◆ピクセル ★★★★★★☆☆☆☆
2015年9月12日公開。1980年代のアーケードゲーム風のエイリアンが地球を攻撃する話。有名処(ギャラガ・ドンキーコング・パックマン)は分かったけど、ちょい役のキャラクターの幾つかが分からなかった。1980年代を知るおっさん層が懐かしさを感じる作品で、それ以上でもそれ以下でもない。ただ映画としての体裁は整っており、娯楽映画としてはそれなりに楽しめる。
◆バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) ★★★☆☆☆☆☆☆☆
2015年4月10日公開。落ち目のハリウッド俳優が監督兼主演で舞台制作に進出する話。舞台の例の終わり方を観て、「まさかアレが本物にすり変わるオチじゃないよね。」と思っていたら、まんまその通りのオチで驚いた。サブタイトルの「無知」ってのは、そのアレを本物と見分けが付かない程度の「無知」ってことなら糞映画にもホドがある。プレビュー公演を迎えるまでの90分間も非常に眠たく、加えてあのオチな上に「アーティスト」と「ブラック・スワン」の駄目なところをさらに凝縮した感じがする。ただ映画としてつまらないだけでなく、観終わった後に怒りを伴う強い不快感が残る駄作。これが2015年のアカデミー賞「作品賞」ってことに驚いた。
◆ピエロがお前を嘲笑う ★★★☆☆☆☆☆☆☆
2015年9月12日公開。若手ハッカー集団が殺人事件に巻き込まれて警察に追われて逃げる話。仮想空間でのやり取りを現実世界の地下鉄に見立てて表現するシーンはそれなりだが、ストーリーがただの愉快犯だしオチも大したことがないので楽しめない。『まさかの結末に《100%見破れない!》《騙された!》という観客が続出』のキャッチコピーも、観終わった後に目にすると痛々しいものがある。何が駄目って、オチがどうであれ、ただ小物の愉快犯が警察から逃げてるだけ、ってのがつまらない。ヒロイン役が可愛くないのも駄目駄目。もうちょっと綺麗な女優を使えよ。良いところが何もない駄作。
◆ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション ★★★★★★☆☆☆☆
2015年7月15日公開。毎度おなじみ諜報員のイーサン・ハントが、謎の犯罪組織「シンジケート」の正体を暴こうとする話。この謎の犯罪組織もモロッコの極秘施設もリアリティがなさ過ぎてフィクション臭が凄いが、アクションシーンはそれなりに楽しめる。ただ、あれだけ派手なことやってる割には、最後のボスがちょっとショボいのが残念。あと「ならずもの国家」をアメリカ政府は公式にrogue stateと呼んでいるが、敢えてrogue nationと変えたのは何か意味があるんでしょうかね?オープニングは相変わらず格好良いが、個人的には前作の「ゴースト・プロトコル」の方が良く出来てると思う。
◆提督の艦隊 ★★★★★★☆☆☆☆
劇場未公開(2016年2月DVD公開)。17世紀の軍人であるミヒール・デ・ロイテルがオランダ海軍の提督に就任してイギリス、フランスと戦う話。当時の時代背景(英蘭戦争)が分かりにくいが、海戦シーンはそれなりに良く描かれている。ただ、数的不利な状態で英仏連合軍に勝利した場面は、なぜ勝利出来たかが分かり辛くてもやもやする。ただ何となくドンパチやってたら勝ちました、的な展開が非常に不満。ロイテルの、国家のために忠誠を尽くす軍人としての姿と、家族を守る父親・夫としての姿を描いてる点は良かった。
◆セッション ★★★★★★★★☆☆
2015年4月17日公開。名門音楽学校に入学した19歳のドラマーと伝説の鬼教師を描いた話。鬼教師フレッチャーの鬼っぷりが非常に良い。特に「偉くなりたい、立派になりたいと思う人間にとっていちばん駄目な言葉はGood Job(よくやった)と言う言葉だ。」のくだりが非常に良い。鬼教師から徹底的にしごかれて罵倒されてからのラストシーンは本当に格好良かった。ただフレッチャーが「ユダヤ人」「アイルランド人」等を差別的な意味で使っているのは、今のご時世だと何か問題ありそうだった。2015年のアカデミー賞(作品賞)は、バードマンじゃなくこれだろ。なかなかの良作。
