◆ヤバい経済学 ★★★★★★★☆☆☆
2011年5月28日公開。全世界でベストセラーを記録した同名の経済書を映像化した話。「不動産仲介業者が早く物件を売りたがる話」「相撲の八百長の話」「現金と言う成功報酬を餌に高校生の学力を上げる話」等、取り上げられるエピソード1つ1つが興味深い。中でも「黒人と白人の名前の話」は面白かった。教育水準が低く、社会的地位が低い親ほど子供にユニークな(突飛な)名前を付けたがると言うのは、いつの時代もどこの国でも変わらないものだ。育児が出来る親と言うのは、子供を産む前から決まっている、と言うのも感慨深い。一番感心したのは「1990年代のアメリカでなぜ犯罪率が減少したか?」と言う話。理由が気になる人は映画を観て確認して欲しい。
◆母と暮らせば ★★★★☆☆☆☆☆☆
2015年12月12日公開。原爆で亡くなった学生が霊となって母の元に降りて来る話。息子役の二宮和也より母親役の吉永小百合のシーンが長く、どちらかと言うと「息子と暮らせば」な気がする。また、作品に関わっているのが、井上ひさし(原作)・山田洋次(監督)・坂本龍一(音楽)・吉永小百合(女優)・テレビ朝日(製作)と、左翼だらけの反戦映画で泣ける要素は全くなかったが、父の戦死を知って涙を堪える本田望結の演技だけは良かった。
◆ビリギャル ★★★★★★★☆☆☆
2015年5月1日公開。学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格する話。実話よりかなり話は盛ってあるらしいが、成績下位の生徒が努力する姿がなかなか良く、家庭内不和の親子関係を描いているのも良い。特に、壁に当たったさやかを坪田が卵を使って「可能性があると知っていることが凄く大事なんだ。」と励ますシーンは良かった。熱血漢に伊藤淳史はハマリ役だし、有村架純が可愛いのでそれだけでも観る価値はある。全く期待せずに観たせいか、思っていたより良い出来の面白い映画だった。良作。
◆イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 ★★★★★★☆☆☆☆
2015年3月13日公開。ゲイの数学者がイギリス軍に協力してナチスドイツの暗号文(エニグマ)を解き明かす話。歴史的逸話を映像化して残している点は高評価で、主人公の天才肌も良く描かれているが、途中から眠たくなってしまった。当時のイギリスでは同性愛は犯罪(わいせつ罪)であることを知り、キリスト教的世界観を以て観るともっと評価は変わったのかも知れない。期待していたものとはちょっと違っていたのが残念。
◆ミュンヘン ★★★★★☆☆☆☆☆
2006年2月4日公開。ミュンヘン事件後にイスラエル政府がモサドの工作員を使ってテロリストに報復する話。ミュンヘン事件とは1972年9月5日旧西ドイツのミュンヘンでパレスチナ武装組織「黒い九月」により行われた人質事件で、同オリンピック開催中に発生しイスラエルの選手11名が殺された殺人事件。実話を基にしており、報復に報復が繰り返される様を描いている点が良いが、途中から展開が単調で飽きがくる。都合よく情報を提供してくれるルイのくだり等端折って良さそうな場面も多く、164分は長過ぎると感じた。スティーヴン・スピルバーグは、全てを表現しないと気が済まない監督なのか、作風がクドい。ただ、1970年代の色あせた感じはよく描かれている。
2011年5月28日公開。全世界でベストセラーを記録した同名の経済書を映像化した話。「不動産仲介業者が早く物件を売りたがる話」「相撲の八百長の話」「現金と言う成功報酬を餌に高校生の学力を上げる話」等、取り上げられるエピソード1つ1つが興味深い。中でも「黒人と白人の名前の話」は面白かった。教育水準が低く、社会的地位が低い親ほど子供にユニークな(突飛な)名前を付けたがると言うのは、いつの時代もどこの国でも変わらないものだ。育児が出来る親と言うのは、子供を産む前から決まっている、と言うのも感慨深い。一番感心したのは「1990年代のアメリカでなぜ犯罪率が減少したか?」と言う話。理由が気になる人は映画を観て確認して欲しい。
◆母と暮らせば ★★★★☆☆☆☆☆☆
2015年12月12日公開。原爆で亡くなった学生が霊となって母の元に降りて来る話。息子役の二宮和也より母親役の吉永小百合のシーンが長く、どちらかと言うと「息子と暮らせば」な気がする。また、作品に関わっているのが、井上ひさし(原作)・山田洋次(監督)・坂本龍一(音楽)・吉永小百合(女優)・テレビ朝日(製作)と、左翼だらけの反戦映画で泣ける要素は全くなかったが、父の戦死を知って涙を堪える本田望結の演技だけは良かった。
◆ビリギャル ★★★★★★★☆☆☆
2015年5月1日公開。学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格する話。実話よりかなり話は盛ってあるらしいが、成績下位の生徒が努力する姿がなかなか良く、家庭内不和の親子関係を描いているのも良い。特に、壁に当たったさやかを坪田が卵を使って「可能性があると知っていることが凄く大事なんだ。」と励ますシーンは良かった。熱血漢に伊藤淳史はハマリ役だし、有村架純が可愛いのでそれだけでも観る価値はある。全く期待せずに観たせいか、思っていたより良い出来の面白い映画だった。良作。
◆イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 ★★★★★★☆☆☆☆
2015年3月13日公開。ゲイの数学者がイギリス軍に協力してナチスドイツの暗号文(エニグマ)を解き明かす話。歴史的逸話を映像化して残している点は高評価で、主人公の天才肌も良く描かれているが、途中から眠たくなってしまった。当時のイギリスでは同性愛は犯罪(わいせつ罪)であることを知り、キリスト教的世界観を以て観るともっと評価は変わったのかも知れない。期待していたものとはちょっと違っていたのが残念。
◆ミュンヘン ★★★★★☆☆☆☆☆
2006年2月4日公開。ミュンヘン事件後にイスラエル政府がモサドの工作員を使ってテロリストに報復する話。ミュンヘン事件とは1972年9月5日旧西ドイツのミュンヘンでパレスチナ武装組織「黒い九月」により行われた人質事件で、同オリンピック開催中に発生しイスラエルの選手11名が殺された殺人事件。実話を基にしており、報復に報復が繰り返される様を描いている点が良いが、途中から展開が単調で飽きがくる。都合よく情報を提供してくれるルイのくだり等端折って良さそうな場面も多く、164分は長過ぎると感じた。スティーヴン・スピルバーグは、全てを表現しないと気が済まない監督なのか、作風がクドい。ただ、1970年代の色あせた感じはよく描かれている。
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