ニオイとか

2005年6月30日
今日、会社でエレベーターに乗ろうとしたら、ちょうど乗っていた人が出てくるところだった。見た目がちょっと小太りな社外の人で、すれ違う時に「うっ」と感じるほどキツい体臭の人だった。「何これ、腋臭?」と思いながらエレベーターに乗ると、中はさらにニオイがキツい。しかも空気が生暖かく、臭いが充満して吐きそうになる。んで、目的の階のボタンを押して閉ボタンも連打。すると次の階で止まってしまう。誰かが乗り込むらしい。扉が開くとそこには女性社員が待っており、目があったため軽く会釈をする。そしてその女性が乗り込むや否や、この異臭に気がついたようだ。そして彼女も目的の階を押し、こちらに背を向けるように振り返る。その時あからさまに息を止めるような仕草で、もう一度上目遣いに俺を見返すのが分かった。え、俺を疑ってるのか?この悪臭は俺のせいだとでも言いたいのか?ちょっと待ってくれ。この臭いは明らかにデブの臭いだろ?俺みたいに痩せた人間が発するニオイじゃねぇ。第一、俺だって吐きそうなんだ、ある意味俺も被害者だぞ。加害者を見るような目で俺を見るなよ。っと、小心者な思考の間に数秒が経過すると、彼女の目的の階についたらしい。扉が開くと同時に、彼女は逃げるようにエレベーターを後にした。扉が閉まる直前に彼女がハンカチを口に当てていたのが確認出来たが、どうやら俺は社内でも臭い人と思われ続けるらしい。なんだよ、それ。暗い夜道で前を歩く女性が、いきなり走って逃げ出した様な気分だ。んで、最初に乗っていたあのデブをどうにかしたいんですけど、何罪で告訴すれば勝てるでしょうかね?少なくともボクの名誉は、少しだけ侵害されています。

そのまま彼女を追いかけて、「臭いのはボクじゃないですから!」と叫んで、意外なトコロからラブストーリーが始まったり・・・・・・しませんね。腋臭は犯罪だと思います、はい。

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