最近観た映画

2014年11月11日 映画
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◆転々 ★★★★★☆☆☆☆☆
2007年11月10日公開。80万円の借金を抱えた貧乏学生が、借金取りと一緒に東京中を転々と散歩して回ることを条件に借金をチャラにして貰う話。散歩に付き合わされる理由にもさほど違和感はなく、二人旅のほのぼのさもそれなりに楽しめる。ただそれ以上でもなくそれ以下でもなく、基本的に中身のないゆるい映画。例の写真を見て自分の危惧していた相手ではなくて、声にならない安堵の声を漏らすシーンは面白かった。あと、吉高由里子は、終始、福田彩乃がモノマネする吉高由里子ぽかった。

◆アメリカン・ビューティー ★★★★★★☆☆☆☆
2000年4月29日公開。一見幸せそうに見える家族にアメリカの社会問題を集約した話。ロリコン、不倫、整形、マリファナ、ゲイ、拳銃など、登場人物にまともな奴はおらんやないか。しかし何よりアメリカの抱える社会問題は、薬物だと再認識出来る作品。あと、アネット・ベニングは老けても美人だと思う。

◆ヘラクレス ★★★★☆☆☆☆☆☆
2014年10月24日公開。ゼウスと人間との間に生まれたと噂される英雄ヘラクレスが、トラキア国を反乱軍から守る過程で真相を知って無双する話。公開日の週末に劇場で3D吹替版を観てきたけど、映像の迫力を堪能する以外に物語の魅力は殆どない。ギリシャ・ローマ時代の世界観が好きな人向けで、一番3Dさを実感できるのは実は最後のエンドロールだった。初めて3D映画を体験したけど、通常の眼鏡の上から3D眼鏡をかけるのが重くて映画に集中出来んし凄く目が疲れた。あと、MtG的には主人公がすごくティムール(写真中央)。

◆ダ・ヴィンチ・コード ★★★★☆☆☆☆☆☆
2006年5月20日公開。ルーブル美術館の館長殺害とそのダイイングメッセージに始まり、館長の孫と容疑者が警察の追跡から逃げ、聖杯の謎を追う話。難解な謎解きや歴史秘話を紐解く話と思いきや、何だこのいい加減で適当な結末は。冒頭で「まさかこんなオチじゃねーだろうな」と思いながら眠たい展開を我慢していたら、本当にそのオチで驚いた。しかもこのオチじゃキリスト教の本場では問題になってるんだろうな、と思って鑑賞後に調べたら、本当に訴訟問題になっていて納得。セキルバーグの都市伝説話を金かけて映像にした様な映画で、パリとロンドンの街並みが美しい以外に観るべきところはない。

◆天使と悪魔 ★★★★★☆☆☆☆☆
2009年5月15日公開。バチカン市国から協力要請を受けた学者が、4人の枢機卿を人質に取った秘密結社イルミナティの正体を暴く話。ダ・ヴィンチ・コードの続編で、眠たい謎解きがダラダラと続く展開も前作から成長が見られない。また「反物質爆弾」と言う都合のよい設定がサスペンスとしても全然駄目で、オチは前作よりナンボかマシだが、それでももう少しシナリオを練って欲しかった。結局、宗教色が強いが基本的に爆弾テロの映画で終わってしまい、バチカンの街並みが美しい以外に観るべきところはない点でも前作と大差ない。

◆やさしい嘘と贈り物 ★★★★★★★★☆☆
2010年3月27日公開。独り身の孤独な老人が隣に越してきた女性と恋に落ちる話。独身男性が歳を取ることの辛さや、年老いても恋愛することの素晴らしさを描いただけの眠たい話かと思いきや、最後に泣けるオチが待っていた。これって作り方をちょっと変えるだけでサスペンスにもなるよね?また、ロバートが自分に送ったクリスマスプレゼントの中身に切なくなり、歳を取ることの残酷さを感じる。邦題はオリジナルのタイトルとはちょっと異なるけど、オリジナルの奴はタイトルがオチを暗示しているので「やさしい嘘と贈り物」の方が良いと思う。短くすっきりとまとまった良作。


当時、ダ・ヴィンチ・コードを映画館で観てきた知り合いに感想を聞いたら「糞つまんないから観ない方が良いよ。」と言われたのを思い出した。

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