◆フォレスト・ガンプ/一期一会 ★★★★★★★☆☆☆
1995年3月11日公開。足の矯正具を付けた知能指数の低い少年が、いじめられながらも成長していく様子を描く話。矯正具を付けなければならないほど足の悪い少年が突然奇跡的に足が治って早く走れるようになったり、都合が悪くなってから結婚してくれと出戻るジェニーに「何言ってんだこいつ」と思ったり、安っぽい感動を押しつける内容が好きになれない。ただ、ダン中尉が絡むシーンは全て良く、フォレストを馬鹿にした女性にキレるシーンは特に良かった。また回想録の中で時の大統領を引き合いに出し、時代の流れを上手く再現している点も評価したい。
◆ダンサー・イン・ザ・ダーク ★★★★★★☆☆☆☆
2000年12月23日公開。貧しく目に障害を持った工場労働者の母親を、次々に不幸が襲う話。どうしようもない絶望感を描きたいのは分かるが、この母親は肝心なところで嘘をつくので1%も同情できない。しかしこれが、貧しいことは「悪」でもなく、身体的な障害を持っていることも「悪」ではないが、無知であることは「悪」だと考えさせる。失明が遺伝すると言うあり得ない設定に興醒めしたが、生きる希望をミュージカルと言う妄想に託している姿は良く描かれていると思う。
◆300<スリーハンドレッド> ★★★★☆☆☆☆☆☆
2007年6月9日公開。レオニダス1世率いるギリシャ軍とアケメネス朝ペルシア(クセルクセス1世)によるテルモピュライの戦い(紀元前480年)を描いた話。歴史映画と言うよりただのファンタジー作品で、期待して観た分がっかりする。ペルシア軍の数的優位を映像として感じることが出来ず、上半身素っ裸でマントを羽織ったマッチョ男数人が西洋風にチャンバラしてるだけの内容。CGとは言え映像はそれなりに美しいので、もう少しリアリティを追及して欲しかった。
◆ダブル・ジョパディー ★★★★★★★★☆☆
2000年3月4日公開。夫殺しの疑惑をかけられ有罪となった女性が真犯人に復讐する話。「ダブル・ジョパディー(Double Jeopardy)」と言う法律用語を日本語に訳さずに、そのままタイトルに残した点も良い。映画の中でその意味を知り、「なるほど」「その手があったか」と感心してしまう。またオークションの場面では主人公が美人なのが良く映えて迫力があるが、展開に「雑さ」を感じ、結末も「ダブル・ジョパディー」のウリを最大に生かし切れていない気もする。それでも久しぶりに面白い映画に出会った。良作。
◆それでも夜は明ける ★★★★★★☆☆☆☆
2014年3月7日公開。1840年代にアメリカ北部の自由黒人が騙されて捕らえられ、奴隷として南部に売り飛ばされる話。奴隷を虐待しながら自分達は敬虔なクリスチャン面とか、やっぱ白人って糞だなと再認識出来る映画。「自由黒人」と言う言葉が、当時、そもそも黒人は「自由」ではなく「奴隷」であるのが当たり前と言う認識なのだと考えさせられる。劇中の奴隷の扱い(虐待の様)についても、映画「ジャンゴ」の様に突飛ではなく非常に「リアリティさ」を感じる。ただ、実話に基づいているせいか、ストーリー展開が想像の範疇で収まり、終わり方もあっさりし過ぎているのが残念。あと、ブラッド・ピットは製作サイドに携わりながら、あの役を自分で演じるとか自分を美化し過ぎだろ。
アカデミー賞「作品賞」を取った二つが期待した割に大したことなかった。トミー・リー・ジョーンズが出ているサスペンス、ってだけで借りて来て、全く期待せずなんとなく観た方は逆に凄く良かった。ドラフト成功と思ってる時のデッキが意外と勝てなくて、なにこの糞デッキと思ってる時の方が逆に勝てるみたいなもんか。
