。
◆情婦 ★★★★★★★★★☆
1957年製作。原作はアガサ・クリスティの「検察側の証人」。「この映画の結末を未見の人に話さないでください。」が最後に流れることは知っていたんだけど、実際に観て知って納得の秀作。イギリスの陪審員裁判が舞台。
2005年6月4日公開。傾いた病院を建て直す秘策ってのが、結局、ナースの色仕掛けに頼った風俗まがいの姑息な手口「だけ」ってのが肩透かしを食らう。そんなシーンがヒトコマとして取り込まれてるのならば理解もできるが、結局最後までソレで通すのは映画として無理がある。ただし、原沙知絵は美人である。
◆十三人の刺客 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
2010年9月25日公開。最後のラスボスが如何に悪い奴であるかを序盤に見せつけているが、稲垣吾郎がやってる(悪い)ことは、ただの猟奇殺人であって暴君としての資質に欠ける。また13人の侍が200人の敵をバッタバッタと切り倒すシーンもリアリティに欠けて見るに堪えない。テレビの時代劇で許されるシーンであっても、それが映画でも許されると思ったら大間違いだ。また全体的に画面が暗く、安っぽいセットを暗さで誤魔化しているだけなのではないか?と勘ぐってしまう。泥だらけの茶色い殺戮シーンで終わるのであれば、途中で美しい日本の風景を挟むくらいの配慮は欲しいものだ。旧作150円でレンタルしても不満が残る駄作。
◆キサラギ ★★★★★☆☆☆☆☆
2007年6月16日公開。密室推理劇でテンポが良いのは高評価。ただ、伏線の前提が色々と都合良すぎるのは、フィクションと言う隠れ蓑を差し引いても不満が残る。お金をかけてない割には面白い。面白いだけに、ちょっと残念でもある。
◆硫黄島からの手紙 ★★★★★★★☆☆☆
2006年12月9日公開。米兵が投降した無抵抗の日本兵を射殺するシーンがあるが、これをアメリカ人が見たらどう思うだろうか?非人道的な行為はアメリカ兵に限った事ではなく、戦争だから日本兵だって残酷なことをしてるはずである。戦争の残酷さを描くのであれば、日本人の卑怯なシーンも同じように描くべきだと思う。それとも「それ」は憲兵が犬を射殺するシーンで代用したつもりなのだろうか?それでは描き足りない。これだと、日本人が少ない兵士で戦ったという自己満足の美談自慢で終わってしまう気がする(撮ったのは日本人じゃないけど)。また、「男たちの大和」でも感じたけど、中村獅童に脳筋クズ野郎を演じさせたら天下一品だと思う。
◆七人の侍 ★★★★★★★★☆☆
1954年4月26日公開。時代考証と殺陣が秀逸。ただ200分超は、ぶっちゃけ長いと思う。序盤はもうちょっと端折って撮れよと思うし、ラストに墓を見上げるシーンは二回も要らない。「勝ったのは、あの農民たちじゃよ。」の台詞の後で墓を映して終わるんだけど、その墓を数分前に一度映しているのが非常に勿体ない。最後の詰めがちょっと甘い気がする。
◆情婦 ★★★★★★★★★☆
1957年製作。原作はアガサ・クリスティの「検察側の証人」。「この映画の結末を未見の人に話さないでください。」が最後に流れることは知っていたんだけど、実際に観て知って納得の秀作。イギリスの陪審員裁判が舞台。
行きと帰りの機内で観た映画。
◆TIME ★★★★★☆☆☆☆☆
http://www.foxmovies.jp/time/information/about/about.html
2012年2月17日公開。TVCMやってて、ちょうど観たいと思ってた映画が、先行して機内でやってました。余命がデジタル表示されて、その時間を通貨代わりに支払ったり、賃金として加算したりする社会を舞台にしたモノ。発想は面白かったけど、時間を手に入れるために労働で時間を消費するあたりが設定として無理があった。途中からスケールが大きくなって話がぐだるのは仕方ない。
◆カイジ2 ~人生奪回ゲーム~ ★★★☆☆☆☆☆☆☆
http://www.kaiji-movie.jp/index.html
2011年11月5日公開。「パチンコ沼」の話。原作読んだことあれば、別に観なくても良いレベル。映画的にヒロイン役が登場しているが、ストーリー的には吉高由里子は要らない。
◆三国志英傑伝 関羽 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
http://www.sangokushi-kanu.com/
