最近観た映画

2014年6月18日 映画
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◆南極料理人 ★★★★★★☆☆☆☆
2009年8月8日公開。南極の観測拠点ドームふじで調理専門の観測隊員が、限られた食材で隊員8名分の食事を用意する話。実際に南極観測隊の料理担当であった西村淳原作のエッセイを映画化したもの。観測隊員の日常を描き、厳しい環境でも、おいしいものは人間の生活を豊かにしてくれると感じた。特に山谷もない話だが飽きずに観ることが出来、特に食べ尽くしてなくなってしまったラーメンを、一から作るシーンは良かった。日本人の「食」へのこだわりが良く描けている作品。

◆フォーン・ブース ★★★★☆☆☆☆☆☆
2003年11月22日公開。メディアコンサルタントがニューヨークの公衆電話の中でスナイパーに狙われて出れなくなる話。電話ボックスの中で通話のやり取りだけで成立するサスペンス展開に引き込まれるが、肝心の犯人がただの愉快犯で非常に興醒めする。初めに「公衆電話の会話だけで映画撮ったら面白そう」と言うアイデアだけが先行し、その後、取って付けた練り込みの足りない脚本で強引に撮りました感が勿体ない。

◆風とライオン ★★★★☆☆☆☆☆☆
1976年4月24日公開。20世紀初頭のモロッコが舞台でベルベル人族長(ライズリー)がアメリカ人を誘拐してドイツ軍に捕らわれる話。アフリカの雰囲気は十分に堪能出来るが、主人公のやってることが基本的にただの犯罪(強盗殺人誘拐)で共感できない。加えて自宅を襲撃されて家屋を破壊され、身内の一人が射殺されて子供と一緒に自分自身も人質にされた母親が、誘拐犯の首領に心を奪われる展開が全く理解できない。むしろ隙あらばこいつを殺してやろうと復讐心を抱くのが、まともな人間なのではないだろうか?遠く離れたアメリカ本国にいるセオドア・ルーズベルトとライズリーのライバル関係(?)を描きたいのであっても、いきなりドイツ軍が悪役に仕立て上げられる展開にも納得が出来ない。アクションシーン以外は観るに堪えない駄作だが、そのアクションシーンだけは評価出来る。

◆謝罪の王様 ★★★★★☆☆☆☆☆
2013年9月28日公開。謝罪師と言う架空の職業の男が、大小様々なトラブルを謝り倒して解決する話。謝罪のテクニックをもう少し具体的に堪能出来れば面白かったが、途中から話の規模が大きくなり過ぎて「飽き」が来る。マンタン王国や「腋毛ボーボー自由の女神」以外の終わり方が欲しかったが、コメディに真っ向勝負している姿勢は評価したい。しかし新作料金を支払って非常に損した気分になった。

◆バウンド ★★★★★☆☆☆☆☆
1997年7月5日公開。出所したばかりのレズビアンの女泥棒が、隣の部屋に住むマフィアの女と共謀してマフィアから大金を盗み出そうとする話。そもそもレズビアンと言う設定に必要性を感じないし、肉体関係を持ったからと言って会って間もない素性の知れない人間を信用して失敗すれば命を落としかねない犯罪に手を染めるだろうか?またマフィア相手に「盗み」を仕掛けるにあたって、「天才的」と言われる計画があまりにも杜撰で共感できない。頭を使って「盗み」を成し遂げる話と思いきや、行き当たりばったりの出たとこ勝負の展開で、結局、泥棒が殺人を犯して金を奪い取るだけの話に成り下がってしまっている。ハラハラ感やマフィアの雰囲気は良く出来ているだけに残念さを感じる。あと拷問の一環としてハサミで指を切り落とすシーンはエグい。

◆清須会議 ★★★★★★☆☆☆☆
2013年11月9日公開。本能寺の変後、継嗣問題・領地再分配についての会議で柴田勝家と羽柴秀吉が自分に都合の良い様に根回しする話。秀吉隆盛の始まりが描かれており、日本史に詳しくない人が見ても飽きずに楽しむことが出来るが、セットが安っぽく作り物感やCG合成が丸分かりな点だけが残念。三谷幸喜作品なのであまり期待していなかったが、期待しなかった分楽しめた。娯楽映画としては十分な内容。

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