◆ケープ・フィアー ★★★★★☆☆☆☆☆
1991年12月21日公開。14年の服役を終えて出所した元レイプ犯が、裁判で自分に有利な証拠を提出しなかったことを恨んで元弁護士とその家族に執拗な復讐を行う話。復讐心に燃える気持ちは分からんでもないが、そもそも自分の犯罪を棚に上げて結局暴力行為で恨みを晴らそうとしている時点で共感しにくい。ただ復讐の鬼と化したデ・ニーロは非常に怖く、それは良く描けている。
◆世界最速のインディアン ★★★★★★★★☆☆
2007年2月3日公開。1960年代、ニュージーランドの片田舎に住む高齢のバイク乗りが、自作チューンの古いバイクでユタ州で開催されるスピード競争の大会に出場するまでの苦労を描く話。年老いても自分の夢を実現するために努力する姿と、その愛情に心打たれる。旅の途中で出会う人たちがみんな良い人だし、いくつになっても自分の夢に向かって挑戦する様子に感銘出来る良作。「インディアン」とは登場するバイクの名前。
◆ゴールデンスランバー ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
2010年1月30日公開。運送会社のドライバーが、首相暗殺の爆弾テロ犯に仕立て上げられて警察から逃亡する話。級友から呼び出されたり、近くで爆弾テロが起きたり、警察から不審者扱いされて追われる冒頭はそれなりに面白い。「真犯人は誰?」「何の目的で犯人に仕立て上げられたの?」と言う疑問が次第に明らかにされるのかと思いきや、それは全く触れられずにかなり消化不良。そもそも警官がいきなり発砲したり、警官が警官を射殺したり、初めて会った無関係な人が何度も逃走計画に協力したり、花火の件とかグダグダだったり、ご都合主義を通り越しているにも程がある。第一、警察は真犯人を本気で逮捕しようとしているのか、主人公を密かに殺そうとしているのかも分かりにくい。伏線では明らかに後者なんだけど、その伏線を一切回収しないんで、結局アレって何だったんだよ・・・となってしまう。ここまでつまらない映画も珍しい。
◆プライベート・ソルジャー ★★★★★☆☆☆☆☆
1998年製作。ノルマンディー作戦後、バルジの戦い前にヒュルトゲンの森で米軍がドイツ軍相手にボッコボコにされる話。劇場公開の映画ではなくTVドラマのためか、全体的に映像が安っぽく「プライベート・ライアン」と比べると大きく見劣る。描かれているのは屈強な米軍ではなく新米の兵士達で、弱々しい米軍と言うのは目新しい。新米斥候が森の中でドイツ軍に接近するシーンの緊張感は良かった。
◆ジョンQ-最後の決断- ★★★★★★★★☆☆
2002年11月23日公開。貧しい黒人家庭の一人息子が突然心臓病で倒れ、高額な移植手術代を何とかするために父親が病院ジャックする話。アメリカの医療制度・保険制度の問題点を風刺し、父親が息子を想う気持ちを強く描いているが・・・拳銃で人質を脅して自分の要求を強引の押し通す内容なので観る人によって賛否は大きく分かれると思う。実際に途中までは「こいつ(父親)射殺されれば良いのに・・・」と思って観ていたが、自分を犠牲にしてでも息子を救いたいと言う父親の愛情を途中から評価したくなった。ただ安易にミラクルが起きるのは、映画の質を下げるだけだと思うので感心しない。
◆フェイス/オフ ★★★★★★★★☆☆
1998年2月28日公開。息子をテロリストに殺されたFBI捜査官と、兄をFBI捜査に殺されたテロリストが、移植手術によって顔だけを入れ替える話。そもそも現代医学でそんなことが可能なのかとか、手術後すぐに普段通りに生活が出来るのかとか、そんな無粋な疑問を吹き飛ばすだけの破壊力があって引き込まれる。やはり悪役のトラボルタは魅力的で、自分の顔を傷を入れるシーンは怖いほどの迫力がある。バイオレンス・アクション映画ながらも家族愛がちらほらと盛り込まれ、二丁拳銃などジョン・ウーらしさが満喫できる良作。