2012年1月14日公開。曹操の支配から、関所を破ってでも劉備の元へ関羽が帰る話。ただ、要所要所で関羽を襲ってくる悪役の親玉が、実は漢の皇帝だったという糞設定。「いずれ曹操を見返してやる」と関羽に話しておきながら、唯一忠義を尽くしてくれた関羽の命を狙うとかワケワカラン。
◆曲がれ!スプーン ★★★★★☆☆☆☆☆
http://www.toho.co.jp/lineup/magare-spoon/
2009年11月21日公開。超能力を扱う番組のAD(長澤まさみ)が全国行脚して自称エスパーを取材する中、偶然本物のエスパー達の集まりに遭遇する話。可もなく不可もなくもないが、テンポは良いので楽しめる。
写真は、出発直前のホノルル空港にて。
◆TIME ★★★★★☆☆☆☆☆
http://www.foxmovies.jp/time/information/about/about.html
2012年2月17日公開。TVCMやってて、ちょうど観たいと思ってた映画が、先行して機内でやってました。余命がデジタル表示されて、その時間を通貨代わりに支払ったり、賃金として加算したりする社会を舞台にしたモノ。発想は面白かったけど、時間を手に入れるために労働で時間を消費するあたりが設定として無理があった。途中からスケールが大きくなって話がぐだるのは仕方ない。
◆カイジ2 ~人生奪回ゲーム~ ★★★☆☆☆☆☆☆☆
http://www.kaiji-movie.jp/index.html
2011年11月5日公開。「パチンコ沼」の話。原作読んだことあれば、別に観なくても良いレベル。映画的にヒロイン役が登場しているが、ストーリー的には吉高由里子は要らない。
◆三国志英傑伝 関羽 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
http://www.sangokushi-kanu.com/
2012年1月14日公開。曹操の支配から、関所を破ってでも劉備の元へ関羽が帰る話。ただ、要所要所で関羽を襲ってくる悪役の親玉が、実は漢の皇帝だったという糞設定。「いずれ曹操を見返してやる」と関羽に話しておきながら、唯一忠義を尽くしてくれた関羽の命を狙うとかワケワカラン。
◆曲がれ!スプーン ★★★★★☆☆☆☆☆
http://www.toho.co.jp/lineup/magare-spoon/
2009年11月21日公開。超能力を扱う番組のAD(長澤まさみ)が全国行脚して自称エスパーを取材する中、偶然本物のエスパー達の集まりに遭遇する話。可もなく不可もなくもないが、テンポは良いので楽しめる。
写真は、出発直前のホノルル空港にて。
裁判長!ここは懲役4年でどうすか
2011年11月7日 映画借りっぱになってたDVDをようやく観た。
◆裁判長!ここは懲役4年でどうすか ★★★★★☆☆☆☆☆
お金かけてなさそうな構成が良い。片瀬那奈はやっぱり美人だ。主題歌BARBEEBOYSの「ごめんなさい(1987)」が懐かし過ぎる。
http://www.do-suka.jp/
◆裁判長!ここは懲役4年でどうすか ★★★★★☆☆☆☆☆
お金かけてなさそうな構成が良い。片瀬那奈はやっぱり美人だ。主題歌BARBEEBOYSの「ごめんなさい(1987)」が懐かし過ぎる。
http://www.do-suka.jp/
先週のめざましテレビの中で紹介された、ホオジロザメがアザラシを襲うシーンがあまりにも衝撃的過ぎて思わず封切り初日に観に行ってきました。
◆Earth ★★★★★★★★☆☆
地球をテーマとしたネイチャー・ドキュメンタリー作品。小学生の頃観ていた「野生の王国」とか、ディスカバリーでやってる「アニマルプラネット」的な内容を更に手間隙をかけて作り込んだ感じです。EarthもアニマルプラネットもBBC製作なので系統は同じなのですが、野生動物に焦点を当てるのではなく、野生動物が生息する地球そのものに焦点を当てている点に新鮮さを感じます。これはカメラが動物にアップで近づいていくのではなく、引いてどんどんと広大な地球が映し出されていく撮り方で実現されています。この視点が今までに見てきたドキュメンタリー作品とは一味違い、地球の荘厳さを上手く表現出来ていると思います。特にストーリーもない、映像だけで勝負した作品だからこそ、劇場の大きなスクリーンで観たいものです。
http://earth.gyao.jp/
