最近観た映画

2020年4月7日 映画
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Mリーグもファイナルまで開催がなく、特にMTGやるわけでもなく邦画観てました。

◆カメラを止めるな! ★★★★★★☆☆☆☆
2018年6月23日公開。B級ゾンビ映画を撮る話。最初に他愛もない映像を垂れ流して、後から種明かしする手法はさほど珍しくはないが、持ち上げられたワリにはそれ程でもない展開にがっかりした。低予算で作った映画に過剰な期待をするにも良くないが、マスコミに取り挙げられ過ぎたのが良くないね。この種の作品なら「運命じゃない人」の方がお勧め出来る。

◆7つの会議 ★★★★★★★★☆☆
2019年2月1日公開。中堅電機メーカーで起こった不祥事に巻き込まれていく社員達を描いた話。前半の企業ドラマも十分面白く、後半以降の核心部分も面白い。半沢直樹要素あり、空飛ぶタイヤ要素あり、下町ロケット要素もあって、いつもの池井戸作品メンバーが起用されていて安心して観ることが出来る。唯一のマイナス要素は主役の野村萬斎がサラリーマンっぽくないところくらいだが、観て損はない優良作。あと朝倉あきさんは眼鏡が似合うよね。

◆空母いぶき ★★★★★☆☆☆☆☆
2019年5月24日公開。東南アジアに出現した架空の国家から日本国の領土が侵略される話。原作未読で視聴したけど、色んな制約がある中で製作するならこんなもんかという感じ。突っ込みドコロはたくさんあるが、一番納得がいかなかったのは敵国のパイロットが担架で運ばれてる最中に自衛隊員の拳銃を奪ったシーン。ここで揉み合った末に日本人パイロットが射殺されるが、ここでは自殺するために拳銃を奪ったと思っていただけに残念。自分が生き残って捕虜となってしまうと外交上のカードとして使われることが分かっているのだから、ここで潔く自決しないのは興覚めだった。あと中井貴一のコンビニ店長は全く要らないし、憲法改正の必要性を再確認するだけの作品。

◆検察側の罪人 ★★★★★★★☆☆☆
2018年8月24日公開。東京地検の検事が独自の正義感より冤罪を作り上げる話。原作未読だが、数日前に氷見事件(2002年に起きた冤罪事件)の話をテレビで見ていただけに非常に面白く引き込まれた。フィクションなので話の肝となる冤罪の部分はそれなりに納得したけど、闇献金疑惑で自殺した国会議員の件はストーリーに全然関係ないので全く要らないと思う。また前半はあれだけ丁寧に作っておきながら、後半人が死ぬ箇所はすべて謎のブローカー任せなのが雑すぎてがっかりする。沖野が叫んで終わるシーンも「何やこれ?」な感じで、最後はもっと全員が不幸になる感じでどんよりと終って欲しかった。あと要所要所に太平洋戦争の回顧シーンと麻雀の話を織り込みながら、ミッション成功時に呟くセリフが「立直一発自摸ドラドラドラ」で「トラトラトラ(ワレ奇襲ニ成功セリ)」とかけているのはなかなか良かった。また大倉孝二さんの演技が非常に素晴らしい。この人「衝動的に人殺したことがあるんじゃねーの?」ってくらいリアリティがある。ひょっとしたら練習で2~3人くらい人殺してるかもしれん。

◆マスカレード・ホテル ★★★★★★★☆☆☆
2019年1月18日公開。予告殺人が起きた高級ホテルで警察官がホテルの従業員に扮して張り込む話。ストーリーを繋ぐ小さなエピソードひとつひとつがそれなりに面白くて引き込まれる。この手の作品は前半が面白かった分後半がつまらなくて、そのギャップから非常に面白くないものに感じがちなのだが、この作品にはその不快感はなかった。連続殺人事件のトリックに重きを置く人にはそうでないのかもしれないが、娯楽映画としては十分に楽しめた。ただ例の老婆は「おばあちゃん感」が薄かったのだけが残念。長澤まさみは良かった。

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