GPTの決勝ドラフト。上家にけいたろ坊ちゃん(スリヴァー大好きっ子)。

初手が《トゲ尾の仔ドレイク》《補強》《ヴェク追われの侵入者》《紡績スリヴァー》の最弱ソートで、レアもアンコも紫も見るべきものは特にないと言ういつもの悲しいパック。日選でもワールドでもこのソートばかり開けやがって、いい加減勘弁して欲しい。で、普通の人は《トゲ尾の仔ドレイク》か《補強》を取るらしいんだけど、この局面に陥ったら鉄の意志で《紡績スリヴァー》を取ると決めているので、特に悩むことはない。続く二手目に個人的に高評価で、且つ、ストームへの渡りも打てる《石炭焚き》をピックする。三手目、四手目は素直に選択肢の中で最も優秀な《暴行+殴打》《コカトリス》をピックするも、この時点で上か上々が《暗影の蜘蛛》《裂け目の稲妻》《稲妻の斧》を捕獲している気配を察知。場合によっては赤を切るか三色目に落とすことを前提に第三の色を模索していると、七手目の《熟慮》から青参入。これまでに流しているのは水準以上のパーツは、《トゲ尾の仔ドレイク》と《応じ返し》《永劫での歩み》等。PLCで《模る寄生》を自力で開けるか、2〜3手目以内に確保出来るようであればそのまま青緑(か、タッチ赤)へと走りたい。そのためにも《明日への探索》か《広漠なる変幻地》のどちらかは確保しておきたいと考えていたところに、都合よく二枚とも取れたのは運が良かった。続くPLC。レアとかアンコとかは特に期待せず、ただただ祈るは《寄生》のみ。で、幸運にも開封パックとアンコ抜けの二手目に《寄生》を確保することが成就し、あとはクリーチャー優先ピック。唯一悩んだのは十数手目に《夢次元の芸術家》と《アナの戦闘魔道士》の二択を迫られた点。結局、カードパワーより2マナ域強化と言うことを優先して《芸術家》を捕獲するが、ここは賛否が分かれそう。最後にFUT。基本的に優秀な生物を優先する。6手目前後だと記憶しているが、それなりに遅い順目に《神話送り》を拾うことが出来たのは非常に運がよかった。またピックに負担をかけることなく《秋の際》も確保できたので、火力は積極的にタッチしたいと思う。で、出来たのが以下のデッキ。PLC三手目までに恵まれた感じがありますね。

■ドラフトデッキ(TSP+PLC+FUT)
【Sideboard】
1 Dreamscape Artist/夢次元の芸術家 ←PLC 10手目
1 Spinneret Sliver/紡績スリヴァー ←TSP 初手
1 Thornweald Archer/ソーンウィールドの射手 ←FUT 7手目
1 Giant Dustwasp/巨大埃バチ ←PLC 3手目
1 Riptide Pilferer/激浪のこそ泥
1 Unblinking Bleb/またたかぬ水疱
2 Shaper Parasite/模る寄生 ←PLC 初手/2手目
2 Citanul Woodreaders/シタヌールの樹木読み ←PLC 4手目/6手目
2 Kavu Primarch/カヴーの上等王 ←FUT 3手目/5手目
1 Centaur Omenreader/ケンタウルスの前兆読み ←FUT 初手
2 Primal Plasma/原初のプラズマ ←PLC 5手目/7手目
1 Cockatrice/コカトリス ←TSP 4手目
1 Strength in Numbers/数の力 ←TSP 5手目
1 Assault+Battery/暴行+殴打 ←TSP 3手目
1 Ghostfire/幽霊火 ←FUT 2手目
1 Spin into Myth/神話送り ←FUT 6手目
1 Foresee/予感 ←FUT 4手目
1 Edge of Autumn/秋の際
1 Search for Tomorrow/明日への探索 ←TSP 6手目
1 Terramorphic Expanse/広漠なる変幻地 ←TSP 8手目
8 Forest/森
7 Island/島
1 Mountain/山

