最近観た映画

2019年2月27日 映画
最近観た映画
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最近観た映画
一年半前に引っ越してから映画を観る機会も減ったけど、仕事の合間に少しだけレンタルした作品の雑感。


◆ジュラシック・ワールド/炎の王国 ★★★★★☆☆☆☆☆
2018年7月13日公開。前作の「ジュラシック・ワールド」崩壊からの3年後を描いた話。現代に恐竜が蘇ったらの「もしも」設定がウリな映画だが、回を重ねるごとに新鮮さがなくなって見劣り感がする。まだ前作はストーリーが明快単調で分かり易く楽しめたが、今回はオークションだの密漁だのとしょうもない設定を追加したストーリーで面白みに欠ける。だいたい海の中にいるあの超デカい恐竜はどこ行ったんだよ?あいつが一番好きなのに。

◆空飛ぶタイヤ ★★★★★★★★★☆
2018年6月15日公開。タイヤ脱落事故と大手自動車メーカーのリコール隠しを描いた話。池井戸潤原作の企業サスペンスで、題材となっているのは「三菱自動車製大型トラックの脱輪による死傷事故(2002年)」と「三菱自動車によるリコール隠し事件(2000年)」。こんなんスポンサーの都合で絶対に地上波では放送出来んやろなぁ、と思いながら観てたけど中々面白く引き込まれる。WOWOW版は5話完結(310分)で描いていたが、映画版はこれをよく2時間でまとめたなと感心する。長瀬智也が中小企業の社長っぽくない点以外は非常に良く出来ており、是非とも観て頂きたい良作。

◆女は二度決断する ★★★★★☆☆☆☆☆
2018年4月14日公開。爆弾テロで移民の夫と息子を失った女性が、犯人との裁判に臨む話。復讐モノの展開としてはこうなるんやろな、と観ていたが主人公が薬物中毒の時点であまり共感出来ない。今のドイツが移民問題を抱えていることを話に盛り込みたいのは分からんでないが、ネオナチに悪役を押し付けてるだけの話もちょっと。邦題の「二度決断する」とは、一回目がアレで二回目が最後のアレか。期待して観た分だけちょっと肩透かし感があった。さすがにオチが分かり易過ぎるやろ。そもそも予告編でそのシーンが一瞬映ってるし。

◆15時17分、パリ行き ★★★★★★☆☆☆☆
2018年3月1日公開。列車テロを取り押さえた若者3名の生い立ちを描く話。テロリストを取り押さえる現場はほんの数分の出来事なので、これだけでは一本の作品とはなり得ないが、たまたま現場に居合わせた3名の成長していく過程がドラマとして面白い。世の中の人の役に立ちたいという志は立派だが、あまり成績の良くない軍人が頑張っていく姿は応援したくなる。映画のモチーフとなったのは2015年のタリス銃乱射事件で、こういう描き方はクリント・イーストウッド監督らしくて良い。

◆ゲティ家の身代金 ★★★★★☆☆☆☆☆
2018年5月25日公開。世界屈指の大富豪の孫が誘拐される話。メル・ギブソンの『身代金』的なストーリーを期待していたら、まったく毛並みが違う話で思いのほか引き込まれる。ただ実話に基づいた話のせいか、特にサスペンス的な終わり方もなく期待外れな感じがした。ただゲティ卿から貰った彫刻が本物ではなく、ただのお土産用のレプリカだと分かった時の悲壮感はなかなか良かった。1970年代の景色もそれなりに良く描いてあったと思うが、言うほど評価の高い作品でもないと思う。


劇場公開中の『7つの会議』は早くDVD化して欲しい。

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