1991年12月21日公開。14年の服役を終えて出所した元レイプ犯が、裁判で自分に有利な証拠を提出しなかったことを恨んで元弁護士とその家族に執拗な復讐を行う話。復讐心に燃える気持ちは分からんでもないが、そもそも自分の犯罪を棚に上げて結局暴力行為で恨みを晴らそうとしている時点で共感しにくい。ただ復讐の鬼と化したデ・ニーロは非常に怖く、それは良く描けている。
◆世界最速のインディアン ★★★★★★★★☆☆
2007年2月3日公開。1960年代、ニュージーランドの片田舎に住む高齢のバイク乗りが、自作チューンの古いバイクでユタ州で開催されるスピード競争の大会に出場するまでの苦労を描く話。年老いても自分の夢を実現するために努力する姿と、その愛情に心打たれる。旅の途中で出会う人たちがみんな良い人だし、いくつになっても自分の夢に向かって挑戦する様子に感銘出来る良作。「インディアン」とは登場するバイクの名前。
◆ゴールデンスランバー ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
2010年1月30日公開。運送会社のドライバーが、首相暗殺の爆弾テロ犯に仕立て上げられて警察から逃亡する話。級友から呼び出されたり、近くで爆弾テロが起きたり、警察から不審者扱いされて追われる冒頭はそれなりに面白い。「真犯人は誰?」「何の目的で犯人に仕立て上げられたの?」と言う疑問が次第に明らかにされるのかと思いきや、それは全く触れられずにかなり消化不良。そもそも警官がいきなり発砲したり、警官が警官を射殺したり、初めて会った無関係な人が何度も逃走計画に協力したり、花火の件とかグダグダだったり、ご都合主義を通り越しているにも程がある。第一、警察は真犯人を本気で逮捕しようとしているのか、主人公を密かに殺そうとしているのかも分かりにくい。伏線では明らかに後者なんだけど、その伏線を一切回収しないんで、結局アレって何だったんだよ・・・となってしまう。ここまでつまらない映画も珍しい。
◆プライベート・ソルジャー ★★★★★☆☆☆☆☆
1998年製作。ノルマンディー作戦後、バルジの戦い前にヒュルトゲンの森で米軍がドイツ軍相手にボッコボコにされる話。劇場公開の映画ではなくTVドラマのためか、全体的に映像が安っぽく「プライベート・ライアン」と比べると大きく見劣る。描かれているのは屈強な米軍ではなく新米の兵士達で、弱々しい米軍と言うのは目新しい。新米斥候が森の中でドイツ軍に接近するシーンの緊張感は良かった。
◆ジョンQ-最後の決断- ★★★★★★★★☆☆
2002年11月23日公開。貧しい黒人家庭の一人息子が突然心臓病で倒れ、高額な移植手術代を何とかするために父親が病院ジャックする話。アメリカの医療制度・保険制度の問題点を風刺し、父親が息子を想う気持ちを強く描いているが・・・拳銃で人質を脅して自分の要求を強引の押し通す内容なので観る人によって賛否は大きく分かれると思う。実際に途中までは「こいつ(父親)射殺されれば良いのに・・・」と思って観ていたが、自分を犠牲にしてでも息子を救いたいと言う父親の愛情を途中から評価したくなった。ただ安易にミラクルが起きるのは、映画の質を下げるだけだと思うので感心しない。
◆フェイス/オフ ★★★★★★★★☆☆
1998年2月28日公開。息子をテロリストに殺されたFBI捜査官と、兄をFBI捜査に殺されたテロリストが、移植手術によって顔だけを入れ替える話。そもそも現代医学でそんなことが可能なのかとか、手術後すぐに普段通りに生活が出来るのかとか、そんな無粋な疑問を吹き飛ばすだけの破壊力があって引き込まれる。やはり悪役のトラボルタは魅力的で、自分の顔を傷を入れるシーンは怖いほどの迫力がある。バイオレンス・アクション映画ながらも家族愛がちらほらと盛り込まれ、二丁拳銃などジョン・ウーらしさが満喫できる良作。
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