破滅の刻の注目カード10傑（構築編）

今回もやってみました。いつもの通り再録カードは除外しています。

10位《Ramunap Ruins/ラムナプの遺跡》

《Ramunap Ruins/ラムナプの遺跡》
土地 ― 砂漠　HOU　Uncommon
(Ｔ)：あなたのマナ・プールに(◇)を加える。
(Ｔ),１点のライフを支払う：あなたのマナ・プールに(赤)を加える。
(２)(赤)(赤),(Ｔ),砂漠１つを生け贄に捧げる：ラムナプの遺跡は各対戦相手にそれぞれ２点のダメージを与える。

エルドラージ視点で言えば、アンタップイン出来る貴重な無色＆有色マナソース（エルドラージ的には単色のダメラン）。有色マナが１種類しか出なくなった代わりにちょっとした能力が付与されているが、インスタントタイミングで起動できる最もオフェンシブな能力の「赤」が一番優秀に見える。

9位《Scavenger Grounds/屍肉あさりの地》

《Scavenger Grounds/屍肉あさりの地》
土地 ― 砂漠　HOU　Rare
(Ｔ)：あなたのマナ・プールに(◇)を加える。
(２),(Ｔ),砂漠１つを生け贄に捧げる：すべての墓地からカードをすべて追放する。

自身が砂漠なので単体で能力が完結している貴重な無色の墓地対策。スタンダード環境でどれだけ墓地を意識する必要があるかはまだ不明だが、土地である分《没収の曲杖》よりは使われそう。

8位《Supreme will/至高の意志》

《Supreme will/至高の意志》　(２)(青)
インスタント　HOU　Uncommon
以下から１つを選ぶ。
・呪文１つを対象とする。それのコントローラーが(３)を支払わないかぎり、それを打ち消す。
・あなたはライブラリーの一番上からカードを４枚見る。そのうち１枚をあたなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。

３マナの《マナの漏出》は正直言って弱いが、中盤以降に引いてしまっても役に立つのは魅力的。

7位《Earthshaker Khenra/地揺すりのケンラ》

《Earthshaker Khenra/地揺すりのケンラ》　(１)(赤)
クリーチャー ― ジャッカル・戦士　HOU　Rare
速攻
地揺すりのケンラが戦場に出たとき、地揺すりのケンラのパワー以下のパワーを持つクリーチャー１体を対象とする。このターン、それではブロックできない。
永遠(４)(赤)(赤)
2/1

２ターン目に速攻してもそれなりの強さだし、６マナで永遠化した際の4/4速攻・ブロック不可付与も相当に強いと思う。赤系のアグロデッキで使われると思う。

6位《Nicol Bolas, God-Pharaoh/王神、ニコル・ボーラス》

《Nicol Bolas, God-Pharaoh/王神、ニコル・ボーラス》　(４)(青)(黒)(赤)
プレインズウォーカー ― ボーラス　HOU　Mythic Rare
[+2]：対戦相手１人を対象とする。そのプレイヤーは、土地ではないカードが追放されるまで、自分のライブラリーの一番上からカードを１枚ずつ追放する。ターン終了時まで、あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
[+1]：各対戦相手は、それぞれ自分の手札からカードを２枚追放する。
[-4]：対戦相手１人か対戦相手がコントロールするクリーチャー１体を対象とする。王神、ニコル・ボーラスはそれに７点のダメージを与える。
[-12]：対戦相手がコントロールする、土地ではないパーマネントをそれぞれ追放する。
7

７マナのコストは軽くはないが、どの能力も十分に強いので無理してでも使われると思う。１マナの《リリアナの敗北》で対処されるのが難点。

5位《Hour of Revelation/啓示の刻》

《Hour of Revelation/啓示の刻》　(３)(白)(白)(白)
ソーサリー　HOU　Rare
戦場に土地ではないパーマネントが１０個以上あるなら、啓示の刻を唱えるためのコストは(３)少なくなる。
土地ではないパーマネントをすべて破壊する。

３マナ軽減のボーナス能力はおまけ程度に考えても、プレインズウォーカーまで含めて場の脅威を一掃できるのは優秀。

4位《Liliana’s Defeat/リリアナの敗北》

《Liliana’s Defeat/リリアナの敗北》　(黒)
ソーサリー　HOU　Uncommon
黒のクリーチャー１体か黒のプレインズウォーカー１体を対象とし、それを破壊する。そのパーマネントがリリアナ・プレインズウォーカーであったなら、それのコントローラーは３点のライフを失う。

基本的にスタンダード環境を前提に選んでいるが、《死の影》《アンコウ》《タシグル》《ヴェリアナ》とモダン環境では標的が豊富に存在するので十分に使われると思う。

3位《Abrade/削剥》

《Abrade/削剥》　(１)(赤)
インスタント　HOU　Uncommon
以下から１つを選ぶ。
・クリーチャー１体を対象とする。削剥はそれに３点のダメージを与える。
・アーティファクト１つを対象とし、それを破壊する。

メインに取っても完全に腐ることはなさそうなので、使用頻度は高いと思う。

2位《Hostile Desert/敵意ある砂漠》

《Hostile Desert/敵意ある砂漠》
土地 ― 砂漠　HOU　Rare
(Ｔ)：あなたのマナ・プールに(◇)を加える。
(２),あなたの墓地から土地カード１枚を追放する：ターン終了時まで、敵意ある砂漠は3/4のエレメンタル・クリーチャーになる。これは土地でもある。

「墓地から土地を追放する」コストが如何ほど重いかはデッキ構成次第だが、起動マナが２マナと軽いのは高評価。3/4というサイズも十分に優秀。フェッチランドがある環境だと運用も容易なのにね。

1位《Hour of Devastation/破滅の刻》

《Hour of Devastation/破滅の刻》　(３)(赤)(赤)
ソーサリー　HOU　Rare
ターン終了時まで、クリーチャーはすべて破壊不能を失う。破滅の刻は各クリーチャーと、ボーラスではない各プレインズウォーカーにそれぞれ５点のダメージを与える。

「破壊不能を失う」「プレインズウォーカーにも当たる」効果は、全体除去として破格のスペックだと思う。タフネス６以上の焼けないファッティは個別に何とかしろ。