《Knight of Sorrows/悲しみの騎士》
先日のドラフトの際に以下の局面に遭遇したんだけど、正しい挙動が分かる人がいれば教えてください。

【相手の場】
3/3の《悲しみの騎士》

【こちらの場】
4/4の《成長室の守護者》
4/4の《激情のエイリンクス》

【局面と問題】
《成長室の守護者》と《激情のエイリンクス》が2体で攻撃し、ライフが残り少ない対戦相手は《悲しみの騎士》1体で2体の攻撃クリーチャーをブロックした。互いに呪文や能力起動などの介入はない。ここで《激情のエイリンクス》はトランプルを持っているが、最大で何点のトランプルダメージを対戦相手に与えることが出来るだろうか?

《悲しみの騎士》は《成長室の守護者》から致死ダメージを受けるので、《激情のエイリンクス》は4点分を丸々とトランプルダメージとして貫通するとも考えられる。一方、《守護者》と《エイリンクス》が《悲しみの騎士》にダメージを与えるタイミングは同じなので、トランプルは1点しか貫通しないとも考えられる。

実際の局面では圧倒的に自分有利な場だったので、最も自分に不利になるように解決した(1点分だけトランプル)が、果たしてルール的に正しい解決は何なんだろうか。

《Knight of Sorrows/悲しみの騎士》 (4)(白)
クリーチャー ― 人間(Human)・騎士(Knight) RNA Common
各戦闘で、悲しみの騎士は追加で1体のクリーチャーをブロックできる。
死後1(このクリーチャーが死亡したとき、飛行を持つ白であり黒である1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを1体生成する。)
3/3
《Growth-Chamber Guardian/成長室の守護者》 (1)(緑)
クリーチャー ― エルフ(Elf)・カニ(Crab)・戦士(Warrior) RNA Rare
(2)(緑):順応2を行う。(このクリーチャーの上に+1/+1カウンターが置かれていないなら、これの上に+1/+1カウンターを2個置く。)
成長室の守護者の上に+1/+1カウンターが1個以上置かれるたび、あなたは「あなたのライブラリーから《成長室の守護者/Growth-Chamber Guardian》という名前のカード1枚を探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
2/2
《Frenzied Arynx/激情のエイリンクス》 (2)(赤)(緑)
クリーチャー ― 猫(Cat)・ビースト(Beast) RNA Common
暴動(このクリーチャーは+1/+1カウンター1個か速攻のうち、あなたが選んだ1つを持った状態で戦場に出る。)
トランプル
(4)(赤)(緑):ターン終了時まで、激情のエイリンクスは+3/+0の修整を受ける。
3/3

コメント

nophoto
通りすがる
2019年3月19日16:41

総合ルール702.19bを読んで、どうぞ。

けんけん
2019年3月19日16:59

これか。

702.19b トランプルを持つ攻撃クリーチャーのコントローラーは、ダメージをまずそれをブロックしたクリーチャー(群)に割り振る。それらのブロック・クリーチャーすべてに致死ダメージが割り振られた場合、攻撃クリーチャーのコントローラーは、残りのダメージを、ブロック・クリーチャーと防御プレイヤーまたは攻撃しているプレインズウォーカーに選んで割り振る。致死ダメージを割り振られたかどうかのチェック時には、そのクリーチャーが負っているダメージや同時に与えられる他のクリーチャーからのダメージも考慮に入れるが、実際に与えられるダメージの量を変化させ得る能力や効果は考慮に入れない。コントローラーはそれらのブロック・クリーチャーすべてに致死ダメージを割り振る必要はないが、その場合には防御プレイヤーやプレインズウォーカーにはダメージを割り振ることはできない。

例:クリーチャーを追加で1体ブロックできる2/2クリーチャーが、1/1で能力を持たないクリーチャーと、3/3でトランプルを持ったクリーチャーとをブロックしたとする。攻撃 プレイヤーは、第1の攻撃クリーチャーからの1点のダメージと第2の攻撃クリーチャーからの1点のダメージをブロック・クリーチャーに、そしてトランプルを持つクリーチャーからの2点のダメージを防御プレイヤーに、それぞれ割り振ることができる。

例に同じ案件が書いてあった。今回の例では《激情のエイリンクス》のダメージは4点分全部トランプルで突き抜ける。