1995年3月11日公開。足の矯正具を付けた知能指数の低い少年が、いじめられながらも成長していく様子を描く話。矯正具を付けなければならないほど足の悪い少年が突然奇跡的に足が治って早く走れるようになったり、都合が悪くなってから結婚してくれと出戻るジェニーに「何言ってんだこいつ」と思ったり、安っぽい感動を押しつける内容が好きになれない。ただ、ダン中尉が絡むシーンは全て良く、フォレストを馬鹿にした女性にキレるシーンは特に良かった。また回想録の中で時の大統領を引き合いに出し、時代の流れを上手く再現している点も評価したい。
◆ダンサー・イン・ザ・ダーク ★★★★★★☆☆☆☆
2000年12月23日公開。貧しく目に障害を持った工場労働者の母親を、次々に不幸が襲う話。どうしようもない絶望感を描きたいのは分かるが、この母親は肝心なところで嘘をつくので1%も同情できない。しかしこれが、貧しいことは「悪」でもなく、身体的な障害を持っていることも「悪」ではないが、無知であることは「悪」だと考えさせる。失明が遺伝すると言うあり得ない設定に興醒めしたが、生きる希望をミュージカルと言う妄想に託している姿は良く描かれていると思う。
◆300<スリーハンドレッド> ★★★★☆☆☆☆☆☆
2007年6月9日公開。レオニダス1世率いるギリシャ軍とアケメネス朝ペルシア(クセルクセス1世)によるテルモピュライの戦い(紀元前480年)を描いた話。歴史映画と言うよりただのファンタジー作品で、期待して観た分がっかりする。ペルシア軍の数的優位を映像として感じることが出来ず、上半身素っ裸でマントを羽織ったマッチョ男数人が西洋風にチャンバラしてるだけの内容。CGとは言え映像はそれなりに美しいので、もう少しリアリティを追及して欲しかった。
◆ダブル・ジョパディー ★★★★★★★★☆☆
2000年3月4日公開。夫殺しの疑惑をかけられ有罪となった女性が真犯人に復讐する話。「ダブル・ジョパディー(Double Jeopardy)」と言う法律用語を日本語に訳さずに、そのままタイトルに残した点も良い。映画の中でその意味を知り、「なるほど」「その手があったか」と感心してしまう。またオークションの場面では主人公が美人なのが良く映えて迫力があるが、展開に「雑さ」を感じ、結末も「ダブル・ジョパディー」のウリを最大に生かし切れていない気もする。それでも久しぶりに面白い映画に出会った。良作。
◆それでも夜は明ける ★★★★★★☆☆☆☆
2014年3月7日公開。1840年代にアメリカ北部の自由黒人が騙されて捕らえられ、奴隷として南部に売り飛ばされる話。奴隷を虐待しながら自分達は敬虔なクリスチャン面とか、やっぱ白人って糞だなと再認識出来る映画。「自由黒人」と言う言葉が、当時、そもそも黒人は「自由」ではなく「奴隷」であるのが当たり前と言う認識なのだと考えさせられる。劇中の奴隷の扱い(虐待の様)についても、映画「ジャンゴ」の様に突飛ではなく非常に「リアリティさ」を感じる。ただ、実話に基づいているせいか、ストーリー展開が想像の範疇で収まり、終わり方もあっさりし過ぎているのが残念。あと、ブラッド・ピットは製作サイドに携わりながら、あの役を自分で演じるとか自分を美化し過ぎだろ。
アカデミー賞「作品賞」を取った二つが期待した割に大したことなかった。トミー・リー・ジョーンズが出ているサスペンス、ってだけで借りて来て、全く期待せずなんとなく観た方は逆に凄く良かった。ドラフト成功と思ってる時のデッキが意外と勝てなくて、なにこの糞デッキと思ってる時の方が逆に勝てるみたいなもんか。
コメント