2015年9月12日公開。1980年代のアーケードゲーム風のエイリアンが地球を攻撃する話。有名処(ギャラガ・ドンキーコング・パックマン)は分かったけど、ちょい役のキャラクターの幾つかが分からなかった。1980年代を知るおっさん層が懐かしさを感じる作品で、それ以上でもそれ以下でもない。ただ映画としての体裁は整っており、娯楽映画としてはそれなりに楽しめる。
◆バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) ★★★☆☆☆☆☆☆☆
2015年4月10日公開。落ち目のハリウッド俳優が監督兼主演で舞台制作に進出する話。舞台の例の終わり方を観て、「まさかアレが本物にすり変わるオチじゃないよね。」と思っていたら、まんまその通りのオチで驚いた。サブタイトルの「無知」ってのは、そのアレを本物と見分けが付かない程度の「無知」ってことなら糞映画にもホドがある。プレビュー公演を迎えるまでの90分間も非常に眠たく、加えてあのオチな上に「アーティスト」と「ブラック・スワン」の駄目なところをさらに凝縮した感じがする。ただ映画としてつまらないだけでなく、観終わった後に怒りを伴う強い不快感が残る駄作。これが2015年のアカデミー賞「作品賞」ってことに驚いた。
◆ピエロがお前を嘲笑う ★★★☆☆☆☆☆☆☆
2015年9月12日公開。若手ハッカー集団が殺人事件に巻き込まれて警察に追われて逃げる話。仮想空間でのやり取りを現実世界の地下鉄に見立てて表現するシーンはそれなりだが、ストーリーがただの愉快犯だしオチも大したことがないので楽しめない。『まさかの結末に《100%見破れない!》《騙された!》という観客が続出』のキャッチコピーも、観終わった後に目にすると痛々しいものがある。何が駄目って、オチがどうであれ、ただ小物の愉快犯が警察から逃げてるだけ、ってのがつまらない。ヒロイン役が可愛くないのも駄目駄目。もうちょっと綺麗な女優を使えよ。良いところが何もない駄作。
◆ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション ★★★★★★☆☆☆☆
2015年7月15日公開。毎度おなじみ諜報員のイーサン・ハントが、謎の犯罪組織「シンジケート」の正体を暴こうとする話。この謎の犯罪組織もモロッコの極秘施設もリアリティがなさ過ぎてフィクション臭が凄いが、アクションシーンはそれなりに楽しめる。ただ、あれだけ派手なことやってる割には、最後のボスがちょっとショボいのが残念。あと「ならずもの国家」をアメリカ政府は公式にrogue stateと呼んでいるが、敢えてrogue nationと変えたのは何か意味があるんでしょうかね?オープニングは相変わらず格好良いが、個人的には前作の「ゴースト・プロトコル」の方が良く出来てると思う。
◆提督の艦隊 ★★★★★★☆☆☆☆
劇場未公開(2016年2月DVD公開)。17世紀の軍人であるミヒール・デ・ロイテルがオランダ海軍の提督に就任してイギリス、フランスと戦う話。当時の時代背景(英蘭戦争)が分かりにくいが、海戦シーンはそれなりに良く描かれている。ただ、数的不利な状態で英仏連合軍に勝利した場面は、なぜ勝利出来たかが分かり辛くてもやもやする。ただ何となくドンパチやってたら勝ちました、的な展開が非常に不満。ロイテルの、国家のために忠誠を尽くす軍人としての姿と、家族を守る父親・夫としての姿を描いてる点は良かった。
◆セッション ★★★★★★★★☆☆
2015年4月17日公開。名門音楽学校に入学した19歳のドラマーと伝説の鬼教師を描いた話。鬼教師フレッチャーの鬼っぷりが非常に良い。特に「偉くなりたい、立派になりたいと思う人間にとっていちばん駄目な言葉はGood Job(よくやった)と言う言葉だ。」のくだりが非常に良い。鬼教師から徹底的にしごかれて罵倒されてからのラストシーンは本当に格好良かった。ただフレッチャーが「ユダヤ人」「アイルランド人」等を差別的な意味で使っているのは、今のご時世だと何か問題ありそうだった。2015年のアカデミー賞(作品賞)は、バードマンじゃなくこれだろ。なかなかの良作。
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