◆シャレード ★★★★★★★☆☆☆
1963年12月21日公開。殺害された富豪の夫人が、亡き夫が隠した財宝を目当てにCSS(CIAの前身)の残党に狙われる話。良くも悪くもサスペンスとしての殺人事件にリアリティがなく、ただヘップバーンの美しさだけが記憶に残る。サスペンスにお洒落さを求めない人にとっては退屈だが、お洒落さを求める人にとっては良作なんだろうと感じた。財宝の隠し場所のネタが秀逸だけに、もっと生々しさが欲しかった。
◆スーパーサイズ・ミー ★★★★★★☆☆☆☆
2004年12月25日公開。1ヶ月間マクドナルド製品だけを食べ続けると身体にどれだけの影響が出るかを実験する話。ファーストフード業界だけでなく、アメリカの食文化を通して肥満と言う社会問題を取り扱っている。好ましくない食生活の一例としてマック食が挙げられているが、良い例として紹介されている手料理も「好ましくない食事」に見えてしまった時点でやっぱアメリカは駄目だと思った。しかし、具体的な企業をここまで露骨に取り上げて作成した姿勢には感心する。
◆正義のゆくえ/I.C.E.特別捜査官 ★★★★☆☆☆☆☆☆
2009年9月19日公開。ロサンゼルスの移民税関捜査局捜査官が不法移民を逮捕したり温情かけたりする話。アメリカの抱える移民問題を具体例を挙げながら紹介する映画として観れば悪くはないが、体裁気にして素行の悪い自分の妹を射殺したり、強盗殺人犯の一味を温情かけてわざわざ見逃すとか、あまりにもナンセンスな内容。ただ、グリーンカードを不正に手に入れている者が少なくないことを描いている点は評価してもよい。基本的に移民はその国より貧しい人間しか集まって来ないので、受け側のデメリットが大き過ぎることを再認識した。
◆バンテージ・ポイント ★★★★★★☆☆☆☆
2008年3月8日公開。アメリカ大統領が狙撃された瞬間とその前後の数分間を、視点の異なる8人の目線から描く話。何度も時間を巻き戻して様々の情報を小出しにする展開もテンポ良く飽きないが、肝心のオチとテロの真相が良く分からないまま曖昧に終わることに不満が残る。後半のカーアクションもサスペンスを安っぽく成り下げるだけなので、あまり関心出来ない。しかし、主人公のバーンズをブルース・ウィリス演じるジョン・マクレーンに代えたら知的なダイ・ハードになって面白そうと感じた。それならあのオチでも満足出来る。
◆ユナイテッド93 ★★★★★★★★☆☆
2006年8月12日公開。2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロの、ユナイテッド航空93便と空関係者のやり取りを描いたノンフィクション作品。貿易センタービルと国防省に突っ込んだ3機のことは知っていたけど、この航空機の存在は殆ど知らなかっただけに最後が衝撃的だった。ハイジャックされた乗客の様子や管制塔のやり取りが非常にリアルに描かれており、この事件を風化させないためにも後世に残したい。映画としても非常に完成度が高い良作。
◆シリアナ ★★★☆☆☆☆☆☆☆
2006年3月4日公開。中東にある架空の国シリアナを舞台とした石油利権をめぐる話。とにかく話が分かりにくい。取り扱う題材は悪くないと思うが、突然ヒズボラ(シーア派の武装組織)が出てきたり、例のカナダ人が拷問されたり意味分からん。展開があまりに不親切過ぎて映画としては非常に出来が悪いと感じた。と言うか、舞台となっているのが架空の国だと言うのも、観終わった後にネタバレサイトで調べてようやく理解出来たくらいにストーリー展開に付いて行けなかった(てっきり舞台はレバノンだと思っていた)。俺の理解力が足りないのかと思ったけど、他の人もみんな同じ意見で安心した。こんなに眠たい映画は久しぶり。
1963年12月21日公開。殺害された富豪の夫人が、亡き夫が隠した財宝を目当てにCSS(CIAの前身)の残党に狙われる話。良くも悪くもサスペンスとしての殺人事件にリアリティがなく、ただヘップバーンの美しさだけが記憶に残る。サスペンスにお洒落さを求めない人にとっては退屈だが、お洒落さを求める人にとっては良作なんだろうと感じた。財宝の隠し場所のネタが秀逸だけに、もっと生々しさが欲しかった。
◆スーパーサイズ・ミー ★★★★★★☆☆☆☆
2004年12月25日公開。1ヶ月間マクドナルド製品だけを食べ続けると身体にどれだけの影響が出るかを実験する話。ファーストフード業界だけでなく、アメリカの食文化を通して肥満と言う社会問題を取り扱っている。好ましくない食生活の一例としてマック食が挙げられているが、良い例として紹介されている手料理も「好ましくない食事」に見えてしまった時点でやっぱアメリカは駄目だと思った。しかし、具体的な企業をここまで露骨に取り上げて作成した姿勢には感心する。
◆正義のゆくえ/I.C.E.特別捜査官 ★★★★☆☆☆☆☆☆
2009年9月19日公開。ロサンゼルスの移民税関捜査局捜査官が不法移民を逮捕したり温情かけたりする話。アメリカの抱える移民問題を具体例を挙げながら紹介する映画として観れば悪くはないが、体裁気にして素行の悪い自分の妹を射殺したり、強盗殺人犯の一味を温情かけてわざわざ見逃すとか、あまりにもナンセンスな内容。ただ、グリーンカードを不正に手に入れている者が少なくないことを描いている点は評価してもよい。基本的に移民はその国より貧しい人間しか集まって来ないので、受け側のデメリットが大き過ぎることを再認識した。
◆バンテージ・ポイント ★★★★★★☆☆☆☆
2008年3月8日公開。アメリカ大統領が狙撃された瞬間とその前後の数分間を、視点の異なる8人の目線から描く話。何度も時間を巻き戻して様々の情報を小出しにする展開もテンポ良く飽きないが、肝心のオチとテロの真相が良く分からないまま曖昧に終わることに不満が残る。後半のカーアクションもサスペンスを安っぽく成り下げるだけなので、あまり関心出来ない。しかし、主人公のバーンズをブルース・ウィリス演じるジョン・マクレーンに代えたら知的なダイ・ハードになって面白そうと感じた。それならあのオチでも満足出来る。
◆ユナイテッド93 ★★★★★★★★☆☆
2006年8月12日公開。2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロの、ユナイテッド航空93便と空関係者のやり取りを描いたノンフィクション作品。貿易センタービルと国防省に突っ込んだ3機のことは知っていたけど、この航空機の存在は殆ど知らなかっただけに最後が衝撃的だった。ハイジャックされた乗客の様子や管制塔のやり取りが非常にリアルに描かれており、この事件を風化させないためにも後世に残したい。映画としても非常に完成度が高い良作。
◆シリアナ ★★★☆☆☆☆☆☆☆
2006年3月4日公開。中東にある架空の国シリアナを舞台とした石油利権をめぐる話。とにかく話が分かりにくい。取り扱う題材は悪くないと思うが、突然ヒズボラ(シーア派の武装組織)が出てきたり、例のカナダ人が拷問されたり意味分からん。展開があまりに不親切過ぎて映画としては非常に出来が悪いと感じた。と言うか、舞台となっているのが架空の国だと言うのも、観終わった後にネタバレサイトで調べてようやく理解出来たくらいにストーリー展開に付いて行けなかった(てっきり舞台はレバノンだと思っていた)。俺の理解力が足りないのかと思ったけど、他の人もみんな同じ意見で安心した。こんなに眠たい映画は久しぶり。
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