◆第9地区 ★★★★★★★☆☆☆
2010年4月10日公開。エイリアンが地球に流れ着いて、20年間住みついた後にドンパチやって帰っていく話。民間企業が街中で軍事行為を行ったり、主人公が初めて見る宇宙船を操縦出来たりする点を気にしなければ非常にリアルに出来ている。ドキュメンタリー調の構成がSF設定を現実的なモノに見せてくれる点も良い。現実の世界でエイリアンと共存するならこんな形だろう・・・を生々しく映像化している点は評価する。どこかのサイトで「汚いE.T.」と評されていたが、これが一番的確な表現だと思う。
◆シティ・オブ・ゴッド ★★★★★★★★☆☆
2003年6月28日公開。リオデジャネイロの貧困街を舞台としたストリート・チルドレンの抗争を描き・・・銃でギャングの頂点に登りつめた男も、いずれは銃でその地位を失うという因果応報な話。ブラジル版スラムドッグ$ミリオネア。とにかく出てくる人間の殆どが薬物中毒で、実話が元となっている。少年に同年代の少年を射殺するように強要するシーンは痛々しい。
◆シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム ★★★☆☆☆☆☆☆☆
2012年3月10日公開。19世紀末のヨーロッパで、頻発する爆破事件にホームズが勝手に顔を突っ込んで真相を勝手に解決する話。ヨーロッパの街並みや風景は非常に美しく良く撮れているが、ストーリー展開が糞過ぎて話にならない。前作を観ていないのが原因かもしれないが、観る人が知らない設定が前提でどんどん話が進み、今、何が問題で何が起きているのかが全く見えない。またアクションシーンに力を入れ過ぎたのか、ホームズが力技で悪役をばったばったとなぎ倒して行く。期待していた推理モノとは縁遠く、映像の美しさ以外には観るべきところがない駄作。
◆ノーカントリー ★★★★☆☆☆☆☆☆
2008年3月15日。マフィアの麻薬取引現場で銃撃戦が起き、そこでうっかり拾った大金を持ち逃げした男がマフィアの刺客から追われる話。とにかく様々なモノの説明不足で、見ていて疑問に思う点が殆ど解決されないまま淡々と話が進んで気がついたら終わってた。と言うか、大金持って逃げる男が主人公だと思ってたら、あっさり殺されて驚いた。事件を遠巻きに眺めていた怠慢保安官(トミー・リー・ジョーンズ)が回想してるだけの糞映画で、これがアカデミー作品賞とか、この年に撮られた映画は3本しかないに違いない。
◆フロスト×ニクソン ★★★★★☆☆☆☆☆
2009年3月28日公開。ウォーターゲート事件で失脚したニクソン大統領と、イギリスの司会者フロストとのインタビューでの駆け引きを描いた作品。終始ニクソンペースで収録が進む中、あれだけタフだったニクソンが、その程度の話題で崩れてしまうのが拍子抜けした。また、フロストのインタビューにも新進気鋭さを感じない。これは字幕を通して司会者としての人物を評価しているからか、英語で聞いて英語で理解しないと面白さが理解出来ない作品なのかもしれない。実際にあった話を元にしているそうだが、ニクソンの「大統領のやることは~犯罪にはならない」的な発言って、本当にあったのだろうか?題材に期待していた分、肩透かし感があったのが残念。
◆のぼうの城 ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年11月2日公開。秀吉配下の石田三成2万の軍勢に攻められた成田長親が、忍城(おしじょう)に籠って500人の侍で防衛する話。とかく石田三成を無脳に描きたいのか、その扱いが酷い。配役にあえて賢くなさそうな上地雄輔を起用するとか、悪意が感じられる。ただ若き日のメル・ギブソン似の佐藤浩市と山口智充は良かった。三成が水攻めに取りかかって決行するまでの様子はもっとリアルに描いて欲かった。娯楽映画としては及第点だが、映画館で1800円払ってまで観る価値があるかどうか。