◆Earth ★★★★★★★★☆☆
地球をテーマとしたネイチャー・ドキュメンタリー作品。小学生の頃観ていた「野生の王国」とか、ディスカバリーでやってる「アニマルプラネット」的な内容を更に手間隙をかけて作り込んだ感じです。EarthもアニマルプラネットもBBC製作なので系統は同じなのですが、野生動物に焦点を当てるのではなく、野生動物が生息する地球そのものに焦点を当てている点に新鮮さを感じます。これはカメラが動物にアップで近づいていくのではなく、引いてどんどんと広大な地球が映し出されていく撮り方で実現されています。この視点が今までに見てきたドキュメンタリー作品とは一味違い、地球の荘厳さを上手く表現出来ていると思います。特にストーリーもない、映像だけで勝負した作品だからこそ、劇場の大きなスクリーンで観たいものです。
http://earth.gyao.jp/
100円レンタルで借りて来たのは良いが、気が付けば返却日が明日になっていたDVDを眠い目を擦りながら観た。
◆バブルへGO!!〜タイムマシンはドラム式〜 ★★★★★★★☆☆☆
ひとことで言えば、邦画版バック・トゥ・ザ・フューチャー。何の気なしにテキトーに借りてきた割には、非常に面白かった。そしてスタッフロールで気づいたんだけど、実は、これってホイチョイの作品じゃないですか!ホイチョイ・プロダクションズは、「上品ドライバー」以来のお気に入りです。なるほど、だから薬師丸ひろ子なのか。
http://www.go-bubble.com/index.html
お金をかけずに観る人を引き込む作品に感心。「蒼き狼」を観た後だけになおさら。
◆バブルへGO!!〜タイムマシンはドラム式〜 ★★★★★★★☆☆☆
ひとことで言えば、邦画版バック・トゥ・ザ・フューチャー。何の気なしにテキトーに借りてきた割には、非常に面白かった。そしてスタッフロールで気づいたんだけど、実は、これってホイチョイの作品じゃないですか!ホイチョイ・プロダクションズは、「上品ドライバー」以来のお気に入りです。なるほど、だから薬師丸ひろ子なのか。
http://www.go-bubble.com/index.html
お金をかけずに観る人を引き込む作品に感心。「蒼き狼」を観た後だけになおさら。
蒼き狼 地果て海尽きるまで
2007年9月24日 映画「お金出して観に行くほどの内容ではないよ」と言われて、DVD化されるのを待っていた「蒼き狼」を借りてきた。
◆蒼き狼 地果て海尽きるまで ★★★★☆☆☆☆☆☆
歴史モノの作品は史実を変えられない以上、どうしてもこういう年代史的な作りになってしまうのは仕方がないと思う。また、オールモンゴルロケをなんてモノを行ってしまうと莫大な費用を要してしまう、というのも仕方がないと思う。それを踏まえてもどこか物足りないのは何でだろう?あと、クランとか言う女兵士役は要らんよね。作品の安っぽさに拍車をかける。この手の歴史スペクタル作品は、大好きなだけに非常に残念だ。
http://www.aoki-ookami.com/
総制作費30億円と聞いて「30億円かけてこの程度か」とも思ったし、「この程度の内容でも作るのに30億円もかかってしまうのか」とも思った。数年前に公開されたキングコングの制作費は400億円ね。
◆蒼き狼 地果て海尽きるまで ★★★★☆☆☆☆☆☆
歴史モノの作品は史実を変えられない以上、どうしてもこういう年代史的な作りになってしまうのは仕方がないと思う。また、オールモンゴルロケをなんてモノを行ってしまうと莫大な費用を要してしまう、というのも仕方がないと思う。それを踏まえてもどこか物足りないのは何でだろう?あと、クランとか言う女兵士役は要らんよね。作品の安っぽさに拍車をかける。この手の歴史スペクタル作品は、大好きなだけに非常に残念だ。
http://www.aoki-ookami.com/
総制作費30億円と聞いて「30億円かけてこの程度か」とも思ったし、「この程度の内容でも作るのに30億円もかかってしまうのか」とも思った。数年前に公開されたキングコングの制作費は400億円ね。
ニューオリンズ・トライアル
2007年8月5日 映画 コメント (1)久々に面白い映画を観た。2003年に作成された裁判モノのハリウッド映画。
◆ニューオリンズ・トライアル ★★★★★★★★★☆
