◆永遠の0 ★★★★★★★★☆☆
2013年12月21日公開。ゼロ戦乗りだった"本当の祖父"の存在を知った大学生が、"現存する祖父"の戦友に話を聞いて回る回顧録。144分と言う長さを全く感じさせずに、物語に引き込まれる。どこまでがCGでどこまでが実際に作ったものかは分からないが、空母からゼロ戦が離着陸するシーンや空中戦のシーンにも見応えがある。卑怯者と罵られることも多かった祖父・久蔵を良く知る戦友の言葉にも涙する。井崎(橋爪功)の「お孫さん達が来てくれましたよ」で1回目の涙が出て、景浦(田中泯)が「俺が盾になってもお前を守ってやる」で2回目の涙がでて、最後の最後で3回目の涙がこぼれ出た。あれだけ生き残ることに拘った久蔵がなぜ自ら特攻を志願したか等、考えさせられることも多く、邦画では久しぶりの傑作。
◆JUDGE ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2013年11月8日公開。何らかの罪を背負った7人が、投票して多数決で1人ずつ処刑するように強要された話。まず最初に感じた疑問は、全員1票獲得で誰も処刑されないなら、「自分へ投票ではなく右(左)隣の人への投票の方がナンボか安全じゃね?」ってこと。あと裏切った奴が何で分からずに疑心暗鬼になるんだよ。自分投票が前提なら、得票数0の奴が自分に入れてないんだから裏切り者だとすぐに分かる。全員の得票数がスクリーンに表示されてんじゃん。あと、何者かがこんな大掛かりなセットまで用意して殺人を強要してるんだから、最後の1人(or 2人)まで生き残ったからと言って無罪放免なワケないじゃん。誰もが最初に思いつくオチが、そのまんまなのはさすが糞過ぎる。ストーリーもゲーム内でのシステムにも練り込みが足りない駄作。TSUTAYAの新作料金を払わされたことにも腹が立つが、こんなしょうもない映像を劇場で観た人がいるかと思うと、哀れで同情してしまう。
◆人狼ゲーム ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
2013年10月26日公開。先のJUDGE同様に数名の高校生が謎の宿泊施設に監禁され、実際に処刑・殺人を行う人狼ゲームへ強制的に参加させられる話。人狼というゲームのシステムを知っている人にとっても、知らない人にとってもイマイチな内容だと思う。処刑は実際に殺さなければならないし、人狼の襲撃でも実際にターゲットを殺さないといけない。通常のゲームであれば自分サイドの勝利さえ優先すれば良いのだが、実際に殺されてしまうとなると話は別。「女性2名と男性1名が最後に残った場合、男を処刑するのに女の子2で本当に殺せるの?」とか、「最後に死体はどこに行ったんだよ?」とか観ていて色々突っ込みどころ満載で、漫画や小説ならさほど違和感なく読めたモノが実写化して一気につまらなくなった感がある。「実際に殺人を行う」と言うのが最大のテーマで絶対に譲れない設定なんだろうけど、そこが一番無理があり過ぎて残念だった。ジンロリアン等、テレビの深夜枠で芸能人を使った人狼バラエティの方がナンボか面白い。ただ、○○○○しか知らないはずの○○○○○を○○が知っていた理由が、最後に無理な設定なく説明される点は良かった。
◆ローン・レンジャー ★★★★★☆☆☆☆☆
2013年8月2日公開。州判事と悪霊ハンター(インディアン)が共通の敵を追う話。最後の列車を使ったアクションシーンは非常に見応えがあるが、そこに至るまでが退屈な西部劇でテンポが悪い。要所要所で流れる「ウィリアム・テル序曲」がアクションシーンに非常に合っているだけに色々と残念。中盤を飽きさせないように作り込んで欲しかった。予告編がこの映画のピーク。
◆ファーゴ ★★★★★☆☆☆☆☆
1996年11月9日公開。借金に困った自動車セールスマンが、チンピラを雇って自分を妻を誘拐させ、妻の父親から身代金を奪って山分けしようとする話。とかく主人公(?)が屑で愚図な奴で、愚図が愚図なりに考えた計画が色々と悪化していくが、期待するほどのサプライズもなく淡々と終了してしまってあっけない。最終的に全てを失ったみじめな家庭と子宝に恵まれた温かい家庭の対比だけが印象的。タイトルのファーゴとは、犯罪が発生した町の名前。「傑作作品」のカテゴリーに騙されて借りてきたが、傑作の要素は殆どない。
◆ゼロ・ダーク・サーティ ★★★★★☆☆☆☆☆
2013年2月15日公開。CIAとSEALsが協力してウサマ・ビン・ラディンの息の根を止める話。CIA分析官の苦悩を描き、同僚の死を経てビンラディンの隠れ家に辿り着く姿を映像化しているが、157分と長くて「飽き」が来る。あとSEALsも他国領内で勝手に武装ヘリを飛ばして住民を射殺し、死体や証拠品をかっさらって逃亡とか・・・いくら相手がテロの首謀者とは言え無茶苦茶やってるよね。作品を通して「アメリカは絶対にテロには屈しない」と言う強い意志を感じるが、全体的に長くてダルいの減点材料。もう少し端折って作って欲しかった。ゼロ・ダーク・サーティとは、軍事用語で「午前0時30分」を意味するらしい。
「JUDGE」と「人狼ゲーム」は糞映画上等!な心構えで借りて来たんであまり文句は言えない。