2010年4月10日公開。エイリアンが地球に流れ着いて、20年間住みついた後にドンパチやって帰っていく話。民間企業が街中で軍事行為を行ったり、主人公が初めて見る宇宙船を操縦出来たりする点を気にしなければ非常にリアルに出来ている。ドキュメンタリー調の構成がSF設定を現実的なモノに見せてくれる点も良い。現実の世界でエイリアンと共存するならこんな形だろう・・・を生々しく映像化している点は評価する。どこかのサイトで「汚いE.T.」と評されていたが、これが一番的確な表現だと思う。
◆シティ・オブ・ゴッド ★★★★★★★★☆☆
2003年6月28日公開。リオデジャネイロの貧困街を舞台としたストリート・チルドレンの抗争を描き・・・銃でギャングの頂点に登りつめた男も、いずれは銃でその地位を失うという因果応報な話。ブラジル版スラムドッグ$ミリオネア。とにかく出てくる人間の殆どが薬物中毒で、実話が元となっている。少年に同年代の少年を射殺するように強要するシーンは痛々しい。
◆シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム ★★★☆☆☆☆☆☆☆
2012年3月10日公開。19世紀末のヨーロッパで、頻発する爆破事件にホームズが勝手に顔を突っ込んで真相を勝手に解決する話。ヨーロッパの街並みや風景は非常に美しく良く撮れているが、ストーリー展開が糞過ぎて話にならない。前作を観ていないのが原因かもしれないが、観る人が知らない設定が前提でどんどん話が進み、今、何が問題で何が起きているのかが全く見えない。またアクションシーンに力を入れ過ぎたのか、ホームズが力技で悪役をばったばったとなぎ倒して行く。期待していた推理モノとは縁遠く、映像の美しさ以外には観るべきところがない駄作。
◆ノーカントリー ★★★★☆☆☆☆☆☆
2008年3月15日。マフィアの麻薬取引現場で銃撃戦が起き、そこでうっかり拾った大金を持ち逃げした男がマフィアの刺客から追われる話。とにかく様々なモノの説明不足で、見ていて疑問に思う点が殆ど解決されないまま淡々と話が進んで気がついたら終わってた。と言うか、大金持って逃げる男が主人公だと思ってたら、あっさり殺されて驚いた。事件を遠巻きに眺めていた怠慢保安官(トミー・リー・ジョーンズ)が回想してるだけの糞映画で、これがアカデミー作品賞とか、この年に撮られた映画は3本しかないに違いない。
◆フロスト×ニクソン ★★★★★☆☆☆☆☆
2009年3月28日公開。ウォーターゲート事件で失脚したニクソン大統領と、イギリスの司会者フロストとのインタビューでの駆け引きを描いた作品。終始ニクソンペースで収録が進む中、あれだけタフだったニクソンが、その程度の話題で崩れてしまうのが拍子抜けした。また、フロストのインタビューにも新進気鋭さを感じない。これは字幕を通して司会者としての人物を評価しているからか、英語で聞いて英語で理解しないと面白さが理解出来ない作品なのかもしれない。実際にあった話を元にしているそうだが、ニクソンの「大統領のやることは~犯罪にはならない」的な発言って、本当にあったのだろうか?題材に期待していた分、肩透かし感があったのが残念。
◆のぼうの城 ★★★★★☆☆☆☆☆
2012年11月2日公開。秀吉配下の石田三成2万の軍勢に攻められた成田長親が、忍城(おしじょう)に籠って500人の侍で防衛する話。とかく石田三成を無脳に描きたいのか、その扱いが酷い。配役にあえて賢くなさそうな上地雄輔を起用するとか、悪意が感じられる。ただ若き日のメル・ギブソン似の佐藤浩市と山口智充は良かった。三成が水攻めに取りかかって決行するまでの様子はもっとリアルに描いて欲かった。娯楽映画としては及第点だが、映画館で1800円払ってまで観る価値があるかどうか。
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