極道の妻たち・死んでもらいます

昨日は早く寝ればいいのに、23時から借りてきた極妻を観ることに。

◆極道の妻たち・死んでもらいます　★★★★☆☆☆☆☆☆
6年前の作品で、高島礼子に変わっての第一作目。ストーリーは「跡目争い→姐さんの旦那が殺られる→報復」という、これまでの極妻シリーズにありがちな内容。んで、途中で高島礼子の組が罠にハメられるんだけど、ここの展開が茶番。設定ではその悪役は、非常にズル賢いという役柄。とかく頭がキレる設定だ。この悪役と高島礼子（の部下）が10億の不動産物件を取引するシーンがある。売り手が悪役の方ね。んで、この悪役が巧妙なワナを仕組んで、高島礼子の組に多額の借金を背負わせるという流れになる。さぁ、そしてその頭がキレるという触れ込みの悪役が仕組んだワナとは.....。「人里離れた工事現場で現金の引渡しを要求し、たった二人でやってきた高島礼子の部下を暴漢に襲わせ、力ずくで現金の入ったジュラルミンケースを奪い取る」といった内容。何これ？しかもこの茶番が全面対決の引き金だよ？こんな茶番の過程で射殺されたその部下が哀れでならん。また茶番といえば最後の報復シーンもかなり茶番。その悪役のいるビルに女二人で乗り込んで、真っ向勝負の銃撃戦で討ち取るって終わり方。これまでの極妻にも同様の終わり方のモノがいくつかあったけど、今回のは特に酷い。ビルの入り口からいきなり銃撃戦で、しかも単発式の拳銃一丁が唯一の武器。これで武装したヤクザ（もちろん男）をピンポイントに射殺して前へ進んでいく。ヤクザはどんどん沸いて出てくるってのに、一人当たり銃弾一発で効率良く仕留められていく。そしてとうとう最上階まで上りつめ、例の悪役を見つけて退治して終了。ホントにこれで終わり。最初の一時間はそれなりに面白かっただけに、中盤以降のグダグダがもったいない。見所は懐かしの水谷ケイがワイングラスでパイズリするシーンくらい。お金払ってまで見る価値はない。
http://www.sun135.ne.jp/nitto/reikonogokuzuma2.htm

やっぱり早く寝るべきだった。