2013年12月21日公開。ゼロ戦乗りだった"本当の祖父"の存在を知った大学生が、"現存する祖父"の戦友に話を聞いて回る回顧録。144分と言う長さを全く感じさせずに、物語に引き込まれる。どこまでがCGでどこまでが実際に作ったものかは分からないが、空母からゼロ戦が離着陸するシーンや空中戦のシーンにも見応えがある。卑怯者と罵られることも多かった祖父・久蔵を良く知る戦友の言葉にも涙する。井崎(橋爪功)の「お孫さん達が来てくれましたよ」で1回目の涙が出て、景浦(田中泯)が「俺が盾になってもお前を守ってやる」で2回目の涙がでて、最後の最後で3回目の涙がこぼれ出た。あれだけ生き残ることに拘った久蔵がなぜ自ら特攻を志願したか等、考えさせられることも多く、邦画では久しぶりの傑作。
◆JUDGE ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2013年11月8日公開。何らかの罪を背負った7人が、投票して多数決で1人ずつ処刑するように強要された話。まず最初に感じた疑問は、全員1票獲得で誰も処刑されないなら、「自分へ投票ではなく右(左)隣の人への投票の方がナンボか安全じゃね?」ってこと。あと裏切った奴が何で分からずに疑心暗鬼になるんだよ。自分投票が前提なら、得票数0の奴が自分に入れてないんだから裏切り者だとすぐに分かる。全員の得票数がスクリーンに表示されてんじゃん。あと、何者かがこんな大掛かりなセットまで用意して殺人を強要してるんだから、最後の1人(or 2人)まで生き残ったからと言って無罪放免なワケないじゃん。誰もが最初に思いつくオチが、そのまんまなのはさすが糞過ぎる。ストーリーもゲーム内でのシステムにも練り込みが足りない駄作。TSUTAYAの新作料金を払わされたことにも腹が立つが、こんなしょうもない映像を劇場で観た人がいるかと思うと、哀れで同情してしまう。
◆人狼ゲーム ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
2013年10月26日公開。先のJUDGE同様に数名の高校生が謎の宿泊施設に監禁され、実際に処刑・殺人を行う人狼ゲームへ強制的に参加させられる話。人狼というゲームのシステムを知っている人にとっても、知らない人にとってもイマイチな内容だと思う。処刑は実際に殺さなければならないし、人狼の襲撃でも実際にターゲットを殺さないといけない。通常のゲームであれば自分サイドの勝利さえ優先すれば良いのだが、実際に殺されてしまうとなると話は別。「女性2名と男性1名が最後に残った場合、男を処刑するのに女の子2で本当に殺せるの?」とか、「最後に死体はどこに行ったんだよ?」とか観ていて色々突っ込みどころ満載で、漫画や小説ならさほど違和感なく読めたモノが実写化して一気につまらなくなった感がある。「実際に殺人を行う」と言うのが最大のテーマで絶対に譲れない設定なんだろうけど、そこが一番無理があり過ぎて残念だった。ジンロリアン等、テレビの深夜枠で芸能人を使った人狼バラエティの方がナンボか面白い。ただ、○○○○しか知らないはずの○○○○○を○○が知っていた理由が、最後に無理な設定なく説明される点は良かった。
◆ローン・レンジャー ★★★★★☆☆☆☆☆
2013年8月2日公開。州判事と悪霊ハンター(インディアン)が共通の敵を追う話。最後の列車を使ったアクションシーンは非常に見応えがあるが、そこに至るまでが退屈な西部劇でテンポが悪い。要所要所で流れる「ウィリアム・テル序曲」がアクションシーンに非常に合っているだけに色々と残念。中盤を飽きさせないように作り込んで欲しかった。予告編がこの映画のピーク。
◆ファーゴ ★★★★★☆☆☆☆☆
1996年11月9日公開。借金に困った自動車セールスマンが、チンピラを雇って自分を妻を誘拐させ、妻の父親から身代金を奪って山分けしようとする話。とかく主人公(?)が屑で愚図な奴で、愚図が愚図なりに考えた計画が色々と悪化していくが、期待するほどのサプライズもなく淡々と終了してしまってあっけない。最終的に全てを失ったみじめな家庭と子宝に恵まれた温かい家庭の対比だけが印象的。タイトルのファーゴとは、犯罪が発生した町の名前。「傑作作品」のカテゴリーに騙されて借りてきたが、傑作の要素は殆どない。
◆ゼロ・ダーク・サーティ ★★★★★☆☆☆☆☆
2013年2月15日公開。CIAとSEALsが協力してウサマ・ビン・ラディンの息の根を止める話。CIA分析官の苦悩を描き、同僚の死を経てビンラディンの隠れ家に辿り着く姿を映像化しているが、157分と長くて「飽き」が来る。あとSEALsも他国領内で勝手に武装ヘリを飛ばして住民を射殺し、死体や証拠品をかっさらって逃亡とか・・・いくら相手がテロの首謀者とは言え無茶苦茶やってるよね。作品を通して「アメリカは絶対にテロには屈しない」と言う強い意志を感じるが、全体的に長くてダルいの減点材料。もう少し端折って作って欲しかった。ゼロ・ダーク・サーティとは、軍事用語で「午前0時30分」を意味するらしい。
「JUDGE」と「人狼ゲーム」は糞映画上等!な心構えで借りて来たんであまり文句は言えない。
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