基本セット2020の注目カード10傑（構築編）

今回もやってみました。いつものように再録カードは除外しています。

10位《Fry/丸焼き》

《Fry/丸焼き》　(１)(赤)
インスタント　M20　Uncommon
この呪文は打ち消されない。
白か青の、クリーチャー１体かプレインズウォーカー１体を対象とする。丸焼きはそれに５点のダメージを与える。

本当はこんなサイドボードカードを選びたくはないんだが、プレインズウォーカーまで狙える点が今の環境にあっているので選出した。あとイラストの世界観が凄く好き。

9位《Noxious Grasp/害悪な掌握》

《Noxious Grasp/害悪な掌握》　(１)(黒)
インスタント　M20　Uncommon
緑か白の、クリーチャー１体かプレインズウォーカー１体を対象とし、それを破壊する。あなたは１点のライフを得る。

これもサイドカードなんだけど、《ライラ》、両《テフェリー》だけでなく、《ニッサ》まで狙えるのが素晴らしい。環境に合っているので十分に活躍出来ると思う。

8位《Icon of Ancestry/祖先の象徴》

《Icon of Ancestry/祖先の象徴》　(３)
アーティファクト　M20　Rare
祖先の象徴が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプを１つ選ぶ。
あなたがコントロールしていてその選ばれたタイプであるクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。
(３),(Ｔ)：あなたのライブラリーの一番上から３枚のカードを見る。あなたはその中から、その選ばれたタイプのクリーチャー・カード１枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。

全体強化と後続の補充を同時にできる凄い奴。《光輝の運命》と違って無色なのですべての種族デッキでチャンスがあるし、デッキ構築に幅を持たせてくれる良いカードだと思う。

7位《Flame Sweep/炎の一掃》

《Flame Sweep/炎の一掃》　(２)(赤)
インスタント　M20　Uncommon
炎の一掃は、あなたがコントロールしていて飛行を持つクリーチャーを除く、各クリーチャーにそれぞれ２点のダメージを与える。

インスタントの《紅蓮地獄》なので散らした除去枠としても、サイドカードとしてもそれなりに使われると思う。

6位《Vivien, Arkbow Ranger/アーク弓のレインジャー、ビビアン》

《Vivien, Arkbow Ranger/アーク弓のレインジャー、ビビアン》　(１)(緑)(緑)(緑)
伝説のプレインズウォーカー ― ビビアン(Vivien)　M20　Mythic Rare
[+1]：クリーチャー最大２体を対象とする。それらの上に+1/+1カウンターを２個望むように割り振って置く。ターン終了時まで、それらはトランプルを得る。
[-3]：あなたがコントロールしているクリーチャー１体と、クリーチャー１体かプレインズウォーカー１体を対象とする。その前者はその後者に、自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。
[-5]：あなたは「ゲームの外部からあなたがオーナーであるクリーチャー・カード１枚を選び、それを公開してあなたの手札に加える。」を選んでもよい。
＜4＞

まず+1能力が良い。横に広げて小粒なクリーチャーを強化しても良いし、デカブツを一点強化してトランプルで貫通してもよい。また-3能力も良い。最近の格闘系除去能力は、純粋な格闘でなく一方的にダメージを与える系の格闘なので、除去って攻撃の流れを妨げないのが使い易い。-5能力も状況に応じて何か対策カードを手に入れることが出来る。予めデッキ構築に幅を持たせることが出来るのは良いことだ。

5位《Empyrean Eagle/天穹の鷲》

《Empyrean Eagle/天穹の鷲》　(１)(白)(青)
クリーチャー ― 鳥(Bird)・スピリット(Spirit)　M20　Uncommon
飛行
他の、あなたがコントロールしていて飛行を持つクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。
2/3

デッキのキーカード足り得る能力で、メインデッキに四積みして構築したくなる良いカード。

4位《Chandra, Awakened Inferno/目覚めた猛火、チャンドラ》

《Chandra, Awakened Inferno/目覚めた猛火、チャンドラ》　(４)(赤)(赤)
伝説のプレインズウォーカー ― チャンドラ(Chandra)　M20　Mythic Rare
この呪文は打ち消されない。
[+2]：各対戦相手はそれぞれ「あなたのアップキープの開始時に、この紋章はあなたに１点のダメージを与える。」を持つ紋章を得る。
[-3]：目覚めた猛火、チャンドラはエレメンタルではない各クリーチャーにそれぞれ３点のダメージを与える。
[-X]：クリーチャー１体かプレインズウォーカー１体を対象とする。目覚めた猛火、チャンドラはそれにＸ点のダメージを与える。このターン、これによりダメージを与えられたパーマネントが死亡するなら、代わりにそれを追放する。
＜6＞

今までのプレインズウォーカーが奥義でやっていたような効果を+2能力でやってのける凄い奴で、重いだけあって無茶苦茶してる。それゆえ「打ち消されない」の一文は魅力的。

3位《Knight of the Ebon Legion/漆黒軍の騎士》

《Knight of the Ebon Legion/漆黒軍の騎士》　(黒)
クリーチャー ― 吸血鬼(Vampire)・騎士(Knight)　M20　Rare
(２)(黒)：ターン終了時まで、漆黒軍の騎士は+3/+3の修正を受け接死を得る。
あなたの終了ステップの開始時に、プレイヤーがこのターンにライフを４点以上失っていた場合、漆黒軍の騎士の上に+1/+1カウンターを１個置く。（ダメージによりライフは失われる。）

起動コストが３マナと重いが、効果が+3/+3と強力なのは高評価。一回パンプしてダメージが通れば４ライフを削って+1/+1カウンターが乗るデザインだし、自分が４ライフを失ってもカウンターが乗るの点も素晴らしい。

2位《Shifting Ceratops/変容するケラトプス》

《Shifting Ceratops/変容するケラトプス》　(２)(緑)(緑)
クリーチャー ― 恐竜(Dinosaur)　M20　Rare
この呪文は打ち消されない。
プロテクション(青)（このクリーチャーは青のものよっては、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされず、装備されない。）
(緑)：ターン終了時まで、変容するケラトプスは、到達かトランプルか速攻のうちあなたが選んだ１つを得る。
5/4

メインに採用しても申し分ないスペックで、且つ、特定のデッキには劇的に効く能力ってのが素晴らしい。ただ緑の４マナ圏は激戦区なので、これくらい優秀でも使われるかは分からない。けんけんはメインデッキに４枚使いたい派なので、堂々の２位推薦。

1位《Lightning Stormkin/稲妻の嵐族》

《Lightning Stormkin/稲妻の嵐族》　(青)(赤)
クリーチャー ― エレメンタル(Elemental)・ウィザード(Wizard)　M20　Uncommon
飛行
速攻（このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(Ｔ)したりできる。）
2/2

２マナの2/2でも飛行と速攻があればさすがに十分やろ。あと20年後の基本セットだったらコイツに「果敢」が付いてるかもしれんが、2019年のスタンダードなら十分に通用すると思う。エレメンタル・ウィザードってのも当たり種族。