【Sideboard】
1 Think Twice/熟慮 ←TSP 7手目
1 Whispers of the Muse/ミューズの囁き
2 Healing Leaves/治癒の葉
1 Bewilder/戸惑い
1 Utopia Vow/ユートピアの誓約 ←PLC 8手目
1 Leaden Fists/重い拳
1 Auramancer’s Guise/オーラ術師の装い
1 Coal Stoker/石炭焚き ←TSP 2手目
1 Blind Phantasm/盲目の幻
1 Chronatog Totem/時エイトグのトーテム像
1 Tolaria West/トレイリア西部
1 Saltcrusted Steppe/塩汚れのステップ

■準々決勝:青黒@対面
一本目、《予感》を含む土地多目な7枚をキープするも、延々と土地を引き続ける。更に4枚の土地を《予感》で底に送るもドロー2枚が(やっぱり)土地なのはうすうす感づいていた通り。で、《模る寄生》が表返って頑張るも、《グールの大群》と《マナを間引くもの》に捻じ込まれて敗北。二本目、《明日への探索》経由の3T目《ケンタウルスの前兆読み》を筆頭に、3/3の群れを展開して押し切る。三本目、消耗戦の末に対戦相手が《哀愁》のコストを支払い忘れ、《巨大埃バチ》が戦線に返り咲いて殴り勝つ。カード名が《哀愁》なのは感慨深いものがある。→×○○

■準決勝:赤緑@ひらぽんさん
一本目、《乱打スリヴァー》を《コカトリス》で相打ち、《刃の翼タロックス》は《ソーンウィールドの射手》で止める。《ボールドウィアの威嚇者》は虎の子の《神話送り》でライブラリー底に葬り、その間に3/3の群れを連打して殴り切る。二本目、互いに2T目に待機した《巨大埃バチ》が相打ちそうになるも、《寄生》でタフネスを+2して生き残る。その後対戦相手の土地ゾーンに陥る間に3/3を連打して展開勝ち。→○○

■決勝:赤緑@井出君
一本目、対戦相手の土地が3枚ストップする間に、《ケンタウルスの前兆読み》経由の《カヴーの上等王》が7/7で登場して押し切る。二本目、こちらの《巨大埃バチ》が《稲妻の謎》死して、公開されたのが《弧状の刃》。で、相手の場には《マイアー・ボア》がいるものの、敢えて残されたマナは《森》ではなく《山》一枚。何と分かりやすい《粗暴な力》待ち状況。で、ここで痛恨のプレイミス。素直に《カヴーの上等王》と《模る寄生》でアタックに行き、ブロック後の《粗暴な力》にスタックして《神話送り》を叩き込めば相手の場から生物が消え去って、且つ、後続のトップデックチャンスも封じるという実質的な1:3交換が可能な局面であるにも係わらず、《弧状の刃》を底に葬れることばかりに目が行って・・・戦闘前に《神話送り》をプレイしてしまいました(涙目)。しかしこちらの圧倒的優位は覆らないと思いきや、相手の《シタヌールの樹木読み》から次第に手札と場を回復されて、結局、《粗暴な力》分のアドバンテージが盤面の戦力差に繋がって展開負け。「好事魔多し」とは良く言ったものだ。三本目、《マイアー・ボア》を並べられるも、《寄生》で一体づつ葬って3/3の群れで押し切る。サイドインした《治癒の葉》が、質の高い赤緑デッキには良く効いた。→○×○

と言うわけで北九州の3byeを頂きました。トライアルだけは良く走る馬です。

■今日のMVP
《Shaper Parasite/模る寄生》 (1)(青)(青)
クリーチャー ― イリュージョン(Illusion) Planar Chaos Common
変異(2)(青)(あなたはこのカードを、(3)を支払うことで2/2クリーチャーとして裏向きにプレイしてもよい。その変異コストを支払うことで、それをいつでも表向きにしてよい。)
模る寄生が表向きになったとき、クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+2/-2か-2/+2の修整を受ける。
2/3
こいつだけはガチ。

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