銃犯罪の民事訴訟と、その裁判に係わる陪審員制度がテーマとなるアメリカならではのストーリー。ニューオーリンズの証券会社で銃乱射事件が発生し、犯人は11人を射殺した後に自殺する。二年後、犯行に使われた銃の製造と販売責任をめぐり、遺族の一人が銃メーカーのヴィックスバーグ社を相手取って民事訴訟を起こした。ヴィックスバーグ社が敗訴すれば全米で同様の訴訟が起こることが明らかであり、被告側は陪審コンサルタントを雇って評決の鍵を握る陪審員に対して裏工作を進めることとなる。(ここでアメリカの陪審員制度を全く知らないので、若干の疑問が残るんですが・・・そもそも陪審員ってのは、陪審員候補者の中から原告代表と被告代表が選ぶんでしょうか?それだと利害関係人の恣意的な考えが反映されて、そもそも裁判の公平を保つことが出来ない様な気がします。)その後、紆余曲折を経て陪審員が選出され、被告と原告の両陣営に「陪審員売ります」と言う、きな臭い謎のメッセージが送りつけられるのです。
銃犯罪を描いているが、実は陪審員制度の是非がテーマにも感じ取ることが出来る。2009年の5月には日本でも裁判員制度が始まります。
http://www.saibanin.courts.go.jp/
◆ニューオリンズ・トライアル ★★★★★★★★★☆
銃犯罪の民事訴訟と、その裁判に係わる陪審員制度がテーマとなるアメリカならではのストーリー。ニューオーリンズの証券会社で銃乱射事件が発生し、犯人は11人を射殺した後に自殺する。二年後、犯行に使われた銃の製造と販売責任をめぐり、遺族の一人が銃メーカーのヴィックスバーグ社を相手取って民事訴訟を起こした。ヴィックスバーグ社が敗訴すれば全米で同様の訴訟が起こることが明らかであり、被告側は陪審コンサルタントを雇って評決の鍵を握る陪審員に対して裏工作を進めることとなる。(ここでアメリカの陪審員制度を全く知らないので、若干の疑問が残るんですが・・・そもそも陪審員ってのは、陪審員候補者の中から原告代表と被告代表が選ぶんでしょうか?それだと利害関係人の恣意的な考えが反映されて、そもそも裁判の公平を保つことが出来ない様な気がします。)その後、紆余曲折を経て陪審員が選出され、被告と原告の両陣営に「陪審員売ります」と言う、きな臭い謎のメッセージが送りつけられるのです。
銃犯罪を描いているが、実は陪審員制度の是非がテーマにも感じ取ることが出来る。2009年の5月には日本でも裁判員制度が始まります。
http://www.saibanin.courts.go.jp/
◆亡国のイージス ★★★☆☆☆☆☆☆☆
平和ボケの日本を憂う自衛隊員がイージス艦を乗っ取り、僅か1リットルで東京を壊滅させることが出来る特殊兵器グソーを使って日本に対して行ったテロ行為が題材。ちょっとだけ主人公の真田広之がブルース・ウィリスにだぶって見えて、日本版ダイ・ハードを作成すればこんな感じになるのかな、と思えてよかった。ただ、テロリストの首謀者的存在であるはずの寺尾聰が、もう一人の首謀者(中井貴一)に対して「あなたの・・・。あれは本心だったのか?」と問いただすシーンがあるが、「今更この期に及んで、お前は何をそんな眠たいことを言ってるんだ!?」という怒りが込み上げてきて、一気に冷めてしまった。そんなことは内乱を起こす前にもっとよく考えろ!海上自衛隊の副艦長ともある人間が、行き当たりばったりなテロを起こしている様に思えて腹が立つ。題材自体は面白かっただけに、この点だけが残念。
http://aegis.goo.ne.jp/
◆男たちの大和 ★★★★★★☆☆☆☆
戦争の当事者であり、敗戦国の立場からでなければ描くことが出来ない内容。戦争を通し、戦艦大和の乗組員の回想を通して「生きる」とはどういうことかを訴えており、さらに、戦死せずに生き残ってしまった人間の悩みや葛藤にも共感できる。また戦場の悲惨さ・残された遺族の辛い想いはよく描かれていると思うが、仲代達矢が心臓病を隠して船を出した挙句に洋上で発作が起きて死にそうになるシーンには共感できない。お前が倒れたら、船に乗っているお客さん(鈴木京香)は遭難死の危険に直面するんだぞ。ちっとも「生きるとはどういうことか」を理解してないじゃないか!ソコだけは突っ込まずにはいられない。
http://www.yamato-movie.jp/
次は、パールハーバーと硫黄島からの手紙。
平和ボケの日本を憂う自衛隊員がイージス艦を乗っ取り、僅か1リットルで東京を壊滅させることが出来る特殊兵器グソーを使って日本に対して行ったテロ行為が題材。ちょっとだけ主人公の真田広之がブルース・ウィリスにだぶって見えて、日本版ダイ・ハードを作成すればこんな感じになるのかな、と思えてよかった。ただ、テロリストの首謀者的存在であるはずの寺尾聰が、もう一人の首謀者(中井貴一)に対して「あなたの・・・。あれは本心だったのか?」と問いただすシーンがあるが、「今更この期に及んで、お前は何をそんな眠たいことを言ってるんだ!?」という怒りが込み上げてきて、一気に冷めてしまった。そんなことは内乱を起こす前にもっとよく考えろ!海上自衛隊の副艦長ともある人間が、行き当たりばったりなテロを起こしている様に思えて腹が立つ。題材自体は面白かっただけに、この点だけが残念。
http://aegis.goo.ne.jp/
◆男たちの大和 ★★★★★★☆☆☆☆
戦争の当事者であり、敗戦国の立場からでなければ描くことが出来ない内容。戦争を通し、戦艦大和の乗組員の回想を通して「生きる」とはどういうことかを訴えており、さらに、戦死せずに生き残ってしまった人間の悩みや葛藤にも共感できる。また戦場の悲惨さ・残された遺族の辛い想いはよく描かれていると思うが、仲代達矢が心臓病を隠して船を出した挙句に洋上で発作が起きて死にそうになるシーンには共感できない。お前が倒れたら、船に乗っているお客さん(鈴木京香)は遭難死の危険に直面するんだぞ。ちっとも「生きるとはどういうことか」を理解してないじゃないか!ソコだけは突っ込まずにはいられない。
http://www.yamato-movie.jp/
次は、パールハーバーと硫黄島からの手紙。
最近劇場公開となったダイ・ハードの最新作を観に行ってきた。
◆ダイ・ハード4.0 ★★★★★☆☆☆☆☆
そもそもストーリーを期待させる映画ではないので、ドンパチに至る過程がどうであろうと問題ではない。ただ舞台となる場所が好ましくない。一作目が高層ビルで、二作目が空港。三作目がニューヨーク全体で、今回はアメリカ全土。広すぎるのだ。ブルース・ウィリス扮するマクレーン刑事の行動範囲にも限界があるため、規模のインフレ化がストーリーを安っぽくしている気がしてならない。FBIとテロリストの壮大な攻防を描く映画であれば、別にそれはダイ・ハードというタイトルである必要はない。ダイ・ハードと言う映画のウリは、単なるアクション性や派手なドンパチ映像だけではなく、マクレーン刑事の持つ不運さでありたくましさでもあると考えるからだ。この広いアメリカの中で、何でわざわざピンポイントにそんな狭いところでテロリストに遭遇するのか!と言うマクレーン刑事の不運さが、ダイ・ハードと言う映画には不可欠だと思っている。だから悪戯に舞台を広げ、テロリストを求めてマクレーンを東奔西走させるのは、僕が思うダイ・ハードという映画のあるべき姿からは大きくかけ離れているのだ。「たまたまそこにいたブルース・ウィリスが、不運にもテロに巻き込まれる」という構図だけは崩して欲しくなかった。あとは、いつものダイ・ハード。
http://movies.foxjapan.com/diehard4/
◆ダイ・ハード4.0 ★★★★★☆☆☆☆☆
そもそもストーリーを期待させる映画ではないので、ドンパチに至る過程がどうであろうと問題ではない。ただ舞台となる場所が好ましくない。一作目が高層ビルで、二作目が空港。三作目がニューヨーク全体で、今回はアメリカ全土。広すぎるのだ。ブルース・ウィリス扮するマクレーン刑事の行動範囲にも限界があるため、規模のインフレ化がストーリーを安っぽくしている気がしてならない。FBIとテロリストの壮大な攻防を描く映画であれば、別にそれはダイ・ハードというタイトルである必要はない。ダイ・ハードと言う映画のウリは、単なるアクション性や派手なドンパチ映像だけではなく、マクレーン刑事の持つ不運さでありたくましさでもあると考えるからだ。この広いアメリカの中で、何でわざわざピンポイントにそんな狭いところでテロリストに遭遇するのか!と言うマクレーン刑事の不運さが、ダイ・ハードと言う映画には不可欠だと思っている。だから悪戯に舞台を広げ、テロリストを求めてマクレーンを東奔西走させるのは、僕が思うダイ・ハードという映画のあるべき姿からは大きくかけ離れているのだ。「たまたまそこにいたブルース・ウィリスが、不運にもテロに巻き込まれる」という構図だけは崩して欲しくなかった。あとは、いつものダイ・ハード。
http://movies.foxjapan.com/diehard4/